時間の波に覆われても、静かに輝く旅の記憶(後編)
あなたの次の旅が、
もっと鮮やかに輝きますように...。
思いがけない出会いと、
ふとした瞬間に心が解き放たれた、
忘れられない旅の後編です!
前編はこちら ▼
偶然の出会いと夢見心地のハワイアンタイム
旅先では、思わぬところから、
幸運が舞い込むこともあります。
ヤシの木が並ぶ、緑いっぱいの、
ワイキキ・ビーチ・ウォークを
のんびりと歩いていた時のこと。
突然、「こんにちは!」って
声をかけられたんです。
「...日本人?」
振り返ると、アロハシャツにサングラス姿の
女性が微笑んで立っていました。

「...ちょっとあやしいかも...。」
そんなこちらの戸惑いを察したのか、
彼女はとても丁寧に話しかけます。
カジュアルながらも、
きちんとした礼節を漂わせていました。
もしお時間があれば、
少しお話しさせていただけませんか?
私たちは”ウィンダム”といいます。
旅行で来ている方に、
自社のサービスを紹介してるそうなんです。
こんな場所で日本の人と出会うのも何かの縁だし、
その日は丸1日、お土産を買う予定だけで、
時間はたっぷりありました。
「...まぁいっか...。」
と、彼女の案内でオフィスへ
お邪魔することにしたんです。

オフィスはリゾート感たっぷりで清潔そのもの!
まるでラウンジのようなお部屋で、
ドリンクをいただきながら、
サービス紹介の動画を
ゆったりと見せてもらいました。
観光地ならではの、
少し変わった体験ができたなぁと思って、
帰ろうとした時です。
私たちは、
"お客様に頂いた時間をお返しすること" が、
当たり前なんです。
と、レストランの高額ギフト券を
プレゼントされるという
サプライズが待っていました!
な、なんということでしょう!!
宿泊先ホテルのレストランも
すごく良かったんですが、
このギフト券のおかげで、
さらに思いがけない贅沢ができちゃいまして。
ワイキキ・ビーチ・ウォークにある
高級ホテル、アウトリガーの
レストラン、デュークス・ワイキキで、
豪華なビュッフェをありがたく、
堪能させてもらうことができたんです!

食後はそのまま砂浜に出て、
海沿いをゆっくり散歩しながら歩いて帰って...。
まったく予想外のこの展開に、
なかば夢見心地の1日になったのでした...。

国境を越えて響き続ける、温かいメロディ
旅も終盤になると、
同じ時間を過ごしてきた人たちとの間に、
ちょっと不思議な連帯感が生まれます。
スター・オブ・ホノルル号での
クルーズでのできごとです。
ハワイの海風が吹き抜ける船内は、
シックで落ち着いた空間。
プライベート感のある予約席には、
食事が用意されていて、
みんな食事を楽しんだり、
デッキで景色を眺めたり、
自由に思い思いの時間を過ごしていました。

食後にはサックスやピアノ、
ボーカルの生演奏が始まって、
いよいよお客さんも参加する
(...というか、参加しなきゃいけない...。)
ポリネシアン・ダンスショーの時間に。
ここで、なんとも偶然な出来事が!
実は、この旅の間、ずっと同じコースで、
つかず離れず、ご一緒していた、
1組のカップルがいらっしゃいました。
たぶんあちらも、
「...いつも同じ顔がいる」って、
思われていたことでしょう...。
でも、それぞれの時間を楽しんでいて、
言葉を交わすことはありませんでした。
それが、まさかのこのタイミングで、
「ダンスペアを組んでください」
って言われてしまったんです!

お互いに照れ笑い!
外国人のお客さんもたくさんいる中で、
おっかなびっくり、
遠慮がちにやり取りしながら、
なんとか無事(無難に)
セッションを乗り切ったのでした。
同じ日本から来た者同士、
心が通い合う、和やかな瞬間でした。

旅の最終日には、音楽のサプライズも!
泊まっていたホテルの人気ショー、
「ナーレイ・アロハ(Nā Lei Aloha)」でのこと。
美しいワイキキビーチのサンセットを背景に、
ショーを楽しめる時間です。

そこで、生演奏をしていた
ハワイのミュージシャンから、
温かい贈り物が!
なんと即興で、
福山雅治さんの「桜坂」を演奏してくれたんです!
ウクレレの軽やかな音色に乗せた、
故郷の美しいメロディ。
国境を越えた粋な計らいは、
旅から戻った今でも、
私の心の奥でやさしく、
そして確かに、響き続けています。

潮風が優しく包む、今も輝く特別な1ページ
楽しい旅には、どうしても終わりがやってきます。
でも、最後の一瞬まで、
ハワイはやさしく包み込んでくれました。
最終日の前夜に、当時のレストラン、
ジャペンゴ(Japengo)で食べた、
ワイアルア・チョコレートケーキ。
小麦粉がまったく使われていない
チョコレートケーキです。
圧倒的な濃厚さと深いコク...。
一口ごとに深く広がるビターな香りが、
上質なひと時を感じさせてくれました。
こちらも閉店となってしまい、
今は思い出の中だけに残ります...。

そして滞在中、何度もお世話になったのが、
ショア(Shor)というレストラン。
ここはダイヤモンドヘッドタワーの3階という、
ちょうどいい高さにあるので、
カラカウア通り越しに、ワイキキビーチの
パノラマが目の前に広がります。
小鳥たちもテラスに遊びに来るくらい、
のどかで開放的な雰囲気。
心地よい潮風を感じながら、ただ波の音に
じっと耳を傾ける豊かな時間が流れていました。

日常から遠く離れたこの場所が、
教えてくれたやわらかな余韻。
偶然のダンスセッションや、
散歩で出会ったサプライズ。
そのひとつひとつが
決して色あせることはありません。
「また帰ってくるね。」
静かな波音にそっと約束をして、
碧く澄んだ空を、後にしました。


トランクのジップを閉めた瞬間から、
あなたの旅は、もう始まっています。
見知らぬ街の風の匂いや、ふと耳にする音色。
日常を少し離れたその先には、
数えきれないほどの小さな奇跡が、
あなたを今か今かと、待っています。
どうぞ、心を全開にして、
その瞬間を楽しんでください。
時には道に迷ったり、予定外の出来事に
出くわすこともあるかもしれません。
そんな時こそ、ふふっ。と笑って空を見上げる
心の余裕が、思いがけない最高の出会いや、
忘れられない景色を運んできてくれるはずです。

ここまで読んでいただいて、
本当にありがとうございました。
写真の数々は、それぞれが、
この旅のガイド情報にリンクしています。
なにかの参考にしてもらえると、
とても嬉しいです。
あなたの次の旅が、
いつまでも色褪せない、
輝く旅になりますように。
どうかお気をつけて。
新しいあなたに出会う世界へ、
いってらっしゃいませ!
