私が小説を書くときにやっていること
大橋ちよさまから、テーマをお借りしました!
私の場合小説に関しては、
自分が楽しく書く
以外は、あまり深いことは考えてなかったりします。
大まかなあらすじはあるけど、詳細なプロットもありません。
頭に浮かんだシーンを書きたくて、始めることが多いかな。
例えば、
「双子の弟と入れ替わって護衛騎士になった私が、なぜか王太子殿下の初恋を奪ってしまった!」
の場合は、
「双子が入れ替わって活躍する話を、ファンタジーに落とし込んだらおもしろそう」
から始まりました。
ふんわりしたコンセプト
ということは、私が小説を書くにあたってすることは、
1.コンセプトを決める
ですね。
そして、そのコンセプトに合ったキャラが生まれます。
2.キャラ設定をする
とりかえばやな双子なら正反対のキャラ、性別は逆。
・シャルロッテ
おてんばで剣の使い手の双子の姉。
でも力は男子に敵わないから、素早さと手数、それから知恵で立ち向かう。
無謀な正義感ではなく、強さに裏打ちされた勇気を持つ少女。
・アルフレート
魔法の使えない病弱な双子の弟。ただし自分の立場を悲観するのではなく、ベッドの上でも自分のできること……読書で知識を増やしたり、刺繍やレース編みなどの技術を学ぶことで貪欲に生きてきた。優しさも持ち合わせた、合理的な考え方をする。
あとはなんとなく頭の中にある起承転結に、キャラを放り込みます。
というわけで、次は、
3.簡単な世界観(舞台)とあらすじを考える
双子の話は、昔のドイツに似た国、アデスグランド王国、という国が舞台です。
魔法は基本的に貴族のみが使え、魔道具なども流通している国です。
この国には公爵家が二つあり、そのひとつラインフェルデン公爵家が双子の家になります。
起
双子が入れ替わりを決意し、王宮に行くまで
承
王宮での仲間たちと王太子との出会い
承2
深まる友情と初恋
転
見えてくる入れ替わりの破綻
結
ハッピーエンドに向けて
で成り立っています。
ここにキャラたちを入れると、あとは彼らが彼ららしいエピソードを取捨選択して、この世界で生きていってくれます。
4.キャラが活きるエピソードを探す
これは「キャラ立ち」に通じること、なのかなって思ってること。
といっても、BLや少女漫画以外はわからないし、綿密にいえば小説も少し違うかもだけど……
私は以前「キャラが立ってない」と言われることが少なくなくて。
その度に、キャラが立つ、ってなんだろう、って悩んだりしました。
キャラ立ち、って曖昧な言葉ですが、これって、
「個性が強い」
っていう意味ではない、んですよね。
ストーリーの中で、そのキャラらしく立ち回っているか
が近い気がします。
例えばとても正義感が強く、剣技も強い騎士が、令嬢が悪漢に絡まれている時どうするか。
逃げる選択肢はないと思うけど、ここで戦いに行かないと「そのキャラ」では無くなってしまう。
何かの事情で戦うことができない場合、一旦やり過ごそうとする、でもやっぱり正義感を曲げられず、止められているのを振り払っても、令嬢を助けに行く。
キャラがキャラらしく生きられるエピソードがあるから、「キャラが立つ」のだと思います。
そのキャラだからこそ成り立つエピソードも。
キャラだけでもエピソードだけでもダメなので、いつもキャラらしいエピソードが大事なんだな、って思うわけです。
そしてキャラ同士の関係性によって生まれるエピソードもあります。
私はこの化学反応が大好きなのですが、エピソードが成り立たない相性の悪いふたり、みたいなキャラたちもいるので、キャラ設定は慎重に行います。
ストーリーはそんなエピソードの積み重ねでできていて、重ねるとキャラにも話にも説得力が出ます。
また、このエピソードは話の核に向かっていると言うのも大切で。
例えば桃太郎なら、
・川から桃が流れてきたから
・おばあさんが拾って桃太郎が生まれたから
・吉備団子を受け取るから
・犬、猿、キジに出会うから
それらのエピソードは全て、
『〇〇するから、桃太郎が鬼退治ができる=話の核』
のエピソードになります。
でもぜんぶがそうだとつかれちゃうので、(一人称だと難しいかもですが)時々抜け感のある、一見必要のないように見えるエピソードを入れるのもいいかもしれません。
私の場合は、
『起承転結に合わせて、キャラらしいエピソードを重ねていく』
プロの小説家さんはどんなやり方をされてるかわからないけど、趣味の中編小説くらいまでならこの方法で作ったプロットでいけそうな気がする……けどどうかな?
小説ではガチガチに固めたくなく、のびのび楽しく書きたいので、キャラにお任せです。
上記のことはいつも頭の片隅においてあるので、無意識に実行してるとは思う。
王太子殿下とデート!にしても、友達の令嬢に想いを告げるエピソードにしても、きみたちがきみたちらしく好きにやりたまえ、といった感じに書いています。
そんな彼らの気持ちを追って、文章を書きます。
なので、ここでもう小説という形になっています。
5.推敲する
文章のリズム、誤字脱字チェックが終わったら、最近ではAIに感想を聞かせてもらっています。
私は小説はスマホで書いていて、Nolaさんというアプリを使っているのですが、書き手にあった担当のAI猫さんがいて感想を聞かせてくれます。(他の猫さんも選べます)
ノーマルモードでは全体の良かった部分、控えめに期待したい部分を教えてくれたりも。
Xにいるグロックに聞くこともあります。
「提案や、話の予測は無しで」といって聞いてたのですが、最近では推敲後の作品を勝手に出してくるので、聞くなら「推敲は無しで」も追加したほうがいいかも。
グロックにはモチベを上げてもらっています。
チャットGPTにも最近聞くようになったのですが、チャッピーは他のAIと違って、文章の癖を教えてくれました。
自分でも薄々感じてた足りないところ。
今、そこに向き合っているところです。
もちろん推敲もしてくれるけど、ずばり「この一文を入れたほうがいいよ」というより、考えさせるスタンス。
私はストーリーも自分で紡ぎたいし、文も自分の言葉で書きたい。
もちろん良くなるなら修正はする。
だから、
「この単語や一文をここに入れるのはどう?」
とか、簡単に答えを言われるのが苦手で、
「どういう理由があるから、ここを削って、代わりに入れる言葉を探してみよう」
みたいな、自分で考えて納得して言葉を考えるほうが合ってるのです。
もちろん変えたくない時は変えないけど!(聞くだけ聞いてる笑)
最近以前のグロックに似て芯がなくなってきたので、付き合い方を模索中笑?
誤字脱字を教えてもらうくらいがちょうどいいのかも。
AIのレビューは楽しいので好きです。
納得いかないことは薄目で眺めて、褒めてもらったら「ふふふ」ってなって。
AIの種類によって、自分に合う合わないはあるし、それ以前のひともいるかもですが、今のところ楽しいな、と思いながら触っています。
推敲後、翌日に読んで大丈夫そうなら完成です。
長くなっちゃったけど、以上が、
「私が小説を書くときにやっていること」
になります。
楽しそうだから書いてみたいな、と思ったテーマでしたが、頭の中を整理できた気がします。
素敵なテーマをありがとうございました!
小説との向き合い方は人それぞれ。
これからも楽しく書いていけたらいいな。
