ぼくの外から、ぼくを見てみる
前回は、作者と主人公の話を書きました。
主人公は物語の結末を知りません。
でも作者は、物語全体を見渡しています。
絵本の「ねこ」の世界では、ぼくはよくこんなことを考えます。
「たぬきの立場だったら、どう感じるだろう。」
「しかから見たら、この出来事はどう映るのだろう。」
相手の立場に立って考える。
視点を変えることです。
さらに、一歩離れて物語全体を見ることもあります。
登場人物だけではなく、物語全体の流れを眺める。
視野を広げることです。
そして最近、もう一つの見方があるのではないかと思いました。
それは、「作者の立場から見る」ということです。
主人公でもなく、登場人物でもない。
物語そのものを描いている存在から眺める。
つまり、視座を高くするということです。
もし人生も一つの物語だとしたら、ぼくたちは主人公です。
目の前の出来事に喜び、悩み、迷います。
でも、時には物語の外へ出て、「もしこの人生を見守っている誰かがいるとしたら、この出来事にはどんな意味があるのだろう」と想像してみる。
そうすると、今はつらい出来事も、一つの場面として見えてくるかもしれません。
もちろん、その「作者」が本当にいるのかは分かりません。
でも、視座を高くして自分の人生を俯瞰することで、「なぜこんなことが起きたのか」という問いが、「この出来事は何を伝えようとしているのだろう」という問いへ変わることがあります。
相手の立場に立つことは、優しさにつながります。
物語全体を見ることは、広い視野につながります。
そして、自分の人生を俯瞰してみることは、自分自身の使命や意味を考えるきっかけになるのかもしれません。
主人公として生きるだけではなく、ときどき物語の外へ出て、自分の人生を眺めてみる。
そんな時間も、人生には必要なのだと思います。
書いていて、以前書いた記事と関係があることに気づきました。
有料ですが、読んで頂けると嬉しいです🐈
