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XGは母子家庭の一人娘となった。

徳力さんのこの記事を読んだ。
XGはフジロックのパフォーマンスを見るに
プロデューサー不在のセルフプロデュースに重きを置いた第二章が始まったのではと書かれている。

私はもうXGのファンをやめた身だ。
プロデューサーの理念にとても共感して“推し”へのアクセルをベタ踏みした身なのでプロデューサー不在というのは私にとって“核”が無いようなもの。
当然、熱量は萎んでしまった。

そんな部外者である私にXGの第二章は


父不在の母子家庭の物語が始まった。


と感じた。

アイドルにまつわる家族的な関係性

アイドルの歴史を紐解くと
プロデューサーが父
ファンが母
アイドルが娘

という関係性で成り立っていった。

実際にXGは元プロデューサーのサイモン氏がXGメンバーの研究生時代から歌やパフォーマンスのみならず、
日々の振る舞いの指導やメンタルケアなども行っており、
寮生活だったメンバーの“父親”として振る舞っていた。
形式上のみならず関係値としても“父親”としての存在感が大きかった。

サイモン氏逮捕により母子家庭になったXG

2026年2月にサイモン氏が大麻コカインの使用で現行犯逮捕されたと報道があった。
以降XGには表立ったプロデューサーはいない。
実務を支えるスタッフはもちろん存在するだろう。
しかし、象徴的な存在としての父は不在となった。

つまり、XGは“父不在の母子家庭の娘”となり、
ALPHAZはシングルマザーとなった。

母子家庭になると自閉的で密着度の高い関係性になりがちだ。ましてや母と一人娘の関係は強固な自閉的な空間が作られる場合が多い。

ということは、
第二章はXGとALPHAZの関係性がより濃くなっていくことが伺える。
単純にサイン会やお見送り会などの接触イベントが増えるのではなく、
ALPHAZとXGの共依存性が増すのではないかと私は危惧している。

母×一人娘の母子家庭に起きうる悲劇

母性というと子どもに愛着が湧き、ケアをする動機をもたらす感情のように思われるが、
悪い側面も当然存在する。
子どものことは全て分かっているという勘違いの元、
「あなたのことを思って」と言って子どもをコントロールしようとしてしまう。

特に同性であれば尚更だ。
このコントロールというのは直接お願いをすること以外にも、「否定すること」「愛さないこと」も挙げられる。

例えば、XGの活動が自分の理想に外れたように思ったALPHAZがサイン会などで特定のメンバーが傷つくような振る舞いを行うことが当たるだろう。(こんなことする人がいないことを祈る)

これはファン自身の性別ではなく、構造としての母と娘を表している。
男性のファンや若いファンにおいても起こりうる話として見てほしい。
先ほどの例は性別関係なくやりかねないのが想像つくのではないだろうか。

“推し”という自他の境界を溶かす文化

“推し”とは自分にとっての理想の姿を投影した対象である。
文芸評論家の三宅香帆さんは「未来の理想の自画像」と表現していた。

ALPHAZであれば、来年二月に東京ドームと大阪ドームのライブが発表されたことは自分のことのように嬉しかったのではないだろうか。
これはXGを自己の理想に投影しているからだ。

逆に言えば、応援しているのになかなか結果を出せない時が危険だ。
XGは今までそういった局面に置かれたことはない。
常に成長している姿を見せてきた。だから今でも期待値は高いままだと思う。
そこで一時停滞した時に、ALPHAZに母性の悪い側面が出てくるのではないかと危惧する。

XGはALPHAZのために
ALPHAZはXGのために

一見親子愛的な感動ストーリーになる気もするが、
プロデューサーと言う父が長期的な視座を持って舵を取らない限り、閉鎖的で排他的なグループとなっていき、
当初の夢であったグラミー賞やスーパーボウルのハーフタイムショーから遠ざかる危険性がある。

ALPHAZに願うのはXGの自立を見守ること

大半のALPHAZは大丈夫かと思うが心配なのは熱狂的なファンだ。
熱狂的になるほど推しへの執着心は増す。
これまで使ったお金や時間を考えるとそう簡単に手放すことは難しい。
別の楽しみ(依存先)を見つけると言ったことも同様だ。
ではどうすれば良いか考えてみた。

【解決案】プロデューサー「チサ」君臨

中心にはチサ

私が見てみたいのは
最年長のチサをプロデューサーとして君臨させ、6人でXGのステージを作り出す光景だ。

ALPHAZならわかると思うが、サイモンさんと一番近いメンバーはチサではないかと思っている。
急に食事(チートデイ)に誘ったりするなどプライベートでも交流しており、サイモンさんを師匠のように慕っている様子が窺える。

また、ライブにおけるスタッフのみの打ち合わせにチサだけ顔を出したり、レコーディングの機材に触っている姿を見るかぎり、裏方の仕事についても積極的にコミットしていた。

そして何より、ALPHAZが一番納得するのではないだろうか。
最年長メンバーとして長年リーダージュリンチャンを支えてきたチサしか見えない視座もあるだろう。
それをプロデューサーという立場で発揮すれば開花するものがあるのではないかと思ったのだ。

チサ推しにとってはチサの歌とダンスやステージでの笑顔を見れないのは辛いかもしれないが、
私にはプロデューサー無しでアイドルを続けるのは構造的に難しいのではと感じてしまった。

XGは今も難しい時期を過ごしているだろう。
ファンを辞めた身ではあるが、やはりXGが悲しい思いをするのは見たくない。
母子家庭でも全く問題なく私の心配が杞憂で終わることを願うばかりだ。

薔薇に願いを込めるジュリア(めちゃかわいい)

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