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【大学生ピースフォーラム】関西フィールドワークレポート 後編

こんにちは!インターン生の深見です。
前回に続き、関西フィールドワークレポート後編をお送りします。

前編を読まれてない方はこちらから是非お読みください👇


2日目:大阪の鶴橋,生野周辺を歩きながら朝鮮との繋がりを知るフィールドワーク・参加者同士で振り返り

2日目ではまず初めに、鶴橋駅付近や国際商店街、コリアンタウンを歩きながらフィールドワークしました。そして、天王寺にある統国寺に訪ね、最後に参加者全員で振り返りを行いました。

〇国際商店街・大阪コリアタウン

鶴橋・生野には、朝鮮の人々が暮らし始めた歴史があり、街を歩くと朝鮮との繋がりを感じることができます。

例えば、国際商店街ではブティック文化が根付いているため、衣服店が多かったり、大阪コリアタウンでは、トルハルバンという済州島を象徴する守護神の石像があります。

トルハルバン

以前私がプライベートで鶴橋付近に訪れた際は、街がこのような形で朝鮮との繋がりがあったとは気づきませんでした。普段は歴史の繋がりを考えずに歩いている街が、済州島や在日朝鮮人との繋がりを感じられるフィールドワークで、とても学びになりました。

特に私が印象的だったのは、平野川付け替え工事です。平野川は1922~23年頃に、洪水防止等を理由に付け替え工事が行われました。
丁度その頃、済州島と大阪を結ぶ定期航路「君が代丸」で済州島から多く朝鮮人が渡ってきました。

今の平野川

また、釜山から朝鮮人労働者とその家族が渡日し、平野川付け替え工事で朝鮮人が強制労働させられます。労働環境は劣悪でした。土地や生産手段が奪われ、言語や習慣が日本へ同化される中での移住となりました。
現在の平野川を見ると綺麗に付け替え工事がされたのが分かり、多くの朝鮮人が過酷な強制労働させられたのだなと心苦しくなりました。

〇大阪コリアタウン歴史資料館

次に大阪コリアタウン歴史資料館に訪れました。ここは大阪コリアタウンの歴史を展示しています。

大阪コリアン歴史資料館

文字ばかりではなく、写真も沢山展示していてとても見やすいので、皆さんも鶴橋に来られた際は食べ歩きや観光だけでなく、是非この歴史資料館に訪れて欲しいです!

〇御幸森天神宮

また、御幸森天神宮にも訪ねました。御幸森天神宮は、仁徳天皇がまつられている神社です。神社の中には「難波津の歌」という、日本と朝鮮半島を結ぶ歌が書かれている石像があります。

難波津の歌

〇統国寺

そして、統国寺に行きました。
統国寺は在日朝鮮人をまつる寺で、‘国を統一する’という意味から名付けられています。統国寺には「済州4・3事件」の慰霊碑があります。済州島の全ての村の石を、各村の位置を意識して置いています。

済州4・3犠牲者慰霊碑

今まで「済州4・3事件」を語ることは避けられていましたが、1988年に東京で最初の慰霊集会が行われ、その後大阪でも初めての慰霊祭が開催されました。日本での済州4・3運動はその後も毎年追悼行事などを通してその活動は絶えることなく続けられています。統国寺で慰霊碑が建てられたのもその一環です。

そして、ベルリンの壁の一部が置かれていたのが衝撃的でした。

ベルリンの壁の一部

現ドイツも今の朝鮮半島のように東西に国が分かれていました。朝鮮半島もドイツのように統一する時が来るように願って、統国寺に置かれているそうです。

最初にこのベルリンの壁を見たときに、統国寺とドイツの関係性はあるのだろうか?と疑問に思いましたが、歴史的な共通点があるのだなと気づかされました。統国寺にベルリンの壁が置いてあるのはとてもぴったりだと思います。

〇振り返り・意見交換

最後には、参加者同士で振り返りをしました。関西フィールドワークを通して、自分自身がどう感じたか意見交換をしました。私のような済州島との繋がりがない人から、ルーツを持つ人や在日朝鮮人まで、様々なバックグランドを持つ人が居たので、私には持っていない考えや意見を聞くことが出来ました。
様々なバックグランドを持つ人との交流や意見を聞くことが、この大学生ピースフォーラムの目的なので、自分自身の視野を広げる機会となり良かったです。

意見交換の様子

〇 感想
私は、関西フィールドワークに参加するまで「済州4・3事件」のことを知らなかったですし、身内に関係者もいず、まるで "昔起こった事件" という認識でした。ですが、金時鐘さんとお会いして4・3事件の実体験を聞き、統国寺の慰霊碑や慰霊祭のお話を聞いて、より自分の中で事件が実体化しました。その上で気づいたこととしては、事件の体験者の方々がご高齢で実体験を話す人が減り、後世に伝えていくのが難しいという現状です。

この現状を解決するためには、若者世代が「済州4・3事件」のような歴史上の出来事を知ったうえで、後世に伝えていくことが大事だと思います。先祖が起こしてきた出来事を振り返り、それを踏まえ私たち若者世代はどう未来を切り開いていくのかがとても重要だと思います。

そのために、私はJVCのインターン生として、JVCのSNSやnote記事を見て下さっている方々に活動地の状況や歴史を伝え、また個人としても友人や家族に伝えるなど、伝えていく努力をしようと思いました。特にJVCで広報するときは、皆さんに少しでも理解してもらえるような、分かりやすい文章を心がけたいです。1人にでも刺されば、その1人がさらに様々な人に広めていき、結果多くの人に知ってもらえると考えます。

そして、済州島でのフィールドワークを行う際は、自分が感じたことや気づいたことを記録し、自分がどうしていきたいか改めて考えたいです。


このレポートを書いたインターン生👇

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