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Vlogのネタがない人へ|何もない一日が動画になるまで

Vlogを撮りたいのに、今日は何もない。

旅行の予定もなければ、新しい店へ行くわけでもない。
カメラを持っていても、撮る理由が見つからず、
そのまま一日が終わることがあります。

けれど、Vlogに必要なのは大きな出来事ではありません。

朝と夜の間に起きた小さな変化を残せば、
何もないと思っていた一日にも始まりと終わりが見えてきます。

日常Vlogを撮るなら、
まずは一日を「朝・外出・帰宅」の3つに分けるだけで十分です。


「何もない」は、まだ撮っていない時の感想

これまで旅行Vlogの撮り方を考えてきた私自身も、
きれいな景色や特別な場所を前提にしすぎていたのかもしれません。

旅先なら、駅へ着く。知らない道を歩く。料理が運ばれてくる。
何もしなくても景色が変わるため、カメラを向ける理由が次々と現れます。

自宅で過ごす休日は違います。

カーテンを開け、コーヒーを飲み、少し外へ出て帰ってくる。

言葉にすると、それだけです。
ただ、動画に必要なのは出来事の大きさではなく、
画面の中で何かが変わることです。

暗かった部屋に光が入る。
空だったカップにコーヒーが注がれる。
閉じていた玄関の扉が開く。

カメラは、普段なら通り過ぎる変化を拾えます。


朝は、カーテンを開けるところから始まる

一日の最初に撮るものは、顔でなくても構いません。

閉じたカーテンへ手を伸ばし、窓を開ける。
部屋へ朝の光が入ったら、机の上や床に伸びた光も残します。

これだけで、
動画を見る人には「一日が始まった」と伝わります。

続けて撮るのは、いつもの支度です。

やかんから上がる湯気、
コーヒーが落ちる音、
トーストを皿へ置く手元。

すべてを撮る必要はありません。

自分が朝を感じる動作を、一つだけ選びます。

豪華な朝食である必要もありません。

むしろ、いつものマグカップが映っている方が、その人の一日になります。


外へ出ると、同じ一日に風景が生まれる

部屋の中だけでは変化が少ない。
そう感じたら、目的地を探す前に玄関まで撮ってみます。

靴ひもを結ぶ。
鍵を手に取る。
扉を開ける。

廊下から外へ出た瞬間に、光と音が変わります。

近所のコンビニでも、いつもの散歩道でも大丈夫です。

道全体を見せる広いカットだけでなく、
信号を待つ足元や風で揺れる木、冷たい飲み物を持つ手も残します。

行き先より、移動したことが大切です。

扉を開けた室内の暗さから、夏の外光へ。

次のカットで足元が街に変われば、
遠くへ行かなかった一日も前へ進み始めます。


何をしたかより、何を見つけたかを撮る

日常Vlogが面白くならないと感じる時は、
自分の行動だけを説明しようとしているのかもしれません。

「コーヒーを買った」「公園を歩いた」だけなら、確かに大きな話にはなりません。
ただ、その場所で何に目が止まったのかは、自分にしか選べません。

水滴のついたカップ。
ベンチに落ちる木漏れ日。
通り過ぎた電車の音。
買い物袋から少しだけ見える今日の夕食。

同じ道を歩いても、残すものは人によって変わります。

ベンチの木漏れ日を選ぶ人もいれば、
通り過ぎた電車の音で足を止める人もいます。

自分を面白く見せる必要はありません。
今日、自分だけが見つけたものは何だったでしょうか。


カメラを回していない時間も、一日の一部になる

日常をVlogにしようとすると、
何でも撮らなければならない気がしてきます。

けれど、昼から夕方までカメラを置いていても問題ありません。
動画は一日の記録簿ではなく、残したい場面をつないだものです。

撮影していない数時間は、
夕方の光や帰宅する足元があれば自然につながります。

時計を映したり、空の色を見せたりすれば、
言葉で説明しなくても時間が進んだことが伝わります。

ずっと撮らないからこそ、カメラを向けた瞬間に意味が生まれます。


帰宅すると、一日に終わりができる

外出した時と同じように、帰宅にも小さな変化があります。

鍵を開ける。バッグを置く。部屋の明かりをつける。
朝は空だった机に、買ってきたものを並べる。

最後は、窓の外が暗くなった様子や、
飲み終えたカップでも構いません。

朝に映したものをもう一度見せると、
同じ場所でも時間が進んだことが分かります。

朝のマグカップが夜の机へ戻ってきたところで、映像を切る。

説明を足さない終わり方にも、その日を見送る余韻があります。


今日撮るなら、この7カットでいい

何を撮るか決められない日は、次の7カットだけ残します。

  1. カーテンを開ける手

  2. 朝の飲み物を用意する様子

  3. 靴を履く足元

  4. 外へ出た瞬間の景色

  5. 途中で目に止まったもの

  6. 帰り道の空や街の光

  7. 帰宅して荷物を置くところ

七つ全部が揃わなくても、
朝・外出・帰宅の三場面があれば編集を始められます。

撮り直すより、まず並べてみる。
足りないカットは、タイムラインの上で初めて見えてきます。


結局、Vlogのネタがない日は何を撮ればいい?

ネタを探すのではなく、一日の中で変わったものを撮ります。

朝の光、
外へ出た時の音、
帰宅した部屋。

始まりと終わりの間に、自分が目を止めたものを一つ置けば十分です。

撮る前には「何もない一日」だったはずなのに、
映像を並べると、その日に見た光や音が残っています。

Vlogのネタがなかったのではありません。

まだ、カメラを向けていなかっただけです。


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