特性があるから仕方ない、では終わらせたくなかった話~2E息子とトラブルからの学び【後編】

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話し合い当日

私は極度の緊張状態でした。
「何を言われるかな」
「責められるかな」
「また息子が学校で過ごしずらくなるかな」
嫌な想像が頭の中をグルグル。

でも、最終的には、とにかく誠実に謝罪し、相手の言葉を全て受け止め、本人の困難についても誠実に伝えていこう。と決めました。
これまでもいくつも困難を超えてきたから、きっと乗り越えられると言いきかせながら。

お相手の親御さんにお伝えしたこと

この度は大変申し訳ありませんでした。

息子に対しては、よく話し合いながら、きつくきつく叱りました。
息子の行き過ぎた言動で〇さんにつらい思いをさせてしまい、申し訳ありません。

少し息子の背景をお伝えしてもよろしいでしょうか?
息子は今は登校できていますが、数年間、不登校の時期がありました。
そこから不安症、対人恐怖症、場面による潔癖症、現在も通院を続け、特別支援の〇先生にサポートいただいております。

不安が強くなると、人に対して悪意を感じてしまい、自己防衛のために強い言動が出てしまったり、場面による潔癖症が強くなることがあります。
今まで運動会や発表会など人が多い場所では大きなストレスとなり、練習もほとんどお休みしていましたが、今回ははじめて、運動会の練習に参加できていました。
そのストレスは本人にとってはとても大きいもので、不安がとても強い状態でした。

〇さんは親しみを込めて息子にコミュニケーションを取って下さったのだと思います。
その温かい気持ちを汲み取れず、皮膚の接触や距離感に対して、不安が強くなってしまった部分があると思います。

だからといって、どんな理由があっても息子の言動は行き過ぎており、許されないと思っています。
今後もしっかり息子には、つたえていきます。
また、学校の先生とも連携を取らせてもらい、今回のように〇さんが傷つくことがないようどうしていっていいか、今日はお知恵をいただけたらと思っています。

お相手の親御さんの言葉

私の話を黙ってきいてくださっていた親御さん。
話をきいて事情がよくわかったとお話してくださいました。
詳細は差し控えますが、お子さんや家庭の状況をお話くださいました。
お子さんのために、様々に行動されていることもお話くださり、お子さんへの愛情や子育てで奮闘、努力されていることも伝わってきました。
このお話をきいていて、子育てで試行錯誤、奮闘しているのはどの親御さんも一緒なんだと改めて感じられ、胸が熱くなりました。

最初のピリついた雰囲気はなくなり、最後は笑顔で対話できるようになりました。
親御さんには、
事情を理解してくださり、最後はこれからの前向きなお話をいただくことができました。
とてもありがたい気持ちでした。

学校へお願いした合理的配慮

ただ、わが息子はまだまだ、相手のお子さんの分け隔てのない親しみを汲み取れる状態にないため、
話し合いの後に特別支援の先生には
しばらくは少し距離感を持ったりする冷却期間を持った方がよいと思うとはお伝えしました。
息子が大きな視野で人間関係をきづいてくれたら嬉しいですが、本人の特性もあり、時間をかけて育てていきたいと思っています。


人は対話で分かり合える時がある

今回の経験を通して改めて感じたのは、人は対話によって分かり合えることがある、ということでした。

もちろん、すべての問題が解決するわけではありません。価値観の違いや特性による困難がなくなるわけでもありません。

それでも、お互いの立場や背景を知ろうとすることで見えてくるものがあるのだと思います。

やはり、息子も私も、いつも人との関わりの中で育ててもらっています。親だけでは教えられないことを、多くの人との関わりの中で学んでいるのだと思います。

ご迷惑をおかけしてしまったことへの申し訳なさはありますが、今回もまた、多くのことを学ばせていただきました。


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