特性があるから仕方ない、では終わらせたくなかった話~2E息子とトラブルからの学び【前編】

今年から週1でお休みはするものの、ほとんど遅刻せず登校できている息子
今まで、運動会などの行事やその練習は、彼の負荷がかなり高くスルーしてきました。

しかし、本年度に入ってから遅刻するのは恥ずかしい。みんなと同じことが出来るようになりたいといったように、「人に合わせたい」という気持ちが育ってきていて、運動会練習はほぼ参加できていました。
ただ、本人の中では大きなストレス、不安があり、緊張性の頭痛や時には嘔吐することもありました。


ストレス、不安がたまってくるとそういう時に限って、トラブルに発展してしまうことが何度もあります。
今回は本人にとってストレスの大きい運動会の練習時にそれが起こってしまいました。


息子は場面による潔癖症や感覚過敏があります。
不安やストレスが大きくなると それらは大きくなり、逆に慣れて来たりすると軽減します。

相手のお子さんとは以前に1度トラブルになったこと、親しみを込めてなのですが、相手のお子さんがよく接触してくることで息子は相手のお子さんのことを警戒していました。
相手のお子さんは息子に対して仲良くしたいと近づき、接触してくれていたのですが、息子にとっては攻撃されていると捉えてしまうのでした。

運動会の練習時、相手のお子さんが無邪気に腕を掴んだようです。

息子は「え?なんでそんなことするの?やめて?」
というが、相手のお子さんは悪気がなく、そこまで息子が混乱していることはわからないので、離すことはありませんでした。
息子はパニックになり、保健室に逃げ込み、腕を洗い、アルコールをする状態に。
先生が間に入り、腕は掴まないようにいってくださったようですが、2度3度接触してきたようでした。
場面による潔癖症は運動会の練習前は落ち着いていたのですが、運動会の練習への不安で一時的に悪化したようでした。

先生が間にはいり、1度は落ち着いたものの、練習中、先生がみていないところで相手のお子さんが腕を掴む行為が続きました。
相手のお子さんにとったら、親しみを込めての行動が拒絶され、さらに確かめる行動になってしまったと思います。
しかし、息子からみた主観では
嫌と言っているのにわざとやっている。
攻撃されている。という捉えになっていました。
息子は徹底的に怒鳴り散らし、「あやまれ!」
と。
それに対し、相手の子もわざと煽るような返しをするという応酬

いよいよ息子は「土下座しろ!」
といってしまい、相手のお子さんはふざけながらですが、土下座をさせてしまった形です。

親として申し訳ない限りです。
こういう時、親としてどうしていくか相手の親御さんへの謝罪をすることへの緊張、本人へどのように反省させるかがとても困難なことのため、説明の仕方を考えること、この2つで胃がいたくなります。
これは何度経験してもなれないものです。

上記について学校から連絡があり、謝罪のお電話をさせてほしい旨先生にお伝えしました。

すると、相手の親御さんから2回目のトラブルであり、直接話し合いをしたいとお話がありました。

間の悪いことにその頃私は数年ぶりに持病の喘息が出るようになっていた時期と重なり、心身ともに追い詰められました。
本人と反省会をしますが、やはり
「自分は悪くない。あちらが攻撃したのが悪い」という一点張り。
何回にも分けて、本人と話し合いました。
本人には確固たる考えがあるので、接触に対する強い恐怖があったことをしっかり共感し、フィードバックしながら。

〇細菌とは何か。接触によって感染を起こすものとは
〇相手は息子の言動に対してどんな思いだったか考える
〇相手が接触してきた時の気持ちは本当に悪意があったのか
〇逆の立場で演じさせる
〇もしまた同じ場面になったらどうするか

この作業は身を削るような作業です。
でも、トラブルの度に彼は成長しています。
以前もフリースクールで人間関係で深く悩みましたが、それがきっかけで学校へ行く決意をしました。
振り返ると、彼はいつも人の中で育ててもらっています。親だけでは教えられないことを、たくさんの人との関わりの中で学んでいるのだと思います。

皆さんには申し訳ない気持ちですが、ありがたいです。

親通しの話し合い

これは本当に胃が痛くなる思いでした。
しっかり謝ろう。
そう決めていましたが、本人の特性や本人なりの困難もお伝えしたいと思っていました。

でも、本人の特性を中心に説明してしまうとまるで、特性があるから仕方ない。といったメッセージになる可能性があり、それは避けたいと思いました。

話し合いの前は、伝えたいことを何度も書きながら、話す内容を整理し、話し合い当日を迎えました。

正直、相手の親御さんがどれほど怒っておられるのかも分からず、不安でいっぱいでした。
それでも、逃げずに向き合おうと決めて迎えた話し合い当日。


次回は、その時の親同士の話し合いについて書きたいと思います。
続きはこちら👇




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