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動画生成AIも人も思い通りに動かないのはなぜ?|40代が学ぶ「行間を埋める」技術

はじめに

こんにちは。HASです。

最近、動画生成AIが普及してきて、
簡単に動画を作ることができる時代になってきました。でも・・・

余計な動きが入る
顔が崩れる
静止画のままでいてほしい部分が勝手に動く

触ってみたものの、期待とは違う結果にがっかりして
「自分にはセンスがないのか…」
とブラウザを閉じてしまった経験、ありませんか?

実はその原因、あなたの能力不足ではありません。
“指示(プロンプト)の下ごしらえ”が足りていないだけなんです。

今回は、私がPollo.AIを使って「AIが思い通りに動かない問題」を乗り越えた方法をシェアします。

そしてこれは、ただのAIノウハウではありません。
40代のマネジメントにも、そのまま効く「言葉の設計力」そのものです。


本記事はハルさんのこちらの企画「動画部門」にエントリーします!

以前Pollo.aiで作成した動画を紹介いただきました。




1. なぜAIは「暴走」するのか?

私が初めて動画生成AI(Soraやnanobanana等)を触ったとき、
結果は散々なものでした。

静止画から動画を作ると、
“動かなくていい部分まで勝手に動く”

なぜか?

理由はシンプルで、AIは「行間」が読めないからです。

私たち人間は、

「ここは普通動かないよね」
「これは固定背景ね」

といった「暗黙の了解」を共有しているため、
省略しても意図が伝わります。

しかしAIはその省略に対応できません。

  • 書いていない=自由に動かしていい

  • 指定されていない=AIが最適化して良い

と解釈し、結果として暴走します。

つまり、言語化された範囲が狭すぎることが失敗の正体なのです。


2. 失敗しない秘訣は「設計図」にある

AIが暴走するのは、
「こんなの言われなくてもやってくれるだろう」という、
初期設定(文脈)がないまま命令が始まるためです。

そこで重要になるのが、
プロンプトを「コンストラクタ(初期設定)」として設計する思考法


◆コンストラクタとは?

プログラミングの世界では、オブジェクトを作る際に
「絶対にやっておくべき初期セットアップ」
を自動で実行させます。

コンストラクタの図解:nanobananaこういうのもAIで出すことができます!

家づくりでいえば、

  • 基本的な構造(玄関・バスルーム・キッチン・窓など)

  • 耐震性能はどれくらいか

  • 配線や基礎はどうするか

といった「そもそも家として成立させるための仕様」のようなもの。
これが曖昧だと、大工さんも迷ってしまいます。

動画生成AIも同じです。

いきなり「歩く動画を作って」ではなく、
最初にAIへ画像を含めた情報を渡します。

この「下ごしらえ」こそが、AIの暴走を止める鍵です。

実際ChatGPTでやった内容がこちら。

prompt

Create a 10-second anime-style video of the character from the reference image.
She must look exactly the same as the reference:
– long blue hair tied naturally
– blue eyes
– youthful face and proportions
– gray industrial work jumpsuit
– antistatic gray gloves
– gray cap with “HAS” printed on the front
– same color palette, same textures, same hairstyle
No design changes.

Action:
She walks inside a real factory and gestures as if guiding or explaining something to the viewer.
Natural walking movement, gentle arm motion, slight hand gestures, soft hair sway, light blinking, and small head movement.
She keeps a friendly, confident expression and occasionally looks toward the viewer.

Background:
A realistic electronics or manufacturing factory interior:
machinery, control panels, industrial lighting, clean floor, slightly blurred depth-of-field.
The background should stay stable and consistent.

Style:
Clean anime linework, smooth movement, no distortion, no face drift.
Colors and shading must match the reference image.

Camera:
Smooth forward-tracking shot, following her upper body as she walks.
No aggressive zoom, no shaking.

Negative Prompt:
No deformation, no extra limbs, no missing gloves or missing HAS cap,
no altered clothes, no hair color changes, no blinking errors,
no exaggerated animation, no flickering.

3. Pollo.AIで「初期設定」を設定した結果

私はこの思考法を使い、Pollo.AIで動画生成に再挑戦しました。

Pollo.aiで画像とプロンプトで動き、初期設定を安定化!

結果は……驚くほどスムーズでした。


私の意図した通りの「品質」が一発で出力されました。
「AIという部下を使いこなし、成果を出させた」という確かな手応えでした。


4. ベテラン・新人・AIの違いは「文脈の量」

この「初期設定」って、実は職場でもまったく同じですよね。

◆ベテラン社員

「いつもの感じで頼むよ」
→ 過去の経験(文脈)があるため、1から説明しなくても品質が出る。

◆新人社員

「いつものって何ですか?」
→ 文脈ゼロのため、誤解・手戻り・再作成が発生する。

そして生成AI、使い始めはこの「文脈ゼロの新人」と同じです。

ベテランは「行間が読める」ので簡単な指示で動けるが
新人やまっさらなAI(今回はPollo.ai)はまず詳細な指示が必要。

◆だから40代マネジメントと相性がいい

40代になると、職場では
「暗黙知を前提にしたコミュニケーション」が増えます。
まさに阿吽の呼吸です。

しかしAIや新人には暗黙知は通用しません。

だからこそ、
“初期設定を言語化する力” = コンストラクタ思考
が、40代のマネジメント力そのものを底上げします。

この技術・スキルは時代が変わっても腐らないのではないでしょうか?


まとめ:指示の「行間」を埋めるリーダーへ

AI動画作成は、単なる遊びではありません。
「言葉で人を動かす力」を磨く、最高の実験場です。

私も動画生成を試行錯誤して行ううちに、

  • いかに自分の指示が足りていないか、

  • 行間を埋めることの大切さ、

これらを身をもって知ることができました。

もしあなたが「AIは思った通りの結果を出してくれない」と感じているなら、ぜひ「コンストラクタ(初期設定)」を意識してみてください。


AIに対して、そしてメンバーに対して。

「相手には何が見えていて、何が見えていないのか?」

その「行間」を想像し、言葉にして埋めてあげること。

それができれば、あなたはAI時代においても、
「結果のズレ」を恐れずチームをゴールへ導く、信頼されるリーダー
になれるはずです。

この記事を読んで「なるほど!」と思った方は、
ぜひ今日から「プロンプトをプロンプトで作る(基本設定の言語化)」に挑戦してみてください。


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