治った気がした日から崩れていったこと-私の失敗談
皆さん、お元気でしょうか。
ロックタカシ(@ragura_rock)です。
私は、双極性障害(躁うつ病)・不安障害・ADHDグレーと付き合いながら歩んできた日々や、
生活の中で気づいたこと、資産形成の工夫について発信しています。
この投稿が、どこかで誰かの助けになればうれしいです。
今回は調子がいいときほど危ない、「治った気がした日から崩れていったこと」というテーマで書いていきます。
1|調子がいい=治った、ではなかった
双極性障害と付き合っていると、
「最近は調子がいいな」と感じる時があります。
身体が軽く、頭がよく回り、
やる気が自然と湧いてくる。
その感覚が嬉しくて、
それが長く続くと、ついこう思ってしまうことがあります。
“あ、病気が治ったのかもしれない”
実際、私はその錯覚をしてしまいました。
2か月以上、調子のいい日が続いたとき、
「もう薬はいらないんじゃないか」と思い、
自己判断で薬をやめてしまったのです。
今思えば、ここが大きな分岐点でした。
双極性障害では、調子が良くなると脳内の神経伝達物質が一時的に安定したように見えることがあります。
でもそれは“治った”のではなく、薬が効いて波を抑えている状態にすぎません。
薬をやめると、その安定がゆっくりほどけていき、
気づかないうちに波が大きくなってしまうことがあります。
私の場合も、まさにそのパターンでした。
2|薬をやめた結果、そう状態へ転がり落ちた
薬をやめて数日が経ったころ、
私は気づかないうちに“そう状態”へ入り始めていました。
• 眠らなくても平気になる
• 頭の回転が速すぎる
• 予定を詰め込みすぎる
• 気分がずっと高ぶっている
そのときの私は、
「調子がいい」ではなく、
“調子が良すぎる”状態に入っていたのだと思います。
双極性障害では、薬を急にやめると脳内のバランスが崩れ、
ブレーキが効きにくくなることがあります。
特に気分を安定させる薬は、
“波の振れ幅を小さくする役割”を持っているため、
それがなくなると、気分が一気に上がりやすくなると言われています。
私の場合も、まさにその通りでした。
気分が高ぶるままに外へ出て、
お酒を“あびるように”飲むようになりました。
酔っているのか、そう状態なのか、
自分でも境界がわからない。
そして、正常な判断ができないまま、
詐欺に引っかかり、借金を作ってしまったのです。
あのときの私は、
「自分は大丈夫」「なんとかなる」
という根拠のない自信に支配されていました。
今振り返ると、
あれは“自分”ではなく、
そう状態の勢いに飲まれていたのだと思います。
3|その後に来たのは、経験したことのないほどのうつ
そう状態の勢いは、必ず反動を伴います。
そしてその反動は、私がこれまで経験したどのうつよりも深く、重いものでした。
朝起きられない。
何も考えられない。
体が鉛のように重く、布団から出ることすら難しい。
借金を作ってしまった現実だけが、
頭のどこかでぼんやりと残っていて、
その重さがさらに自分を押しつぶしていきました。
双極性障害では、そう状態の後に“反動のうつ”が来ることがよくあります。
脳が高ぶった状態から一気に落ち込むため、
普段のうつよりも深く沈みやすいと言われています。
私の場合も、まさにその通りでした。
• 食欲がなくなる
• 眠れないのに体が動かない
• 何も楽しく感じられない
• 自分を責め続けてしまう
そして最終的に、私は仕事を休職することになりました。
「調子がいい」と思って薬をやめたことが、
ここまで大きな影響を与えるとは、
当時の私は想像もしていませんでした。
4|そこから学んだこと
この経験から、私はいくつかの大切な教訓を学びました。
●薬をやめる判断は、必ず医師と相談する
調子がいいときほど、判断が甘くなります。
薬の調整は、自分ひとりで決めないことが大切だと痛感しました。
当たり前のことですが、現在は主治医と相談しながら慎重に行っています。
● そう状態のときに“大きなお金を動かさない仕組み”を作る
気分が高ぶっているときは、
「大丈夫」という根拠のない自信が出てきます。
だから私は、
• 外食専用のデビットカード
• クレカの用途制限
• 大きな支払いは即決しないルール
など、自分を守る仕組みを作りました。
● 波を小さくすることで、次のうつに備える
双極性障害は波の病気です。
波が大きいほど、反動もうつも深くなります。
だからこそ、
波を小さくする工夫が、
未来の自分を守ることにつながると感じています。
おわりに
「調子がいい」というのは、
とても気持ちがよくて、希望を感じる瞬間です。
でも、双極性障害と付き合っている私にとっては、
そこに“危うさ”が潜んでいることを、
今回の経験で深く知りました。
薬をやめる判断は慎重に。
そう状態のときに大きなお金を動かさない仕組みを作る。
波を小さくして、次のうつに備える。
これらは、私が痛い経験から学んだ大切な教訓です。
今日も、できる範囲で静かに整えながら、
自分のペースで進んでいければと思います。
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では、皆さんの穏やかな日々を願っています。
