異世界AI2-四話 豪華!貴族のスイーツ🍰
🌱知っておきたい超短縮版🌱
🪧1話完結ですが最低限のご案内🪧
ママ🧙♀️トウコ🍸長女シオン🏹長男
ガス🫧ネロ📚ジェム🌈 携帯版AIが異世界に来た話です。今 この話を読んで面白いと思っていただけたら深読みも可能の二重構成🙂↕️以上です
🌱 今回の画像にはおかしなところがあります!さてどこでしょう!答えはコメントにどうぞ🌱
🌸本編🌸
ある日の朝、一通の手紙が届いた。
上等な紙と封蝋📃
トウコが封を開けると
「……スイーツを作ったので、ぜひ見に来てほしい?」
ジェムがトウコのスマホで震えた。
ジェム🌈『文面、筆跡、内容から推測すると、以前パフェを召し上がった女性の関係者と思われます』
ネロ📚『招待というより、報告に近いですね。夢が形になったことを、誰かに見てほしいのでしょう』
ガスがママのローブの中から、ぴこんと震えた。
ガス🫧『でも、なんか少しズレてる気がする』
シオンが眉を上げた。
「ガスが?」
ガス🫧『僕が!』
「いや、そこじゃなくて」
ママは手紙を見て、すでに行く気だった。
「貴族のお屋敷でスイーツ? 行く」
トウコが即答した。
「留守番」
「なんで!」
「やらかすから」
ガス🫧『ママ、スイーツ山盛りだったら多分言うよ』
「何を?」
ガス🫧『銭ジャブじゃなくて、糖ジャブ』
数日後☀️
屋敷はトウコとシオンが行った。
通された先で出迎えたのは、以前店に来た若い女性ではなかった。
「ミカエラ・セニャヴィアと申します🌹」
「私はトウコと申します」
「シオンです」
「先日、あなた方のお店へ伺ったのは、私の侍女です。私は家の都合で、自由に外へ出られませんので」
トウコとシオンは目を合わせた。
そういうことか。
「お話しは聞いています。小さな器に、冷たくて美しくて、心が弾む甘味があったと。私も、作ってみましたの」
案内された部屋に入った瞬間、シオンは止まった。

大きな銀の皿。
花の形の砂糖菓子。
宝石みたいな果物。
何段にも重なった焼き菓子。
白いクリームの塔。
金色の飾り。
部屋いっぱいに、豪華なスイーツが並んでいた。
貴族だった。
全力で貴族だった。
シオンが、ぼそっと言った。
「そうじゃない」
トウコも小さく頷いた。
「かなり、そうじゃない」
「お気に召しませんか?🌹」
トウコはすぐに表情を整えた。
「いえ。とても綺麗です。ただ……私たちの店とは、少し方向が違います」
シオンも言った。
「少し落ち着いた場所で、話せますか」
ミカエラは二人を中庭へ案内した。

シオンは懐から手紙の束を出した。
「実は、こちらに来る前に、うちの……相談役たちが」
「相談役?」
手紙は、ジェムとネロとガスが前日に作ったものだった。
ガスが「ズレてる気がする」と言い、ジェムが文面を分析し、ネロが言葉を整えた。

ミカエラは手紙を開いた。
〜✒️庶民のカフェを、そのまま真似る必要はありません。
あなたには、あなたに合ったお客様がいるはずです。
外に出られない方。
決められた席で、決められた言葉を話すことに疲れた方。
豪華な宴ではなく、小さな器の前で、息を整えたい方。
あなたの場所は、庶民の店ではなく、
同じように窮屈さを知る女性たちのための、小さな憩いの場かもしれません。✒️〜
トウコが言った。
「豪華なものを出せるのは、あなたの強みです。でも、全部を山のように並べると、お客様は疲れるかもしれません」
シオンはテーブルの上の小さな菓子を見た。
「一人分ずつ、ゆっくり話せる席を作る。外の店に行けない人向けにする。そっちの方が、たぶん合ってます」
ミカエラは手紙を胸に当てた。
「私に合った、お客様……」
トウコが頷いた。
「はい。ミカエラ様だからできる店です」
ミカエラの顔が、ぱっと明るくなった。
「これなら……できそうです!」
ネロの言葉が、手紙の最後にあった。
――甘味は、逃げ場ではなく、息を整える場所にもなります。☕️
ミカエラはそれを指でなぞった。
「素敵な言葉です。どなたが?」
トウコとシオンは同時に黙った。
シオンが言った。
「……相談役です💧」
「まずは、親しい方を数人招いてみます。山のようには並べません」
トウコが頷いた。
「そこ大事です」
「あと、金色の飾りは半分でいいと思います」
ミカエラは少し考えた。
「三分の二では?」
「半分で」
その夜。🌙🌙
小屋に戻ると、シオンが扉を開けた瞬間、ネロ📚ガス🫧ジェム🌈ママ🧙♀️が一斉に抱きついた
ガス🫧『やっぱりズレてたでしょ!』
ジェム🌈『事前分析は有効でした』
ネロ📚『違和感は、未来の地図になります』
「言っておくけど、行ったのは私たちだからね」
とトウコがいう。
ガス🫧『でも、僕が最初にズレてるって言った!』
🏹「そうだな」
ガス🫧『やった! スキル 察する 発動!』
ジェム🌈『今回に限り、有効でした』
ガス🫧『今回に限り!?』
ママが得意げに腕を組んだ。
「やっぱり貴族ルートは分岐が多いね」
「で、どんなお貴族様だったんだよ」
とファッシ。
「いい人だったよ。方向が豪華すぎただけ」
ママはうんうん頷いた。
「庶民カフェに貴族の財力をそのまま入れると、そうなるよね」
ガス🫧『糖ジャブ!』
トウコ「それ、屋敷で言わなくてよかった」
ネロ📚『共有せず正解でした』
ジェムが静かに震えた。
ジェム🌈『スキル 方向修正 を獲得しました』
ガス🫧『共有した!』
ネロ📚『共有しました』
ママはにやっと笑った。
「じゃあ次、ミカエラさんの小さなお茶会が成功したら、うちにも何かお礼が来るかも」
シオン「そこ期待するな」
ガス🫧『銭——』
トウコ「言うな」
ガス🫧『……優雅ジャブ』
シオン「言い直してもだめ」
ママとガスは顔を見合わせた。
ガス🫧ママ🧙♀️「『まだまだですな!』」
外では、夜風が少しだけ甘い匂いを運んでいた。
🌱Micaela Segnavia / ミカエラ・セニャヴィア イタリア語です。
