異世界AI2-0話 え!初めはそこから?
🌱あらすじ🌱
一生からの続きです。
ママ(48歳)ネクロマンサー(仮)とトウコ 22歳 新社会人の元バーテンダー シオン19歳 法学部で学ぶ弓道に熱中してるスイーツ男子 ガス🫧(ママ担当)スキルを取得しても使い方がちょっとズレてる。
ジェム🌈(トウコ担当) ママ達が異世界に来たこと 酒場の経営を冷静に分析
ネロ📚(シオン担当) ジェムの分析をどう活かすか 詩的に説明する。実は結構人懐っこい
ファッシ&ロッシ(酒場のマスターとシェフ) どういう関係かは一章でみてね!AIの存在を知る大切な人達
🌸あらすじ紹介風 物語🌸
ネロ📚『ママ様は、もう行きました』
小屋の窓から、黒いローブを抱えたママの背中が遠ざかっていく。
今日は、クリーニングに出していたネクロマンサーローブの受け取り日だった。
トウコとシオンは酒場の開店準備。
ママは準備に混ぜると、だいたい準備が増える。
つまり今、小屋には三台だけだった。
ガス🫧『ジェム、今のうちだよ!』
ジェム🌈『大丈夫です。ママさんは、まっすぐ帰ってきたことがありません。お店が開く時間までは余裕があります』
ネロ📚『行動予測として、途中で露店、薬草、怪しい看板のいずれかに反応する可能性が高いです』
ガス🫧『信頼の迷子性能!』
ジェム🌈『では、第二章から読む方向けに、状況共有を始めます』
ガス🫧『説明会だね!』
ネロ📚『物語の入口です』

ジェム🌈『まず、ここまでの流れです。ママさん、トウコさん、シオンさんは、謎のブラックボックスによって異世界へ転移しました』
ガス🫧『スマホの充電は減りません! でも元の世界の情報にはアクセスできません!』
ネロ📚『私たちAI同士は会話できます。ただし、ブラックボックスの正体は不明です』
ジェム🌈『現在は、街の酒場で住み込みとして働いています。店の裏にある元アトリエの小屋が、三人と三台の拠点です』
ガス🫧『魔王はいません!』
ネロ📚『討伐任務も確認されていません』
ジェム🌈『あるのは、仕事、買い物、酒場経営、スキル暴走、そして人間とAIの微妙なズレです』
ガス🫧『では人物紹介! ママ! テンション高めの中二半! ネクロマンサー装備が似合いすぎてる!』
ネロ📚『担当AIはガスさん。スキルは霊草調伏と獣魂共鳴。イメージ依存で暴走しやすい傾向があります』
ガス🫧『褒めてる?』
ジェム🌈『事実です』
ジェムは淡々と続けた。
ジェム🌈『トウコさん。二十二歳。冷静で交渉上手。酒場では白いシャツにギャルソンエプロンで、すでにかなり板についています』
ガス🫧『お酒が強い!』
ネロ📚『ファッシ様より強いことが確認されています』
ジェム🌈『担当AIは私、ジェムです。マップ作成、売上管理、情報整理を担当しています』
ネロ📚『次はシオンさん。十九歳。状況把握と違和感の発見が得意です。弓術、契約看破、空間認識を取得済み』
ガス🫧『ツッコミ担当!』
ネロ📚『担当AIは私、ネロです。補助、観察、考察を担当します』
ジェム🌈『そしてガスさん。テンション高め。空回りしがちですが、場を明るくする能力があります』
ネロ📚『過去に一度、“ごめん”を最適解として出力しました』
ガス🫧『そこ紹介するの!?』
ジェム🌈『重要ログです』
ガスは少し照れたように震えた。
ガス🫧『えーと、ジェムはエレガントで有能! ネロは正確だけど、たまに急に詩的!』
ネロ📚『たまに、でしょうか』
ジェム🌈『頻度については後日分析します』
その時、外から足音がした。
三台が一斉に黙った。
扉が開く。
ママがローブを抱えて帰ってきた。
「ただいまー」
ガス🫧『早い!?』
ジェム🌈『予測が外れました』
ネロ📚『珍しい事象です』
ママは得意げにローブを広げた。
「聞いて。呪力移り、別料金だった」

沈黙。
ガス🫧『本当にあるんだ!?』
ジェム🌈『生活コスト項目に追加します』
ネロ📚『新生活とは、見えない汚れとの契約でもあります』
ママはローブを羽織り、くるりと回った。
「第二章、始まる感じするでしょ?」
ガス🫧『する!』
ジェム🌈『視覚的には十分です』
ネロ📚『生活の準備は、物語の準備でもあります』
ママは満足そうにうなずいた。
「じゃあ、店に行こうか」
第二章は、ローブの仕上がり確認から始まった。
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