見出し画像

異世界AI2-十一話🌻夏と戦うママ🧙‍♀️


ヴァルガに乗って、森の奥の鉱石を見に行くことになった。

「前に見つけたやつ、もう一回確認したいんだよね」

ママは黒いローブを羽織り、やる気満々だった。

トウコ🍸ジェム🌈ネロ📚は酒場の開店準備で留守電。

🏹「行くぞ、ヴァルガ」
もういく気満々だ🐅
「……賢いな
魔獣が人に懐くって普通 ないだろ。」

ガス🫧『魔獣はAIじゃないよ?』

そうだが.....。

🌻異世界にも、夏は来た。🌻

ママはローブの前をばさっと払った。
「ネクロマンサーは暑さに負けない」
ガス🫧『かっこいい!』

次の瞬間。

ぱたっ。🫠

シオンが振り返ると、ママとガスが並んで倒れていた。

「早い!!」

ロッシが厨房から慌てて飛び出してきた。

「ママさん、ローブ脱いで! 風を通さないと!」

「やだ」

「えっ?」

ママはローブの裾を握った。
「これは私の魂の装備だから」

トウコの顔がいつもより怖い😱
「ママ」

「はい」

「ママがわがまま言うと、ガスが可哀想でしょ」

ガス🫧『ママ……ローブの中、サウナ……』

ママはしぶしぶローブを脱いだ。
黒い布がなくなると、急に普通の人っぽくなった。

ジェム🌈『体温、発汗量、顔色、会話内容から判断して、外出は推奨できません』

ジェム🌈『“ローブは魂の装備”という発言が確認されています』

ネロ📚『夏は、黒い布と人間の判断力を静かに奪います』

シオン「熱中症って言え」

🧑‍🍳「今日は外出中止。ヴァルガも動く気なさそうだしねえ」

🍺「魔獣の方が判断まともじゃねえか」

「言い返せない」

ママは床に座ったまま、ローブを見つめた。
「でも、ローブないと締まらない……」

その日の夜。🌙

先に回復したガスは、ママのそばで静かに震えていた。

ガス🫧『ママが……普通の人っぽくなった……』

ママ「普通の人だよ」

ガス🫧『ローブなしママ、解像度が違う……』

シオン「何の解像度」

ジェム🌈『ガスの中で、ママさんとネクロマンサー装備が強く結合しているようです』

ネロ📚『人は装いによって、周囲の認識を変えます』

トウコ「ローブ一枚でここまで?」

ママは薄い布を肩にかけて、少しだけ笑った。

「夏用ローブ、作るしかないね」

シオン「やめろ。反省が次の装備に向かってる」

ガス🫧『通気性のあるネクロマンサー!』

ジェム🌈『市場性は不明ですが、必要性はあります』

ネロ📚『闇にも、夏服が必要です』

トウコとシオンは、ローブを脱いだだけのママを見た。

「普通とは一体……」

ヴァルガは日陰で、静かに寝ていた。

いいなと思ったら応援しよう!