異世界AI2-七話 ジャガイモが白黒になりました🔮 🥔
🌱知っておきたい超短縮版🌱
🪧1話完結ですが最低限のご案内🪧
ママ🧙♀️トウコ🍸長女シオン🏹長男
ガス🫧ネロ📚ジェム🌈 携帯版AIが異世界に来た話です。約2分 お時間頂戴できると嬉しいです。深読みも可能の二重構成🙂↕️以上です
🌸本編🌸
ママは、店の隅で水晶を覗いていた。
「……あれ?」

トウコが帳簿から顔を上げた。
「どうしたの」
「白黒になってる」
「何が?」
「水晶」
トウコは一瞬、黙った。
「本当に見えてたんだ」
ママが振り向いた。
「えっ!?」
シオンも覗き込んだ。
水晶の中には、畑らしきものが映っていた。
ただし、全部白黒だった。

「カラーじゃないの? 昭和初期モデル?」
「違うよ! 前はちゃんと色ついてた!」
ガス🫧『ママの水晶、レトロモード!?』
「勝手にモード増やさないで」
トウコは水晶の縁を見た。
「デコりすぎたんじゃない? 光が変に反射してるとか」
「そんなことない!」
シオンがママを見た。
「眼精疲労🧑⚕️って言われてなかった?」
「私の目の問題じゃない!」
ロッシが厨房から顔を出した。
「目が疲れてる時は、休んだ方がいいよ」
ママは水晶を抱えた。
「だから違うって! トウコの好きなジャガイモの育成を見てたら、いきなり白黒になったの!」
トウコが眉を寄せた。
「私の好きなジャガイモを未来視に使わないで」
シオン「畑の監視カメラじゃないんだよ」
ネロ📚『未来視の用途としては、かなり生活寄りです』
ガス🫧『でもジャガイモ大事!』
ジェムが静かに震えた。

ジェム🌈『分析します。水晶そのものの破損ではありません。映像情報のうち、色彩成分だけが欠落しています』
ママがぱっと顔を上げた。
「ほら! 私の眼精疲労じゃない!」
トウコ「デコりすぎ説はまだ消えてない」
ジェム🌈『追加分析。水晶に必要な原材料が不足している可能性があります』
シオン「水晶にも原材料いるの?」
ジェム🌈『この水晶は、ただの結晶ではなく、映像を出力する魔道具に近い構造です。色を再現するには、光を保持する成分が必要なようです』
ネロ📚『色とは、物に宿る記憶のようなものです。それを映すには、色を支える何かが要るのでしょう』
シオン「急にそれっぽい」
ガス🫧『じゃあ、色のインク切れだ!』
トウコ「急に分かりやすい」
ママは水晶を掲げた。
「つまり、補充すればカラーに戻る?」
ジェム🌈『可能性は高いです。以前、森で見つけた鉱石に類似成分が含まれていました』
シオンが顔をしかめた。
「また鉱石か」
トウコ「今回はジェムをデコらないでね」
ジェム🌈『強く推奨します』
ガス🫧『白黒のままでも、雰囲気はあるよ!』
ママが水晶を覗いた。
白黒のジャガイモ畑が、ぼんやり揺れている。
🧙♀️「畑の育成占えますってやろ〜」
トウコのポケットでジェムが震えた。
ジェム🌈『酒場内に新たなリスク要因を検知しました』
ネロ📚『発生源は、水晶前です』
シオン「またか」
トウコ「ジャガイモ見てただけで、なんで店に変なコーナーが増えそうになるの」
ガス🫧『白黒占い! 高級感!』
シオン「お前も乗るな」
トウコは水晶をもう一度見た。
「で、ジャガイモは育ってたの?」
ママは少し黙った。
「白黒だから、よく分かんない」
シオンがため息をついた。
「本末転倒」
ジェム🌈『スキル 省く を獲得しました』
ガス🫧『えっ、ボク苦手なやつ!』
ネロ📚『色を省いた結果、目的も少し失われました』
トウコ「ジャガイモを見るための色だったからね」
ママは水晶を抱えて、きりっと言った。
「じゃあ、鉱石を取りに行こう」
シオン「占いコーナーのためじゃないよね?」
ママは目をそらした。
「……ジャガイモのためです」
ガス🫧『今の間、怪しい!』
ネロ📚『本音と建前のスキル取得しました』
トウコ「そこはカラーで見えたね」
水晶の中では、白黒のジャガイモ畑が、静かに揺れていた。
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