SuikaTalkの講師面接、どんな人が採用されているの?
SuikaTalkでは、日本語講師の応募にあたって一定の資格と条件を設けています。(詳細についてはこちらの記事をご確認ください。)ただし、これはあくまで最低限のものであって、それらを満たしていれば誰でも採用されるわけではありません。
では、資格と条件を満たしたうえで、どんな人がSuikaTalkの面接を通過しているのでしょうか?この記事では、その評価基準や、SuikaTalkがどのような講師を求めているのかを正直にお伝えします。これを読んで「自分に合いそうだ」と思っていただけた方は、ぜひご応募をご検討いただけると嬉しいです。逆に、もし「ちょっと方向性が違うかも」と感じられた場合は、無理にご応募なさらず、ご自身に合った場を選んでいただくことが、お互いにとってより良い形につながるのではないかと思います。お互いのミスマッチを防ぐためにも情報開示が大切だと考えています。なお、面接は「ふるい落とす」ためのものではなく、SuikaTalkと応募者が互いに理解を深め、相性を確かめ合う場だと私たちは考えています。もちろん、採用に向けた評価の一環ではありますが、一方的に見極めるというよりも、対話を通じてお互いの考え方や価値観を確認し合うことを大切にしています。お互いが対等な立場でリラックスして話せる雰囲気づくりができればと思っていますので、どうぞ緊張せず、ご参加いただければと思います。
採用の評価基準について
面接では、以下のような観点から総合的に評価しています。
1. ITスキルとオンライン授業環境の整備
SuikaTalkは完全オンラインでレッスンを行うため、パソコンやビデオ通話アプリに慣れていることは必須です。一般的なビデオ通話アプリで画面共有やツールの操作がスムーズにできること、トラブルが起きたときにある程度は自力で解決できるぐらいのIT知識や経験があることを重視しています。また、オンラインでの授業品質を保つためには、カメラの画質やマイクの音質、照明なども重要です。学習者が快適にレッスンを受けられる環境を整えられるかどうかも、評価のポイントのひとつです。
2. 日本語教育の知識・指導力
ピッチアクセントの型や「て形」、「私は〜です」と「私が〜です」の違いなど、基本的な知識は必要です。また、「どう教えるか」もポイントです。なんとなく知っているというレベルではなく、どんな順番で、どう教えていくかを整理して話せることが大切です。くわえて、教師自身が基本的な知識を理解していることも重要です。日本語教師の方のなかには、「学習者の母語で書かれた解説を学習者に読んでもらったり、AIに答えてもらうので、教師自身が日本語の専門知識をもつ必要はない」と考える方もいます。しかし、実際のレッスンでは、学習者が解説を読んでも理解できない場合や、予想外の質問が出ることがあります。AIに回答してもらう場合でも、その内容が正しいかを判断するのは結局教師です。その場で臨機応変に補足したり、学習者のレベルに応じて言い換えたりできなければ、学習者の理解は進まず、授業の安定性も損なわれかねません。
もちろん、解説資料やAIを用いること自体は問題ありませんが、SuikaTalkとしては、基礎的な内容を教師自身が理解し、自分の言葉で説明できることが、学習者に安心感を与え、指導の安定性につながると考えています。
このような背景から、SuikaTalkの講師採用面接では日本語教育に関する専門知識について質問しますが、うまく答えられなかった場合でも、他の面での強みがあれば十分カバーできることもあります。知識がすべてではありませんが、少なくとも基礎的な内容を自分の言葉で説明できる準備はしておいてください。
3. 教育歴や教育観、多文化への理解
これまでの日本語教育歴や教育観は大切な評価ポイントです。また、学習者は世界中から集まるため、文化的背景の違いに加え、ジェンダーや学習障害、価値観の多様性など、あらゆる違いを理解し受け止め、すべての学習者と平等に接する姿勢が求められます。こうした多様性への理解や公平な姿勢も、採用の際の重要な評価ポイントのひとつです。
4. 人柄・コミュニケーション力
ここが最大のポイントかもしれません。SuikaTalkでは、講師は学習者にとってフレンドリーな存在であることを大切な方針のひとつとしています。そのため、面接では明るさや親しみやすさ、相手の気持ちに寄り添うコミュニケーション力を重視しています。とくに、リラックスした自然な笑顔があることはとても重要です。笑顔は相手に安心感や信頼感を与え、レッスン全体の雰囲気を大きく左右します。そのため、笑顔で話すことが苦手な方は、SuikaTalkが大切にしている「フレンドリーさ」や「親しみやすさ」を十分に発揮するのが難しくなるかもしれません。実際、専門知識にやや不安があっても、それを補って余りある親しみやすさや誠実な人柄をお持ちの方は、採用に至ることもあります。
評価の対象とならないものについて
当たり前のことですが、年齢、性別、国籍、人種、宗教、外見的な特徴(髪の色、ピアス、タトゥーなど)は、評価の対象ではありません。SuikaTalkでは、外見の多様性を尊重しています。ただし、講師として清潔感のある身だしなみでレッスンに臨んでいただくことは大切です。また、面接時の自己紹介などの際に年齢を伝える必要もありません。SuikaTalkでは、若さや年長であることが有利・不利に働くことはありません。SuikaTalkでは、誰もが公平にチャンスを得られる場でありたいと考えています。
また、SuikaTalkでは講師を社員として雇用しているわけではなく、お互いに自律した立場で協力し合う関係を築いています。そのため、「SuikaTalkのために尽くします」「御社に貢献できるようがんばります」といった就職活動的なスタンスは、少し方向性がずれてしまいます。面接でも、そういった決まり文句のような言葉をいただくことがありますが、SuikaTalkが求めているのは「SuikaTalkに尽くしてくれる人」ではありません。もちろん、SuikaTalkの方針やルールにはご協力いただく必要がありますし、学習者のために頑張っていただけることは大歓迎です。ただ、その努力の矛先は、SuikaTalkという組織そのものではなく、学習者一人ひとりに対する責任感や、講師としてのプロ意識に根ざしたものであってほしいと考えています。SuikaTalkは、講師と運営がフラットな関係で協力し合い、学習者にとって最良の学習環境をつくっていくことを目指しています。そのため、「どちらが上・下」といった意識を持つ必要はありません。
採用時の評価方法とバランスの考え方
SuikaTalkの採用では、どれか一つの要素だけで判断することはありません。たとえば、知識はしっかりしていても、笑顔がなく厳格で堅い印象だと、学習者から敬遠されてしまうかもしれません。逆に、明るくて親しみやすいけれど基本的な日本語知識が全くないという場合も、やはり難しいです。
そのため、なるべく主観を排除し客観的に評価するため、上述の評価基準の各項目を点数化し、総合的に判断しています。必ずしもすべての要素で高得点である必要はありませんが、どの要素にも一定の最低ラインは設けています。そのうえで、SuikaTalkに合った強みを持ち、総合的に高いスコアをもつ方を採用しています。
こんな人はSuikaTalkに合わないかも
SuikaTalkは、フレンドリーで楽しい雰囲気のレッスンを大切にしています。学習者にとって、日本語の勉強が苦痛ではなく、安心して続けられるものであってほしいというのがSuikaTalkの考えです。
そのため、勉強は厳しさに耐えてこそ意味がある、というような指導方針を重視される方や、楽しさを取り入れることにあまり価値を感じない方とは、目指す方向が少し異なるかもしれません。
また、オンライン日本語教師はサービス業でもあるという視点を持てない方も、SuikaTalkとは相性が合わない可能性があります。たとえば、「自分の教え方に従えない学習者には対応しない」といった柔軟性に欠ける姿勢や、「教師は尊敬される存在であるべき」「教師が絶対的な指導者であり、学習者は従うべき存在」といった上下関係を前提とする考え方では、学習者との信頼関係を築くことが難しくなるかもしれません。
SuikaTalkは、教師と学習者が対等な立場で信頼関係を築きながら、一人ひとりの学習スタイルに寄り添っていくことを大切にしています。
応募前に資料を読んでいますか?
応募条件として、以下の項目について説明できることを明記しています。
ピッチアクセントの型(頭高型・中高型・尾高型・平板型)
動詞のグループ分けや「て形」についての説明
「私はアメリカ人です」と「私がアメリカ人です」の違い
これらの内容については、面接の中で一部を確認させていただくことがあります。にもかかわらず、まったく答えられないまま応募される方も少なくありません。
講師向け資料をしっかり読まずに応募してしまうと、結果的に応募条件を満たしていない状態で面接を受けることになりかねず、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性があります。ご自身にとって納得のいく選択ができるよう、事前に講師向け資料を読んでいただくようお願いします。
「自信がない…」という方へ
SuikaTalkは、プロとして自信を持って教えることができる講師の方のみを採用するプラットフォームです。「自信はないけど、SuikaTalkで教えてみたい」という方は、まずは基礎からしっかり学び直すことをおすすめします。
また、SuikaTalkでは、オンライン講師育成のためのトレーニング講座も用意しています。このトレーニングでは、ITスキルから日本語専門知識の基礎、オンラインレッスンならではの教え方のコツまで一通り学ぶことができます。本気で講師として成長したいと考える方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
最後に
SuikaTalkは、他の多くのプラットフォームと違って、「誰でも教えられる場所」ではありません。しかし、そのぶん、信頼できる講師ばかりが集まっています。そして、学習者からも「この先生に出会えて良かった」と思ってもらえる講師だけを採用したいと考えています。
講師応募の前に、ぜひ「SuikaTalkは自分に合っているか?」をしっかり考えてみてください。その判断材料として、この記事が少しでも役立てば幸いです。
オンラインで日本語を教えることに興味がある方は、ぜひ、オンライン日本語学習プラットフォーム「SuikaTalk」で働いてみませんか?
SuikaTalkでは、さまざまなライフステージや働き方に合った講師活動を応援しています。例えば、海外での生活を活かしたい方や、自由な働き方を求めるノマドワーカーの方。家庭と両立しながら働きたい小さなお子さんをお持ちの方も大歓迎です。また、これからオンラインでのキャリアを築きたい方、さらには定年後の新しい挑戦をお探しの方にもぜひご参加いただきたいと考えています。
日本語講師向け説明資料は以下からダウンロードできます。
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