[ 七夕の歩幅 ]:毎週ショートショートnote
─ 星が流れなくたって、願いは叶う ─
↑こちらのお題【七夕の歩幅】に参加しました。
七夕って、大人になると、なぜか盛り上がらないですよね。
梅雨だからかな😊♪

[ 七夕の歩幅 ]
「七夕って、いいと思わない?」
夜空を眺めながら彼女が言う。
なんでと尋ねると、
「だって、他のイベントって、なんか『しやがれ〜!』感が半端ないじゃん。やらなきゃ人間じゃない、みたいな。」
ボクは頷く。
「でも、七夕ってさぁ、みんな忘れてたり、気づいて、勝手にお願いごとしたり」
「短冊にも書かずにね」
「そうそう、でもさぁ、そのくらいの感じが、私は好きなんだよねぇ」
黙って夜空を見上げる彼女。
その横で、ボクは思い出した。
彼女と出会ったころ、彼女がボクに言った言葉。
「キミは、七夕みたいだね」
意味はわからなかった。
でも、その一言で、彼女が気になる存在になったんだ。
「急がなくてもついて行けるし、寄り道しても待っててくれる」
ふと彼女がこちらを向く。
そして、全てを見透かしたような表情で言った。
「そんな七夕みたいに、これからも一緒に歩いていこうね」
七夕みたいに、か、──なるほど。
ボクは笑って言う。
「地面に座って、のんびり夜空を眺めたりしてね」
彼女は満面の笑顔で、
「うん、いいね」
ふたりで夜空を眺める。
ドラマなら、流れ星が流れそうな場面だけど、そんなことはなかった。
それでいいと、ボクは思った。
↓前回、参加したお話はこちら
↓にっこりみかんのお話マガジン
おまけのみかん🍊
こちらの記事に、私は「お好みボックス」と書きました。
正確には「オコノミボックス」と全部カタカナで書くそうです。
詳しくはこちらから↓
一通りのキャンプ道具にもなったりするすぐれものです。
スマホの次は「オコノミボックス」で決まりですね😊♪
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