[ 春のバス停で鳴く声は ]:シロクマ文芸部(バス停で)
↑↑コチラのお題に参加しました〜
いつものショートショートで久しぶりのシロクマ文芸部です😊✨♪

[ 春のバス停で鳴く声は ]
バス停で、小鳥が3羽遊んでる。
アレ、あんなところにバス停なんてあったかしら?
なんて思いながら、かすかに鳴き声が聞こえるところから眺めてみる。
「チュン、チュン」
スズメさん。
「ホー、ホケキョ、ケキョケキョ」
ウグイスさん。
「チー、チー」
あれ?
これは誰かしら?
あ、目の周りがおしゃれなメジロさんね。
「チュン、チュン」
「ケキョ、ケキョ」
「チー、チー」
ちょこまか、ちょこまか跳ねながら、バス停をうろうろ、うろうろ。
なにか食べ物でもあるのかな?
”ブロロロロ〜”
あ、バスが来た。
みんな気をつけて、ひかれないでね。
あらあら、3羽ともお行儀よく並んで、バスを見ているわ。
”プーゥ、ガラガラガラ〜”
バスの扉が開いた。
誰も降りてこない。
──あ!…えっ、
3羽とも、ぴょんぴょん跳ねながらバスに乗り込んじゃった。
人間のこぼした食べ物でもあったのかな?
”プーゥ、ガラガラガラ〜”
あ、扉が閉まっちゃった。
3羽とも閉じ込められちゃった。
なんてことでしょう。
”ブロロロロ〜”
バスは出発。
どこへ行くのかしら?
『お花畑経由小鳥遊行』
だって。
バスの後ろには『タカナシ交通』って書いてある。
お花畑を眺めながら、怖い怖い鷹のいない場所へ連れてってくれるのかしら。
小鳥たちにとっては、なんだか楽しい旅行ね。
ふふふふふ……。
私もあのバス停で、待ってみようかしら。
どこかステキな場所へ行けるかもしれない。
春のバス停で、
”ブロロロロ〜”
ステキな旅の第一歩。
”プーゥ、ガラガラガラ〜”
踏み出そう、私の小鳥遊へ。
”プーゥ、ガラガラガラ〜”
「ワク、ワク」
”ブロロロロ〜”
おしまい。
↓前回シロクマ文芸部に参加したのはコチラのお話(えっ!半年前😱)
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