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日本一周8ヵ所目【新潟県】


新潟滞在期間:2024年10月24日〜31日




・新潟県のイメージ


お米のイメージがとても強い新潟県ですが、豪雪地帯、長岡花火、上杉謙信などのキーワードも思い付きます。

幼い頃に行ったことがある気がしますが、しっかりと内容を覚えていなかったため、今回はしっかりと新潟の大地を踏みしめて、歴史や文化に触れていきたいと思います。

また、お米が美味しいことでも有名ですので、しっかりとお米も味わっていきたいと思います。

ちなみに行きの道中では福島との県境において「夜」「大雨」「煽り気味運転」の3コンボを受けて大変な旅路となりました(汗)


・訪問地(訪問順)



【新津温泉】:新潟市

温泉マニアの方におすすめされて訪れたこの場所は、石油を掘削中に湧き出した温泉だそうです。

特徴的なのは、その強烈な石油臭で、温泉マニアの間では「石油臭がする名湯」として知られています。

内外装共に年季を感じさせ、浴槽は一つだけ、シャワーはなく蛇口のみで、ホースをシャワー代わりに使うというスパルタンな温泉でした。

1人だけいた常連のおじさんも車中泊をしながら旅をしていたそうで、旅談義で盛り上がり、とても楽しい時間を過ごせました。


ピンボケ写真なのが悔やまれます

その後は石油の匂いをプンプンさせながら「道の駅加治川」で昼食をとりました。

豚汁ご飯セットという非常にシンプルながらも満足感のある日本人大好きセットをいただきましたが、お米のおいしさに感動しました。

漬物も選び放題・乗せ放題でおかずとして楽しめます!


【ペガサス】:村上市

かなりディープな場所になりますが、ここはレトロ自販機を数多く設置している娯楽施設です。

室内には自販機はもちろん、昔懐かしい遊戯筐体が揃っています。


時間が夕方頃ということもあり、売り切れになっている自販機が多く、また、私もお腹いっぱいということもあり、飲み物だけ購入させてもらいました。

この時間は誰もいなかったのですが、Googleの口コミをみると、多くのマニアやバイカーが休日に立ち寄るそうです。

こういったディープスポットに立ち寄れるのも一人旅の醍醐味ですね。


【北方文化博物館】:新潟市

ここは豪農・伊藤家の旧大邸宅を保存・公開している博物館です。

広大な敷地には、主屋や大広間、茶室、蔵などの建物や、庭匠・田中泰阿弥による庭園があり、新潟の歴史や文化、豪農の暮らしぶりを伝える貴重な施設となっています。


戦後の農地改革に伴う農地などの没収で、元々あった農家としての文化が消え去ることを危惧した7代目当主の伊藤文吉が、博物館として整備したという経緯があります。

施設内はとにかく豪勢な造りとなっており、数多くの使用人や家族がここで生活していたということが伺えいます。


博物館への整備前に、GHQのライト中尉が旧日本軍の隠匿物資の存在を疑い捜索に来たことがあったそうです。

しかし、7代目の文吉はペンシルバニア大学出身で、このライト中尉の先輩に当たることが彼との会話の中で明らかになったそうです。

結果として、文吉はライト中尉の支援を受けて、当初は集団住居として予定されていたこの土地を博物館として整備することができたという逸話があります。


大広間から見える庭園も素晴らしく、時間が止まったような錯覚を覚えるほど静まりかえっています。

ここで行われた茶会はさぞ雅なものだったのでしょうね。

敷地は広大であり、2階では各国から取り寄せた多くの品々を展示し、ここ以外にも様々な歴史的建物や移築された民家などが建ち並んでいます。

古き良き日本の邸宅を味わいたい人にはとてもおすすめです。




【旧斎藤家別邸】:新潟市

ここは、大正時代に建てられた豪商・齋藤家の別荘です。

砂丘地形を活かした回遊式庭園と、近代和風建築の建物が特徴で、新潟の歴史と文化を伝える貴重な文化遺産となっており、現在は国指定名勝として一般公開されています。


建物内も去ることながら、ここの目玉は何といってもその美しい庭園でしょう。

一階と二階から見える庭の景色が異なるのが特徴であり、実はこれは庭園に傾斜が付いていることが理由だそうです。

建物内の様々な場所から眺めても飽きが来ないような目新しさを感じることができるため、いかに当時の依頼主がこの庭園にこだわりを持っていたかが伺えますね。


大きな池には美しく大きな鯉が泳いでおり、綺麗に整備された石段や剪定された木々、その景観を崩すことなく自然に溶け込む建物など、全てが調和された美しい空間には思わず息を呑んでしまいます。

能登半島地震の影響なのか、立ち入り禁止になっている箇所や、おそらくその影響を受けてか滝も止まっているようでした。

しかし、それらを含めても一見の価値は絶対にあります!



【ラポルテ五泉】:五泉市

ここは道の駅のような機能を持った地域の特産品販売やホール運営など、多岐にわたるサービスを行う施設となっています。

いわゆる「道の駅」のような用途に近く、キッチンカーやハロウィンイベントブースなども盛り上がっており、施設自体もここ最近できたばかりでとても綺麗でした。


「ラポルテ」はフランス・イタリア語で「扉」を指す言葉

実はこの日の前日に10年ぶりに飲んだ大学時代の友人がここの館長をしていることを知り、急遽立ち寄ることになったのですが、非常に多くの人々が出入りしており、彼の手腕に驚かされました。


ハロウィンマーケットなどの特設展示をはじめ、常設で置かれている売り場も大賑わいであり、地元産の野菜を使った様々な商品などが所狭しと並べられています。

さすが友人が館長を務める施設。

それを見ているとなぜか私が自慢げになってしまいます(笑)


お土産に彼から新潟限定のお菓子をいただきました。

人の温かさと活気に溢れた素晴らしい施設でした!


【しろね大凧と歴史の館】:新潟市

ここは世界最大級の凧の資料館であり、白根大凧合戦に関する展示や、国内外の珍しい凧を展示している他、凧作り体験や凧揚げ実験室など、体験型の施設も充実しています。

入り口からものすごい迫力の凧がお出迎えしてくれますが、あまりの大きさに唖然としてしまいます。


ここ白根地域では6月に五日間開催される「白根大凧合戦」というお祭りがあります。

これは24畳もの大きさの大凧を川の両側から揚げて空中で絡ませ川に落とした後、相手の凧綱が切れるまで引き合うという、とんでもない脳筋祭りなのです。

3D映像で見るお祭りの様子から、その迫力がひしひしと伝わってきますが、個人的には観光客まで参加できる懐の深さがとても印象的でした。


展示室内も数多くの凧が展示されており、全都道府県の凧が飾られているのが面白かったですね。

また、体験コーナーではカイトか和凧を揚げることができ、人生初の和凧揚げを体験してきました。

凧の世界は想像以上に奥深く、最後までじっくりと楽しめました。




【彌彦神社】:弥彦村

ここは越後一之宮とされており、2400年以上の歴史を持つ由緒ある神社です。

天照大御神の曾孫である天香山命(あめのかごやまのみこと)を祀り、越後の開拓神として信仰されています。

縁結びや商売繁盛にご利益があるとされ、全国から多くの参拝客が訪れます。


ちなみにこの神社の大鳥居は、境内から3.4キロも離れた市街地に位置しています。

上越新幹線や高速道路などが開通したりするなど、様々な面で発展を遂げた新潟県において、かつてこの地を開いて人々の生活の礎を築いた伊夜比古大神への感謝を示すものとして奉建されたそうです。

この大鳥居ですが、高さ30.16mを誇り、高さは日本で3番目、両部鳥居としては日本で一番大きな鳥居とされており、スマホで撮影しようとしたら画角に収まらなほどの大きさでした。


参道とその周囲は大自然となっており、時折聞こえる鳥の声や木々の音がとても心を浄化させてくれます。

地域の方々で花卉の展示会をしており、色とりどりの花々に囲まれながら社殿へ向かい、晴れやかな気持ちでお参りをしてきました。


様々な末社や摂社の他、鹿や鶏なども飼育しており、見どころたくさんの美しい神社でした。


【長岡花火ミュージアム】:長岡市

長岡といえば「花火」。


ここは、道の駅「ながおか花火館」内にある施設であり、長岡花火の歴史や魅力を体験・学習できる場所です。

ドームシアターでは長岡花火の迫力ある映像を、展示室では花火の仕組みや歴史を学ぶことができます。


1階は展示コーナーとなっており、実際の花火大会で使われる発射装置や花火玉など、日本を代表する花火大会の裏側を知ることができます。

子供にも嬉しい体を連動した体験型ゲームコーナーがあり、子連れでも楽しめます。

長岡の花火大会自体は明治12年から行われているそうですが、戦時中に長岡空襲が起き、忌まわしい空襲の日から1年後に復興祭が行われ、これが今日の長岡まつりの前身となっていったそうです。

華やかな花火大会の裏には悲しい歴史もあることを忘れてはなりませんね。


2階にはシアタールームがあり、実際の花火大会の様子をドーム型シアターでリアルに体験することができます。

映像と一緒に流れる音楽によって、本当に実際の花火大会にいるような感覚になり、終始感動続きの映像でした。

私が最後に訪れた花火大会はもう10年近く前になるので、最近の花火大会の様子を体験することができてとても新鮮でした。

地元の花火大会もまた行ってみようと思います。




【新潟県立歴史博物館】:長岡市

ここは、縄文文化を中心に新潟県の歴史と文化を紹介する博物館です。

特に縄文時代の展示が充実しており、実物大のジオラマで当時の暮らしを再現しています。また、雪国の暮らしや米作りなど、新潟ならではの歴史や文化も学べます


企画展では県内のヒスイをはじめ、様々な遺跡出土品を展示しており、ヒスイの原石を見たときはその大きさと美しさに驚かされました。

これらを加工して美しく輝かせたものを縄文人たちは身につけていたのかと思うと、当時の人々の美的センスに俄然興味が湧いてきますね。


佐渡金山でも有名な新潟県は、江戸時代に幕府に上納した金銀の量を現在のインゴットで表すと、その莫大な量を一瞬にして理解することができます。

しかもこれらは平成元年まで操業していたというのですから驚きです。

他にも稲作に関する数多くの展示がされており、さすが新潟県の博物館だなあと実感していました。


また、豪雪地帯として知られる新潟の歴史は雪との歴史といっても過言ではありません。

1年の中で半分弱の期間を雪と共にするため、住宅の仕様や冬支度、雪下ろしや雪の中での移動手段など、雪なし県の私にはその生活を想像することが難しいものばかりでした。

特に印象深いものが、雪国では女性は特に重要な労働力であり、雪が溶けてからは農作業が山のようにあるため、雪が積もっている時期に嫁入りする慣例があったという点です。

日本の米所を拓いた先駆者たちの努力には頭が上がりません。


【上越市埋蔵文化財センター】:上越市

新潟旅最後の訪問地となったのがここ。

春日山城跡のふもとにあり、上越市内の埋蔵文化財を研究・保管・公開している入館無料の施設です。

土壁色の日本家屋風の建物で、豊かな自然に囲まれており、建物前には上杉謙信公の銅像が建てられています。


春日山の麓にある施設ということで、フォーカスされるのはもちろん「上杉謙信」。

入り口から少し進むと、上杉謙信をはじめとした上杉家の年表があり、彼を語る上では外せない「川中島の戦い」に関する説明も丁寧に行われていました。

宿敵である甲斐の猛将「武田信玄」とは合計で5度に及ぶ戦いを行いましたが、いずれも勝敗は決せず、武田信玄は後に病死してしまいます。


お互いに幾度も戦いあった仲でしたので、共にライバルとして認め合った信玄が亡くなった知らせを聞いて、謙信は非常に悲しんだという逸話が残されています。

「敵に塩を送る」という言葉もこの時に生まれており、検診の武人としての美学を垣間見ることができます。

さて、そんな謙信ですが、実は戦国武将で唯一琵琶を演奏していたほか、書状も数多く残していたそうです。

正に我々が理想とする「文武両道」を地で行っていた人だったのでしょうね

・旅の所感


大都会新潟市を有しながらも、美しい田園風景、雄大な山と日本海を併せ持ったマルチな県という印象が強く残りました。

食べるものも美味しく、歴史的・文化的価値をもつ建築物なども多数あることから、多くの学びを得られました。

今回、旅の後半から原因不明の体調不良に見舞われ、大自然を散策することができずに博物館巡りで終わったのが悔やまれるところ。

とはいえ、南北に伸びた長い新潟県をほぼ横断できたことはとても記憶に残りました。

太平洋側に住んでいるので、日本海側の気候や景色、住宅や人々の生活の様子など、それぞれの特色を比較することができた旅ともなりました。

今度は雪の積もった新潟を見てみたいと思います。

ありがとう新潟。



#日本一周 #軽バン #車中泊 #新潟 #新潟県

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