怖がりが毎日ホラーを書き続けたら何故か月間1位になった話
かなり前にも書いた気がするけれど、わたしはホラーが怖い。
というか、けっこう苦手だ。
あの、わざわざ怖がらせてくる感じ。
わたしとしては、静かに穏やかに暮らしたいのだ。
それなのに、なぜか人生ではホラーの方が向こうから寄ってくる。
最初の出会いは『エクソシスト』だった。
幼いわたしにとって、あれは“恐怖という概念の発明”みたいなものだった。寝ても覚めても思い出す。いや、思い出したくないけど思い出す。
そこから『13日の金曜日』のあの定番演出。
ジャジャーン! ドーン! バシュッ!
で、寿命を5年ほど削った。
さらにゲームの『バイオハザード』初代で窓から犬が飛び出してきた瞬間、寿命10年は確実に減ったと思う。
わたしの人生、ホラーの影響でだいぶ短命コースである。
いとこわし、いとこわし。やめてたもれ。
なのに今、なぜかホラーを書いている。
しかも、毎日。
なんとまあ、「ホラー短編集」なんてタイトルまでつけて。
これが人生のバグというやつだろうか。あるいは、人は一度怖いものを知ると、今度は“怖がらせる側”になりたくなるのかもしれない。
怖がるのは嫌だけど、怖がらせるのはちょっと楽しい。
なんか、人間って矛盾してるなと思う。
そんな感じで、毎晩コツコツ書き続けていたら、
気づけばTALESのホラージャンルで、まさかの月間1位。

通知を見た瞬間、「いや、嘘だろ」とスマホを二度見した。
だって、怖がりがホラーで1位って、数学的に間違ってる気がする。
でも、本当だった。わたしがいちばんびっくりしている。
「ドラクエの経験値理論」みたいな話を前に書いたけど、まさにそれだ。
実はホラーを書くたびに、ほんの少しだけ、
“怖さ耐性”の経験値が入っていたのかもしれない。
そしてある日、レベルが上がった。ポンッと。
「ホラー作家:レベル2」に。
……いや、まだスライム相手に逃げ出すレベルなんですけどね。
それでも、読んでくれる人がいるというのは、本当にありがたいことだ。
わたしの書くホラーは、血がドバドバとか、霊がギャーとか、そういうタイプじゃない。
むしろ、ちょっと悲しかったり、
ちょっと寂しかったりする“静かな怖さ”が多い。
だから読んでくれた人が、「怖いけど、これなら読める」と、TALESのコメントで言ってくれたとき、いちばんうれしかった。
怖がりなわたしだからこそ書ける“優しいホラー”があるのかもしれない。しらんけど。
というわけで、
これからもわたしは、びびりながらホラーを書き続ける。
寿命は少しずつ減っていくかもしれないけど、そのぶん、物語の深みが増していくなら、それも悪くない。
怖いけど、楽しい。
たぶんそれが、わたしの一番好きなバランスなんだと思う。
そして、TALESのホラーで月間1位になったのとほぼ同じタイミングで、
noteのフォロワーさんも、そろそろ1000人を超えそうです。
二度びっくり、二度うれしい。
怖がりなわたしにしては、上出来すぎる秋です。
