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フリーランスの私が「MVV」を「PMVV」に昇華させる過程で感じたこと│【1/2】振り返るうちに気付いたこと

にしきです。
私はフリーランスで活動する上でのプラットフォームとして、まぁまぁデザインが見るに堪えないホームページを所有(?)しています。
その中に「MVV」の項目があるのですが、「どうやら最近は『PMVV』というものがトレンドらしいぞ!」と知り、調べた上で自分にマッチしそうなので、「MVV」を「PMVV」に昇華させている最中です。
今回は、その過程で感じたことを書いてみたいと思います。

「MVV」とは

「MVV」とは以下の単語の頭文字です。
・Mission:企業が掲げる使命
・Vision:企業が目指す姿
・Value:価値観・行動指針

この記事を書くにあたり確認として調べたところ、MVVには次のような連動性があるようです。
・Mission:価値基準、行動指針。ビジョン実現のために「どうやるのか」
・Vision:将来の「あるべき」「ありたい」姿。未来像、目標や目指すゴール。「どうありたいのか」
・Value:ビジョン実現のために「何をしなければならないのか」

私も調べてから初めて知ったのですが、どうやら「Vison」という「在りたい/在るべき姿」がゴールのようです。
組織のゴールが「単純にお金を1円でも多く儲けること」である場合もあれば、「社会に価値を提供すること」である場合もあるので、割と理にかなっている気がしました。

「PMVV」とは

「PMVV」とは、「MVV」における上位概念として新たに「P」を導入したものです。
・Purpose:存在理由や社会的使命。「組織が何のために存在し、どのような社会的価値を提供するのか」について示したもの

要は、既存のMVVというフレームワークに「なぜこの組織は存在するのか」「この組織は社会に何を提供したいのか」を、より高い位置づけで組み込んだものですね。

私がキャッチアップできていないだけで、「パーパス経営」なんて言葉も数年前から流行し始めていたそうです。
具体的には、SONYの「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」や、味の素の「アミノ酸のはたらきで食習慣や高齢化に伴う食と健康の課題を解決し、人びとのウェルネスを共創します」などが挙げられます。

パーパス経営の具体的なメリットとしては、ステークホルダー(※)への魅力の提示が挙げられます。

※ステークホルダー
利害関係者。株主や顧客は当然として、従業員やその家族、はたまた地域や社会へとそのレンジは広がっていきます。
私は投資についてはほぼ何も学んでいないド素人なので解説はできませんが、「『SDGs』にちゃんと目を向けられている企業だ!」と感じる投資家さんや、「なんか最近のトレンドっぽいからとりあえず支持しておくか」といった投資家さんまで、幅広い層の投資家さんにウケているのではないかと愚考しています。

フリーランスの私が「(P)MVV」を策定した理由

MVVやPMVVは企業向けの概念と認識していますが、そんな中でフリーランス=個人事業主の私が初期段階からMVVを策定したのには理由があります。
正直に記述すると、具体的には次のようになるかと思います。

①40%:何となくそれっぽく見てもらえそう
②50%:自分の活動理念について知ってもらいたい
③10%:活動方針について困ったときに参照したい

①についてはそのままで、「何となくそれっぽい表現をしておけば何となく凄そうに見えたりしないかな?」という狙いです。
②については、現状知名度が皆無ではあるものの、とても細い導線から私のホームページ(笑)に辿り着いてくださった方に、私の活動理念について深く知ってもらいたいという思いがありました。
③についてです。現状困ってはいないのですが、この先に活動方針レベルで何か困ったことがあった際に、当初の理念を思い出すための備忘録のような役割と位置付けています。言わば「灯台」のような役割かもしれません。

この記事を書こうと思った背景

就活生、あるいは転職活動をしている方は往々にして企業理念に共感する(「ことになっている」)のですが、ここは深堀すると相当に重要なポイントだというのが持論です。
あくまで私程度の社会人経験のまだまだ足りない身の主観に過ぎませんが、「企業理念に共感する」ことは、社員の能力を最大限に発揮させるために、存外に重要なことだと考えています。
それこそ、「(共感する)ことになっている」レベルだと、完全に次元が変わってきてしまいます。

私が新卒で入社した企業(以下、A社)には、当時の企業理念(≠MVV)がありました。
これ自体に感じるものは正直あまり無かったのですが、入社して数年後、企業理念がスローガン的に刷新されました。キャッチーな一言です。
私は企業理念が刷新される前の時点で、その業界における自分の職種を天職と感じていました。
そこに新たなスローガンが加わり、「自分はここに骨をうずめたい!」と心から感じました。
私のフリーランス活動におけるメインの業界・職種がA社のものと一切変わらないのは、そこに根源的な原初体験があるからだと思っています。

その後、色々なことがあって泣く泣くA社を去ることになり、別の会社(以下、B社)に縁があって働かせていただきました。
B社はIT企業ですが、一方で、「組織としての企業のカルチャー醸成」=「人へのかかわり方そのもの」に対しても、とてもロジカルにアプローチをしていました。
さて、B社を知り、選考を受けるにあたり知ったのがMVVです。
奇妙な話ですが、B社のMission・Vision(、何なら商材自体)にはあまり魅力を感じなかったものの、私にとってはValueがとにかく素晴らしかったです。
学生時代のアルバイトで培い、かつ心から共感できた価値観と、言葉こそ違えどB社のValueは完全に一致していたのです。
そのため、カルチャーマッチ全ベットの履歴書や面接で、自分でも驚く程のとんとん拍子で内定に結び付いたことが印象的でした。

自身の勤めた企業と得られた気付き

A社の新しい企業理念に私は深く共感したのですが、周囲を見渡すと、どうもほぼほぼ企業理念が浸透していない印象を受けました。「企業理念に共感しているフリをしている」人すら見つからないならまだしも、「何だかブラック企業みたいだよね(笑)」と馬鹿にする人がいれば、それを咎める上長すら存在しない状況でした。
皆それぞれにそれなりにやるべきことはきっちりとやり、企業全体として上手く回っていたと記憶していますが、私が感銘を受けた企業理念に対して共感をしている方はほぼおらず、日々与えられた仕事を何となくこなしているだけの印象を受けました。
(私にとって)素晴らしい業界であり、(私にとって)とても感銘を受ける企業理念に対して「多くの方が何も感じていないのだな……」と悟ってしまったことに結構なショックを受けたことを今でも生々しく思い返します。

一方のB社では、社のMVVが(私の観測範囲内で)がっつりと浸透しており、社員が全体としてモチベーションを高く持っているように感じられました。
企業とはいえ部署単位になるとカルチャーなどは変わってくるものと思いますが、B社ではどの部署も同じような方向性を目指した上で、一律に高い水準の熱量を持って皆が楽しそうに働いている姿がとても印象的でした。
また、MVVに方略を持ち込むのはナンセンスかもしれませんが、それを浸透させるための仕組み作りも相当にロジカルに設計されていたと感じています。


さて、思うがままに書いているうちに思いのほか筆が乗ってしまったため、後半(下記リンク)へ続きます。(おおっと。)

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