#4|社長に「ありがとう」って、言ったことありますか?
「社長、10年間ありがとうございました」
もしあなたの会社で、社員がこんなふうに声をかけてきたら、どう感じますか?
普通、会社では社長が従業員に
「お疲れさま」「よくやってくれた」
と声をかけるものです。
でも逆はどうでしょう。
社員から社長に「ありがとう」なんて、めったに聞かない話ですよね。
1.10年目の「ありがとう」
またまた、わたしの話で恐縮です。
わたしが入社して10年の節目に、社長のもとを訪れました。
手にはちょっとした菓子折りを持って。
「社長、10年間雇ってもらって、ありがとうございます」
会社が社員に対して永年勤続を表彰することは珍しくありません。
しかし、社員から会社や社長に対して個人的に感謝のアクションを起こすケースは稀でしょう。
正直、給料上がったらええなって気持ちも少しはありました。
そうです、下心が全くゼロではありませんでしたよ💦
でも、それ以上に本当に感謝していたんです。
この10年、一緒に過ごしてこれたことには素直に感謝してました。
2.社長だって人間です
考えてみてください。
社長は毎日いろんな人に「ありがとう」と言います。
お客さんに、取引先に、社員に。
でも、言われることは案外少ないんです。
特に社長なら分かるでしょう。
朝から晩まで工場のことを考えて、資金繰りに頭を悩ませて、時には厳しいことも言わなきゃいけない。
そんな毎日の中で、社員から突然「ありがとう」なんて言われたら...
きっと胸にグッとくるはずです。
「ああ、この10年間、間違ってなかったんだ」て思えるでしょう。
※すみません…これも狙ってました💦
3.「ありがとう」は伝染する
この個人的なエピソードをあえて披露したのは、「感謝の循環」という考え方をお伝えしたかったからです。
感謝というポジティブなエネルギーは、特定の人や階層にとどまるのではなく、あらゆる方向に自由に流れ、影響を与え合う可能性を持っています。
上から下だけじゃなくて、下から上にも、社員同士でも「ありがとう」が行き交うようになると、会社全体の空気が変わってくるんです。
4.小さな積み重ねが大きな力になる
「チームワークを良くしよう」なんて言うと、何か特別なことをしなきゃいけないと思いがちです。
懇親会をやったり、研修をしたり。
でも本当に大事なのは、毎日の小さなやり取りなんです。
「おはよう」の挨拶、ちょっとした手伝い、「お疲れさま」の一言。
こんな当たり前のことが、実は会社の雰囲気を作っているんです。
あの10年目の「ありがとう」も、たった一回の出来事かもしれません。
でもそれが社長の心を動かして、社長の態度が変わって、それが他の社員にも伝わって...
小さな石を池に投げ込んだときの波紋みたいに、どんどん広がっていくんです。
5.明日からできること
じゃあ、何から始めればいいのか。
別に社員みんなが社長に菓子折り持ってこいって話じゃありません。
そんなことしたら逆におかしいでしょう笑。
大事なのは、普段の何気ないやり取りを少しだけ意識することです。
例えば
同僚がいい仕事したら「やるやん」と声をかける
誰かが困ってたら、黙って手を貸す
失敗した仲間を責めるより、一緒に対策を考える
朝の挨拶を、ちょっと元気よくしてみる
こんな小さなことでいいんです。
6.中小企業だからこそできること
大企業と違って、中小企業は人数が少ない分、一人ひとりの存在が大きいんです。
だからこそ、一人の社員の「ありがとう」が会社全体に響く。
社長の一言が、社員みんなの心に届く。
これって、中小企業の強みじゃないでしょうか。
大手にはできない、人と人のつながりの温かさ。
それがあるからこそ、お客さんも「この会社に任せたい」と思ってくれるんじゃないでしょうか。
社長のあなたへ
もしあなたが中小企業の社長なら、社員は案外あなたのことを見ています。
認めてもらいたいと思っています。
だから社員の頑張りに気づいたときは、恥ずかしがらずに「ようやった」と声をかけてください。
社員のあなたへ
社長だって一人の人間です。
毎日プレッシャーと戦っています。
たまには「お疲れさまです」の一言をかけてみてください。
きっと社長の表情が和らぐはずです。
7.最後に
「ありがとう」は、上から下にも下から上にも、横にも自由に流れていくものです。
誰かが最初の一歩を踏み出せば、それは必ず回り回って、会社全体を温かい空気で包んでくれます。
あなたの会社でも、そんな小さな奇跡が起きるかもしれません。
明日の朝、いつもより少しだけ意識して、誰かに声をかけてみませんか?

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