コンデジを買ったら揃えるもの | 私が買って後悔した3つと、やめて正解だった1つ
「コンデジを買ったら、まず何を揃えればいいですか」
そう聞かれることがあります。
私の答えは、たぶん期待されているものとは違います。「しばらく、何も買わなくていいですよ」
私自身が失敗しているからなんです。買って後悔したものが3つ。買う直前で手が止まったものが1つ。
「これを揃えましょう」ではなく、「これは要らなかった」の記録です。
カートに入れる寸前で、手が止まった
Canon の PowerShot G9 X を使っていた頃の話です。
革のケースが欲しくなりました。カメラに革を着せると、それだけで「良いもの」「かっこいいもの」に見えるんですよね。
検討していたのは G9 X 専用のレザーケース。カメラをすっぽりと上質のレザーが包み込むような素敵なデザインで、価格は5,000円くらい。
そこで商品ページの重量を見ました。「0.2kg」
手が止まりました。
G9 X の質量は、バッテリーとメモリーカードを入れて約209g。ポケットに入るサイズです。
209gのカメラに、200gのケース。合計409g。カメラをもう1台ぶら下げるのと、ほとんど同じ重さです。
「小さいカメラが欲しくてこれを選んだのに、大きく重くしてどうするんだ」
そう自問して、やめました。
ケースは「カメラを守るもの」の顔をしています。でも実際には、「カメラを持ち出さなくするもの」になることがある。あのとき買っていたら、G9 X を使う回数は確実に減っていました。
1,500円のストラップで、遠回りをした
こちらは実際に買って、失敗しました。
付属のハンドストラップが、地味だったんです。黒くて、細くて、何の面白みもない。
それでカラフルなストラップの2〜3本セットを買いました。1,500円くらいだったと記憶しています。
色が微妙に本体に合いませんでした。
写真で見た色と、実物の色が違う。結局、使わなくなりました。
問題はもう1つあります。ハンドストラップではなく、ネックストラップが欲しくなる場面がある。
散歩なら手首で十分です。でも両手を使いたいときは、首から下げたい。
ところが、ストラップの交換が結構面倒なんです。細い紐をカメラの穴に通して締める作業を、出先でやる気にはなりません。
今は X half に、Peak Design の Cuff と LEASH を両方用意しています。
Cuff がリストストラップで7,000円くらい。LEASH がネックストラップで9,000円くらいで、重さは86g。どちらもアンカーリンクスという仕組みで、ワンタッチで付け替えられます。アンカー単体なら5,000円ほどです。
Peak Designより入手が容易で価格が手頃なPGYTECHのものもおすすめです。アンカー(カメラとの接続をする部品)は、それぞれ専用のものとなるので、ネックストラップトの付け替えを検討する場合は、同じメーカーのものにする必要があります。
それでも正直、高いです。以前の私なら考えられませんでした。
後でミラーレスに移っても、同じアンカーを使い回せます。1,500円を捨てた分を考えると、最初からこっちにしておけばよかった。
「安くて大容量」で選ぶと、後で効いてくる
SDカードの話です。
昔、32GBの Transcendというお安いカードを使っていました。規格は覚えていません。そのくらい、何も考えずに買ったということです。
コンデジは、SDカードにどんどん撮りためる運用になりがちなんですよね。
そのときに遅いカードだと、あとでPCの転送に非常に時間がかかります。
転送が終わるまで何もできない。あれが地味に苦痛でした。
コンデジ向けに32GB/64GB程度の容量であれば、SanDisk の Extreme PROがベストと思っています、価格と性能のバランスが取れていると思っています。
安いカードから替えたとき、体感で転送時間が3分の1くらいになりました。実測の記録は残っていないので、あくまで体感の話です。
ただし、速ければいいというものでもありません。
コンデジは UHS-I という規格までしか対応していないのが普通です。G9 X もそうでしたし、今使っている X half も、メモリーカードスロットは「SDカード(UHS-I対応)」と書かれています。
上位の UHS-II のカードを買っても、カメラの中では UHS-I の速度に落ちます。高いほうを買って、遅いほうで使うことになる。
「カメラが対応している一番上の規格を選ぶ」これがポイントです。
このあたりは書き出すと長くなるので、また別途、しっかり書こうと思います。
尚、AmazonでSanDiskのSDカードを買う場合は、必ず出荷元・販売元がAmazonであることを確認しましょう(以前、偽物騒ぎがあったので)。
使っていない液体クリーナーが、2本あります
これは、我ながら情けない話です。
ずっと昔に、液体のレンズクリーナーを1本買っていました。そして、ほとんど使いませんでした。
それなのに、2年ほど前にもう1本買っています。
Zeiss のレンズクリーナーです。100mlくらいの小さいボトルが、セールに出ているのを見つけました。
理由を正直に書きます。「Zeiss なら、さすがに使うだろう」
根拠はありません。ブランド名と、セールの値札。それだけでした。
そして、一度も開けていません。
そして最初に買った1本は、いまや中身が黄ばんだ状態で棚に残っています。使わない液体は、そうなるんですね。
セールは恐ろしいです。
私が実際に使っているのは、Kenko の「激落ち カメラレンズクリーナー」です。30枚入りでセールの時に1000円以下で購入したもの。1枚ずつ個包装された、使い捨ての速乾性アルコールの紙です。
ブロアーも、コンデジには要らないと考えています。
ブロアーは主に、センサーに付いたゴミを飛ばすために使うものです。コンデジはレンズを交換しません。だからセンサーにゴミが入る経路がない。
レンズの表面を拭く使い捨てのペーパーが1つあれば、それで足ります。
唯一、最初から持っておけばよかったもの
ここまで「要らない」ばかり書いてきましたが、1つだけ例外があります。
予備バッテリーです。
これはミラーレスでの経験です。マイナス10℃くらいの場面で、残量が十分あるはずなのに低電圧で撮影できなくなったことがあります。数年使ったバッテリーで、劣化していたのだと思います。
北海道では、冬にこれが起きます。手袋を外して、カメラを構えて、そこで動かない。撮りたいものは目の前にあるのに、です。
このとき、互換バッテリーは選びません。安いものはありますが、安全性が不安なので、必ず純正品を選びましょう。Amazonで検索すると山のように互換性バッテリーが出てくるので注意。
高いですが、でもここはケチらないことにしています。
……と、ここまで書いて気づきました
SDカードだけは、買わないと1枚も撮れません。
冒頭で「しばらく何も買わなくていい」と言っておきながら、これは失礼しました。カメラの箱にSDカードが入っていることは、まずありません。
買うなら SanDisk を。Extreme PRO の32GBか64GBで十分です。
まずはSDカードを1枚だけ。あとは1ヶ月使ってから考えてみませんか。
何が足りないかは、使っていれば自分で分かります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
