見出し画像

テラスハウスに学ぶ人間関係 - 関西人 vs 関東人の争い

こんにちは、無口おばけです。

子どもの頃、無口すぎておばけみたいな存在だったのが名前の由来です。今は個人でカウンセラーやってます。

私のnoteでは主に、子どもの頃の環境が原因でメンタルの問題や対人関係の悩みを抱えてる人向けの記事を書いてるので、気になる方はフォローよろしくお願いします。

自己紹介記事はこちら

男女6人が共同生活を送るテラスハウスの中で起きた人間関係のトラブルをピックアップして、その時起きた問題の原因や対策を探っていくシリーズ4記事目です。

今回は関東 vs 関西という非常に面白いテーマだと思います。

同じ日本語なのに、なぜこんなにすれ違うのか

うっちー&みのりはテラスハウスの初期メンバーで、2人は付き合っています。
対して夏美は、テラスハウスに最近入ってきたばかりです。

夏美は関西出身で、思ったことをそのまま口にするタイプです。
みのりは関東出身で、どちらかというと感情を表に出さず、静かに場を観察するタイプです。

2人は同じ空間で暮らしながら、じわじわと関係が悪化していきました。

「言葉通りに受け取る人」と「行間を読む人」

まだ夏美がテラスハウスに来たばかりのタイミングでの、夏美とみのりの会話です。

「うっちーのどこが好きなん?」
「お互いずっとけなし合ってんの。そんなカレカノおる?って思ってさ」
「なんか彼氏やのにすごい距離を感じる」

また別の日。夏美がみのりに聞きました。

「今テラスハウスにいる意味ってあるん?」
「卒業とか考えたことないん?」

夏美にとってそれは純粋な疑問でした。
自分だったらそう考えてしまう。だから聞いてみた。ただそれだけのことだったかもしれません。

けど、みのりにとってはまったく違います。

「カレカノおる?」という言葉は、

「あなたたちは普通のカップルじゃないよね。おかしいよね?」

と聞こえたでしょう。

「今テラスハウスにいる意味ってあるん?」
「卒業とか考えないの?」

という言葉は、

「あなたは目的がないのに、いつまでテラスハウスにいるつもりなのか」

という批判として聞こえたでしょう。

この2つの会話で、夏美とみのりが正反対のタイプであることがわかります。

そして、みのりの表情から、夏美のぶしつけすぎる言葉にイラついていることがわかります。
実際みのりは、うっちーと2人きりのときに夏美のことを愚痴っていました。

そしてある日、決定的な事件が起きます。

ポケ丼事件

うっちーのアドバイスで、アーマンが仕事で忙しいありさのために料理をすることになりました。

だがその日、アーマンは夏美に誘われてデートに行くことに。
そのデートの流れで、夏美がアーマンの料理を手伝うことになりました。

そこに現れたのが、うっちーとみのりです。

うっちーはそれを見て、アーマンに「ちょっと話そう」と呼び出します。

それを見た夏美が、

「え?呼び出し?こわ。」

と率直な感想を漏らしつつ、仲の悪いみのりと2人きりになりました。

ここからの夏美とみのりの会話は、傍から見ても空気の悪さがやばくてかなり怖いです。

みのり:「今日何してたの?」
夏美 :「湘南行ってきた」
みのり:「誰と?1人で?」
夏美 :「なわけないやん!アーマンアーマン」
みのり:「なんで?」
夏美 :「なんで??」
みのり:「え、遊びに?」
夏美 :「え、なんで?怒ってる?」
みのり:「え、なんで?え?」
夏美 :「え?なになになに?」
みのり:「え、急だから。なんか前から約束したんかなと思って」
夏美 :「え?」
みのり:「え?」
夏美 :「急?」
みのり:「何した?湘南で」
夏美 :「めちゃなんか笑 質問責めやなー」
みのり:「え?」
夏美 :「なんか気になった?」
みのり:「私、出かけてるって知らなかったから2人で」
夏美 :「え、そういうのはさー。言うてた?今まで」
みのり:「なんとなくみんなは。いつ行ってるとか。知ってたかも」
夏美 :「まー、朝決まったからさ。言うタイミングがなかっただけでさ」
みのり:パソコンいじりながら「うん」
夏美 :「…聞いてる?」
みのり:「え?うん」
夏美 :「なんかさ。そういう連絡とかしてほしいんやったらさ。言うてほしいし」
みのり:「したことない」
夏美 :んんんん??って顔で「なんか私には怒ってる風に聞こえるな」
みのり:「なんで?」
夏美 :「え、なんで勝手に行ったのみたいな。みんなに言わないの?みたいな感じに聞こえる」
みのり:苦笑
夏美 :「だってさ。2人でご飯作って食べようとしてるときにさ、呼び出して急に」
夏美 :「別にここで話せばよくない?」
みのり:「ごめん」
夏美 :「いや別に謝ることじゃないねんけど」

その後の2人は2人ともめっちゃ不機嫌な顔つきでお互いに怒ってるのがよくわかります。

家族会議開始

さすがにこのままじゃ気まずすぎてヤバイってことで、そこから6人全員参加の家族会議が始まります。

この会議で夏美は、

  • 夏美とアーマンが2人で料理を作っている最中に、うっちーがアーマンを呼び出したこと

  • みのりの質問責め

この2つをよくないこととして非難します。

それに対してうっちーが説明しました。

アーマンがありさのために料理を作るのに、夏美と2人で楽しそうに作っているのを見て、

「これをもしありさが目撃したら」

と考え、そのことをアーマンに指摘したかった。

けれど、それをアーマンがありさを好きであることを知らないかもしれない夏美がいる場で言うと、夏美を傷つける可能性があった。だから、夏美に気を遣ってアーマンを呼び出し、2人で話したのだと。

しかしそれを説明しても夏美は、

「それ(夏美がアーマンに気があること)はあなたの思い込みやん」

と突っぱねて、

「うっちーはあたしの気持ちは考えてくれた?」

とうっちーを責めます。

みのりはみのりで、キッチンでの言い方が悪かったことを謝りつつ、そうなったのはこれまでの夏美の言葉で嫌な気持ちになったからだと正直に話します。

まとめると、うっちーは夏美に気を遣ってアーマンを呼び出して2人で話したのに、夏美はそのことを理解せず、2人で楽しく料理を作っている最中に急に「アーマンちょっと」と呼び出されたのがすごくイヤだったということです。

たまたま夏美がアーマンに気がなかったから、今回はその場で言うのが正解だったかもしれません。

ですが、うっちーからしたら夏美の前では言いにくい、といか言えないでしょう。

2人で料理してるときに2人の目の前で「2人で料理するのは違うんじゃない?」なんて。

後々のエピソードでわかるように、夏美は率直になんでも言うタイプなだけでなく、自己中心的なところもあり、自分のことは考えても他人のことはあまり考えられないタイプです。

だからこの家族会議でも、うっちーやみのりが夏美に対して謝ったり歩み寄ろうとしているのに対して、夏美は謝ることなく終始自分の意見を言い続けていました。

直接的コミュニケーションと間接的コミュニケーション

心理学では、人の伝え方を大きく

「直接的コミュニケーション」
「間接的コミュニケーション」

に分けることがあります。

直接的というのは、思ったことをそのまま言葉にするスタイルです。

間接的というのは、言葉よりも場の空気や表情、声のトーンで気持ちを伝えようとするスタイルです。

「察してほしい」
「言わなくてもわかるでしょ」

という前提があります。

夏美は直接的コミュニケーション、みのりとうっちーは間接的コミュニケーションを取るタイプでした。

関東人と関西人の違い

番組タレントたちの間では、

「関東のみのりと関西の夏美がぶつかっている」

と表現し、

「関西の夏美からしたら軽いノリのつもりだけど、関東のみのりからしたら悪く捉えすぎてしまうんだろうな」

という見方をしていました。

関東人は本音と建前を使い分けることが多く、空気を読む・察するという感覚を大切にし、距離感を重んじる傾向があります。

一方の関西人は率直に本音で話すことが多く、初対面からフレンドリーに接する人が多く、会話のノリやオチを重視する傾向があります。

まさに、関東のみのりと関西の夏美の違いによってぶつかり合ってしまった場面でした。

関東と関西は外国人だと思って接した方がいいかも

関東人と関西人は、同じ日本人なのに真逆といっていいくらいに違います。だから普通に話すとぶつかるし、理解し合うのに時間がかかるでしょう。

率直に本音を言い合う関西人の気質は、欧米に似たところがあります。

対して海外から見た典型的な日本人の特徴は、

・本音を言わない
・空気を読む
・距離感を大事にする

関東人の方だと思います。

関東と関西は、お互いが外国人だと思って接した方がうまくいくかもしれません。

同じ言語を使っているから理解し合えているはずだ、という前提こそが誤解の温床になります。

言葉が同じでも、その言葉をどう使うか。
何を言わずに済ますか。
沈黙にどんな意味を持たせるか。

そのルールがまるで違う人間同士が話しているとき、すれ違いは避けられません。

すれ違いの正体

みのりが夏美を嫌いになっていったのも、夏美がみのりを理解できなかったのも、どちらかが間違っていたからではありません。

違うルールで動いている2つのシステムが、ルールの違いに気づかないまま接触したからです。

もしあなたが、誰かとどうしても話が噛み合わないと感じるなら、一度こんなことを考えてみてください。

この人は言葉で伝えるタイプか。
それとも空気で伝えるタイプか。

直接的コミュニケーションを取るタイプか。
間接的コミュニケーションを取るタイプか。

そして自分はどちらか。

そのズレ自体が、関係のこじれの正体である可能性があります。

コミュニケーションのスタイルは、善悪ではなく、ただの「違い」です。

その違いに名前をつけられたとき、不思議なほど相手への怒りが和らぐかもしれません。

#テラスハウス
#関東と関西
#関東人
#関西人
#女同士の喧嘩
#コミュニケーション
#空気を読む
#人間関係


いいなと思ったら応援しよう!