【勝手に人生相談 No.705】自営業63歳、負けた気が ( 東京都・60代男性)
▼ご相談内容▼
20代で親から継いだ自営業をずっと続けています。
友人の多くは会社を退職し、趣味や生活を楽しんでいます。
かたや私に定年はなく、休日は日曜日のみです。
悠々自適の生活を送りたいと思いませんが、「負けた」というゆがんだ気持ちが頭から離れません。
どうすればこんな心の闇から逃れることができますか。
▼やまのぼ回答▼
あなたが「負けた!」とか、「勝った!」とかを、ジャッジする基準は何でしょう?
話の成り行きからお察しすれば、日曜日しか休めず、ろくに趣味などに楽しむことができないのが、負け!のようですが…。
失礼ですが、あまりにも稚拙すぎませんか?
ところで、私事で恐縮ですが、私は不惑の40代に脱サラし起業しました。
当時、東証1部(現在・東証プライム)で株価日本一のK社を辞めるについて、親戚や知人から猛反対を受けましたが、堅苦しい組織に縛られるのに耐えかねて、飛び出しました。
起業当初は、順風満帆でしたが、数百万の不渡りをつかまされたときは、熟睡することもままならず、胃がキリキリ痛み、この世から消えたい!とまで思った時期もありました。
特に、還暦をすぎるころ、かつてK社で同期だった人が、多額の退職金をもらって、悠々自適の生活をしていると、風の噂で知ったとき、正直、気持ちは揺らぎました。
が、あなたの感じたように「負けた!」とは少しも思いませんでした。さらに、選択を誤ったとも思いませんでしたし、後悔などしませんでした。
人生はたった一度っきりです。自分を信じて、これだ!と思った通りの道を進むべきです。そして、それは一方通行なのです。
そのころ会得した言葉で、最近私の人生相談にも、ちょくちょく出てくる、座右の銘にもしている言葉があります。
その一つが、「比較は不幸の始まり」です。
他人と自分を比べることで劣等感や嫉妬が生まれ、心が満たされなくなる心理を表した名言なのです。
幸福感は「自分自身の基準」で決まるため、他人と比較せず、自分の成長に集中することが大切であるという教えです。
比較するなら、昨日の自分より、今日の自分を比較したいものです。
さらにもう一つは、「愚痴と後悔は、意志のない人の専売特許である」です。
一方通行である人生街道を、後ろ向きにみてタラレバをよりどころにしていては、なんの進歩もないと思います。
案外、他人からは還暦をこえても、元気に働ける場があり、さらに定年がないことが、とても羨ましく思われているかもしれません。
「生涯現役」は、私の一番の喜びであり、一番の誇りでもあります。
あなたの人生は、あなたでしか創れません。そこで得る悦びを享受できるのもあなたしかいないのです。
立場も境遇もまるで違う他人様と比較せず、ゴーイングマイウェイを実践すれば、勝ち負けなど稚拙な悩みだと思える日がきっと来ると思います。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.706】愛知県・60代男性のご相談です。「贅沢すると罪悪感が」を、予定しております。
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