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2025年上半期の振り返りと下半期の準備のヒント

【今日のポイント】
 もうすぐ9月、今年も年度前半の振り返りと後半の準備の時期となりましたね。
この振り返りと下半期へのフィードバックの際に、計画の進捗管理に加えて、法規制、政治・経済などの外部環境の変化の想定の見直しを行うと共に、
昨年度もお伝えしたように、振り返りとフィードバックの仕組み自体も定着の状況を把握し、改善を図るサイクルを回すことも重要と考える次第です。


1.上半期について振り返る際の注意点

 もうすぐ9月とういうことで、事業年度が4月始まりの企業では、2025年度の上半期も残り1ヶ月となりましたね。

 個人、企業とも、年度前半の振り返りを行い、年度始めの計画の進捗状況、必要に応じて計画の修正などを始めることが多い時期かと思います。

 この上半期の振り返りの際に確認すべき項目としては、もちろん年度計画の進捗度合いや、KPIなどの各種指標の状況把握がありますが、

 事業に関する年度計画の前提としていた社内外の環境やその変化の想定についても、PEST分析や5F(ファイブフォース)分析などのフレームワークも利用したチェックが必要となります。

 自社の競合や市場の状況に加えて、
今年も昨年に引き続き、海外では、トランプ政権による関税政策、イラン・イスラエルやロシア・ウクライナ、インド・パキスタンの武力衝突など、世界の政治情勢や経済情勢も変動していますし、近年のAIに加えて量子コンピュータのような、地域的にも業界的にもほぼすべての領域に影響を及ぼす技術の発展と急速な普及、適用先の拡大など、
国内では続く物価高騰に加えて、7月の参議院選挙での与党の過半数割れなどの政治・経済状況も大きく変化し続けています。

また、九州で続く地震や昨年度同様の猛暑や豪雨などの天災も心配ですね。

このように、今年も正確に予測することが困難が外部環境の変化が続いていますので、リアルタイムで情報を更新するだけでなく、その時系列的な変化も含めて外部環境を整理しておくことも必要性を増していると感じています。

これらに加えて、自社の業界に特有の法規制だけでなく、下請法の改正やフリーランス保護法など、業界を問わず影響を及ぼす制度などについても目配りが必要ですね。

 さらに、知的財産や知的資産経営の分野においても、本ブログトピックスでもお伝えしているように、
6月には、経済産業省が国際標準化戦略に関するレポート(「日本産業標準調査会基本政策部会「新たな基準認証政策の展開-日本型標準加速化モデル2025-」)を公表しましたし、

同月に、特許庁はガイドブック「企業成長の道筋~投資家との対話の質を高める知財・無形資産の開示~」を公表しています。

これらのレポートやガイドブックは、2024年度10月に中小企業庁から公表された、『知的財産取引に関するガイドライン・契約書のひな形』と同じく、中小企業も含む、企業の知財・無形資産(知的資産)の保護と活用を重要視する流れの一環と捉えれば、今後、更に具体的な施策が打たれることが予想できるかと思います。

『日本産業標準調査会基本政策部会「新たな基準認証政策の展開-日本型標準加速化モデル2025-」を公表しました。』

『日本産業標準調査会基本政策部会「新たな基準認証政策の展開-日本型標準加速化モデル2025-」を公表しました。』

『知的財産取引に関するガイドライン・契約書のひな形について』

 また、人材の確保・育成状況などの社内の内部環境についても、年度当初の想定から大きな変化はないかを確認する時期の一つがこの上半期の振り返りかと思います。

 計画とその前提となる社内外の環境をセットで振り返り双方を結びつけて整理することが引き続き重要と考える次第です。

『特許庁ガイドブック「企業成長の道筋~投資家との対話の質を高める知財・無形資産の開示~」にみる中小企業にも求められる情報開示の改善』


2.振り返る作業自体から学ぶべき、自社や自分のフィードバックに必要な情報源やその整理の評価

 これも昨年度と同様ですが、
上記の振り返りと振り返った結果の下半期への活かし方(フィードバック)について、
この作業自体の効率化や効果向上という点から、振り返りとフィードバックの方法自体も、今までの通りで良いか、改善すべき点はないかを確認することは、自社の成長やリスク管理の面からも有用ですね。

 例えば、前述の社内外の環境について、確認すべき事項とそのために必要な情報源などは、AIやオンライン化などのツールの変化も考慮しながら変更の要否を検討することになるかと思います。

 特に、最近は中小企業でも使える生成AIのサービスも増えてきていますので、著作権や秘密情報の管理に注意しつつ、活用することも必要性を増してきていると感じています。


OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像


3.下半期の準備に、1年を振り返る際に必要な準備も含めておく

 こうしてみると、上半期の振り返りと下半期の見直しについて、その内容は、毎年変わって行くものの、確認・検討項目の種類と、その見直しの際に意識すべきことの大枠の枠組み(フレームワーク)毎年共通するところが多いと、自分の昨年度の記事と現在の状況を照らし合わせて見ても実感しています。

 したがって、検討項目の内容などだけでなく、このフレームワーク(進捗確認の方法)が想定通りに機能しているかという、定着状況の把握と定着させるための方法の見直しも重要となりますね。

 そして、これも昨年度にお伝えしているように、
この時期に行っている、下半期の終わりに行う年度全体の振り返りと次年度以降へのフィードバックの大まかなスケジュールも含めた年度末に向けての準備の際には、

 その年度全体の振り返りの準備の中に、前述の社内外の環境変化の確認などに加えて、振り返りとフィードバックの方法自体の確認と改善も入れておくことは重要かと思います。

 そして、このフィードバックとその見直し・改善の仕組み(情報源、情報の整理と振り返りの場での活用方法)のサイクルを回すことで得られる自社の仕組みや知見も、有用な知的資産となるものと考える次第です。


【今日のまとめ】

・事業年度が4月始まりの企業にとっては、上半期の振り返りを行う時期に入っているが、今年も国内外で多くの変化が起きている
・振り返りの際には、年度計画の進捗確認に加えて、計画の前提としていた社内外の環境の変化(政治・経済、法規制、技術の進展と普及など)についても想定どおりかの確認が必要
・振り返りと次の時期へのフィードバックの仕組みや必要な情報源、仕組みが機能しているかの定着状況などもこの時期に見直し、次の振り返りに備えるサイクルを回すことは、自社の強み(知的資産)の構築・強化につながるものと考える次第です

最後までお読み頂き、有難うございます(*^^*)!
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