【第357回】 Marketing Cloud Next : ハードバウンス と ソフトバウンス
Marketing Cloud Next(Marketing Cloud Growth & Advanced Edition)を活用するうえで、メール配信時に発生する バウンス(Bounce) について理解しておくことはとても重要です。ここでは、ハードバウンスとソフトバウンスの違いや、それぞれがどのように処理されるのかを解説します。
今回の内容は、以下のツールにおける特別な仕様になります。
Marketing Cloud Growth & Advanced Editions
Salesforce Foundations
Salesforce Pro Suite
Salesforce Starter
ハードバウンスとは
ハードバウンスは、メールアドレスが存在しない、あるいは恒久的に到達できない場合に発生します。
発生したメールアドレスは、即時に「ハードバウンス」とマークされ、即時「保留(Held)」に移行し、その後はメールが送信できなくなります。
それから 85 日が経過すると、再び送信可能になります。

稀に、明らかに有効なメールアドレスと分かっていても、一時的な障害による誤検出により、ハードバウンスとして報告されるケースがありますので、もし「保留(Held)」の状態を解除したい場合は、サポートにケースを作成して依頼してください。
なお、現在「保留(Held)」となっているメールアドレスを一括確認する方法はありません。こちら の IdeaExchange で投票受け付けています。
ソフトバウンスとは
ソフトバウンスは、一時的な理由でメールが届かなかった場合に発生します。例えば、受信者のメールボックスがいっぱいだったり、一時的にサーバーが応答できなかったりするケースです。
システムは 12 時間以内に「複数回」再試行 を行います。
※ 以前は、下記の通り 9 回までと回数が明言されていましたが、現在は「複数回(several)」に変更されました。

それでも配信できない場合は「ソフトバウンス」として記録されます。
通常、ソフトバウンスになったとしても、次回以降のメール送信の際に、NOT SENT になることはありません。
即時にバウンスとして返され、「ソフトバウンス」と記録されるケースもあります。例:Exchange の 550 5.1.10 RecipientNotFound など
この場合、ハードバウンスと同じように「保留(Held)」の状態となり、次回以降のメール送信では NOT SENT(ハードバウンス扱い) となることがあります。
Marketing Cloud Engagement では再試行期間を変更することが可能でしたが、Marketing Cloud Next では 現時点では再試行期間を変更できない ようです。結果として、再試行のタイミングによっては深夜帯にメールが送信されてしまう可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
ハードバウンス:即時に「保留」状態 → サポート依頼で解除可能
ソフトバウンス:12 時間以内に「複数回」再試行 → 配信失敗で記録 → 場合によっては、即時「保留」状態
なお、NOT SENT となった場合は、メール送信処理が発生しませんので、メールクレジットは消費されません。
今回は以上です。
