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【第143回】 Journey Builder ハイスループット送信(HTS)が登場

Salesforce Marketing Cloud の Spring '24 新機能リリースで、Journey Builder のハイスループット送信(HTS/High-Throughput Sending)機能がリリースされました

ハイスループット送信は、ジャーニー単位で設定が可能で有効化するには、ジャーニーキャンバスの「歯車」マークをクリックした先にある「ジャーニーの設定」で有効化することができます

※ 一度「有効化」すると、そのジャーニーでは「無効化」ができません。

また、公式の案内によると 2 倍以上の高速送信が可能とのことですが、私も試したことはありませんので、この速度は体感していません。もしかすると 100 万規模の大量送信で試さないと、それを体感するのは難しいかもです。

そして、送信ログ・DataView・配信時間の調整などの機能には影響しないという案内があります。但し、いくつか通常使える機能が使えなくなるようですので、考慮事項をよく確認してから、実装する必要がありそうです。

Winter '26 の新機能リリースでは、ハイスループット送信 をアカウント内でデフォルトで有効化できるようになりました。


ハイスループット送信の考慮事項

① Journey Builder のアナリティクスレポート
ハイスループット送信で送信された場合、標準レポートの「Journey Builder のメール送信のサマリー」と「Journey Builder のメール送信の日別サマリー」は使えなくなります。但し、メトリクスは Journey Builder Analytics と Marketing Cloud Intelligence で利用できます。

② メールアクティビティのエラー処理
エラーが起きた場合や、メールアクティビティが抑制されたりすると、連絡先はそのままジャーニーに残りますが、メールは受信されません。

③ メールアクティビティ送信エラーのトラブルシューティング
ハイスループット送信メールのエラーは、ジャーニー履歴にはリストされません。 ハイスループット送信のエラーを確認するには、該当のメールアクティビティをクリックし、「詳細の表示」をクリックして「未送信」タブ(Not Sent タブ)に移動します。また Automation Studio の Not Sent Extract を使用して、どの購読者にハイスループット送信メールが送信されなかったのかを確認することができます

④ Email Studio の Journey Builder のトラッキングフォルダ
ハイスループット送信が有効になっている場合、Journey Builder のトラッキングフォルダは作成されませんが、メトリクスは Journey Builder Analytics と Marketing Cloud Intelligence で利用できます。

⑤ フィールドレベルの暗号化
フィールドレベルの暗号化が有効になっている場合、ハイスループット送信は使用できません。

⑥ メッセージの優先度
ハイスループット送信が有効な場合、メッセージの優先度は認識されません。

⑦ トリガー送信サブスクライバーエラー閾値
ハイスループット送信は、設定されたサブスクライバ エラー閾値を認識しません。

⑧ハイパーフォース環境での制限
ハイパーフォース環境の場合、ハイスループット送信は利用できません


いかがでしたでしょうか。

有効化する時にアクティビティ種別「メール」を選択しています。よって、メールアクティビティの送信速度が上がるだけであり、ジャーニーにエントリーするスピードまで上がるわけではなさそうです。大量送信の場合、エントリー自体に時間がかかる場合がありますので注意して下さい。

今回は以上です。


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