見出し画像

【第387回】 Marketing Cloud Next : 複数のスコアリングモデルが利用可能に

これまで Marketing Cloud Next Growth & Advanced Edition では、スコアリングモデルは 1 つのみ利用可能でした。しかし Winter ’26 リリース 移行、Advanced Edition では、複数のスコアリングモデルを活用できるようになりました。最大 2 つです。Growth Edition はこれまで通り 1 つのみです。

これにより、より柔軟で精度の高い評価が可能になります。

  • ニーズ・製品・地域・チャネル ごとにスコアリングをセグメント化

  • サブスコアリング をテスト環境として活用し、新しいスコアリングルールへの移行コストを削減

ルールに基づくスコアリングのデフォルト条件については、以下の記事をご確認ください


設定手順

1. これまでスコアリングの設定画面を開くと、直接条件設定画面に遷移していました。しかし Winter '26 以降は、まず スコアリングモデルのリストページ が表示されます。ここで「新規」ボタンをクリックすることで、作成を開始できます。

2. 次に、2つ目のスコアリングモデルを作成します。作成時には、個人(人)向けスコアリング取引先向けスコアリング かを選択します。

3. その後、ID 解決のルールセット を選択して作成を進めます。この選択が必要な理由は、作成時に自動で 計算済みインサイト が生成され、スコアの計算に使用されるためです。つまり、どのルールセットを用いて計算するかが非常に重要であり、この選択は後から変更できません。

4. 作成されたスコアリングモデルは ドラフト状態 で、有効化(公開)はされていません。また、スコア ID は自動生成されるため、この ID の手動での入力はできません。 

5. さらに、この時点では 計算済みインサイトもスケジュールされていません。スコアリングモデルを有効化(公開)すると、自動的にスケジュールされます。

6. 今回のように、複数のスコアリングモデルを作成した場合でも、初期設定の条件はどのモデルでも同じです。

7. すべての設定が完了したら、モデルを公開します。

8. 公開後、約 5 分程度で計算済みインサイトがアクティブ化されます。

9. データグラフなどでもすぐに利用可能になります。


いかがでしたでしょうか。

冒頭で触れたように、ニーズ・製品・地域・チャネルごとにスコアリングを行うことが可能になりました。

例えば、営業チームは「購買意向」のスコアを重視してアプローチを行い、マーケティングチームは「エンゲージメント」のスコアをもとにナーチャリングを行うなど、評価の基準が異なる場合でも、1 人のリードを複数の角度から評価できるようになります。これにより、より戦略的なアクションが可能になります。

また、安全にテストや改善を行える点も大きな魅力です。新しい条件を追加・更新しても、既存のスコアに影響を与えずに検証できるため、実運用中のユーザーを気にせず作業を進めることができます。

スコアリングを積極的に活用している企業にとっては、まさに待望のリリースと言えるでしょう。ぜひ、この新機能を活用して、より精度の高いリード評価を実現してください。

今回は以上です。


次の記事はこちら

前回の記事はこちら

私の note のトップページはこちら