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【第294回】 Intelligence Reports:不足したデータの再処理機能がリリース

Marketing Cloud Engagement の新機能として、Spring '25 リリースでアナウンスされていた「Intelligence Reports で不足したレポートデータを、サポートケースの作成なしで再処理する機能」が正式にリリースされました。この記事では、その詳細と利用方法について解説します。


なぜこの機能が必要なのか

この Intelligence Reports は AWS 上で稼働しているため、Marketing Cloud Engagement からバッチ処理を通じて、データ転送を行っています。この仕組みのため、リアルタイムでのデータ確認はできなかったり(1 日遅れとなる)、データ転送が失敗したりする場合があります。

従来はデータ不足や何らかの異常が発生した場合は、Salesforce サポートにケースを作成し対応を依頼する必要がありました。この新機能により、専用画面から再処理を自分たちで実行できるようになり、効率的な運用が可能となります。


設定手順

再処理機能は、Intelligence Reports 内の Data Management タブに追加されています。

ステータスの確認

画面上で確認できるステータスは以下の 3 種類です。

  • SUCCESSFUL(成功)

  • PENDING(保留)

  • INVALID(無効)


実行履歴の確認

1. Execution History をクリックすると、過去のすべて(自動・手動含む)の実行履歴を確認できます。

※ これまでの Intelligence Reports の仕様上、90 日を超える履歴データは、サポートケースで再処理の対象外となっていました。私の方で、90 日を超えるデータを再処理したところ、処理上のエラーにはなりませんでした。念のため、90 日以内に処理することをおすすめします。

2. Start Execution Time が転送の実行日時です。

※ SMS や WhatsApp を過去に使用していなくても、何らかの実行履歴が表示される場合があります。


再処理の実行

1. 「Select a date」をクリックし、再処理したい期間を選択します。一度に再処理できる期間は、最大で 7 日間です

2. 7 日を超えて期間を選択すると「Date range cannot be greater than 7 days」とエラーが表示されます。

3. 正常な範囲で期間を選択すると「Data stream processing has started」と表示され、再処理が開始されます。

※ 一度再処理を行うと、その後 24 時間は再処理を行うことはできません。


いかがでしたでしょうか。

新機能の導入により、データ転送エラーを可視化し、再処理を迅速に行えるようになりました。これにより、従来のケース申請に依存する運用から脱却し、より効率的なデータ管理が可能となります。不足データが発生した場合は、ぜひ活用してみてください。

今回は以上です。


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