【笑える英文法物語】代名詞戦隊ワタシーズ④ 恐怖!三単現の s 怪人 後編
こちらの続編でーす!
複数の問題がブンブン飛んでいる。
「こ……こんなに一度に……」
青い髪のミー。顔も青ざめた。
2,They (come) to school.
3,You (like) playing the piano.
4,She (speak) English well.
5,We (read) the book.
「ハハハハハハ!発音していたら間に合わないだろうからな。答えは s が『付く』『付かない』だけでいいぞ」
S怪人は余裕の表情で三人を見下ろしながら続けた。
「オレは優しいんだ。まぁそれでも瞬時に判断できなければ、その体が切り刻まれて赤に染まるぞ!赤点という絶望にな!」
そう叫びながら手を大きく振ると、問題は速度を上げて三人に襲いかかる!
「ええい!ヤケクソォォォ!」
マイが問題の前に飛び出した。
「マイ!」
アイが驚いて声を発する。
「マイさん!」
ミーは口に手を当てながら叫んだ。
「行くよぉぉ!番号順に『付かない』『付かない』『付く』『付く』!!!!」
マイの解答攻撃に2、3、4がピンポ〜ンという音と共に砕けた。しかし5は目の前まで迫り、三人の真ん中で『ブブーッ』と炸裂した。
ドーン!!
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
三人は吹き飛ばされ、地面に打ちつけられた。


「三問も正解したのか。褒めてやろう。しかし次の問題はどうかな?」
S怪人は少し意外な顔をしたが、すぐにまた問題を作り始めた。
「い……1問間違っただけでこの破壊力……次食らったらやられるかもしれない……」
アイは足を引きずるようにして立ち上がった。
ミーもフラフラだったが、マイの正解率の高さが気になった。
「マイさん、あのスピードで四問中三問も正解するなんて。すごいですよ!どうして分かったんですか?」
マイは震える手で起き上がろうとしながら、声を搾り出した。
「か……勘……」
「え……?」
目が点になるアイとミー。
——ダメじゃん!!
『絶望』の二文字が漂い始めたその時、ミーは自分の右手に握られている杖に目が止まった。
「アイさん、マイさん、まだ手はあります!」
ミーは力を込めて杖を振りかざした。
「必殺技スティック!」
アイの目に希望の光が宿る。
マイも途端に力がみなぎってきた。
「何をごちゃごちゃ言っているんだ!そんな杖でどうするつもりだ?行け、問題たち!トドメだぁぁぁ!」
「行きますよ!アイさん!マイさん!」
三人でうなずき合うと、力を合わせて杖を回転させた。
三人が虹のベールに包み込まれる。
その瞬間にひらめきが訪れた。
これだ!これならいける!
——be動詞怪人を破った私たちだからできるこの技!
三人の目が輝きに満ちてくる。
——S怪人!受けてみろぉぉぉ!!!!
「行け!私たちの必殺技!」
三人の体が光り輝く。
『be動詞フィーリング!』


「何が必殺技だ!これは一般動詞の問題。be動詞は関係ないわ!キェェェェー!」
怪人が奇声を発すると、問題はうねりをあげて三人に襲いかかってきた。
「みんな、行くよ!」
アイの掛け声にマイとミーが力強くうなずいた。
6,She (watch) TV.
『s』は
「付く!」
アイが大声で叫ぶと問題はピンポ〜ンと砕け散った。
7,I (want) a video game.
『s』は
「付かない!」
マイの声が問題を粉砕!ピンポ〜ンと音が響く。
8,My mother (make) bags.
『s』は
「付く!」
ミーの高らかな声が問題に突き刺さる。ピンポ〜ンと爆発した。
9,Sakura (take) pictures.
「付く!」
10,The students (study) English.
「付かない!」
11,His dog (run) fast.
「付く!」
すべての問題が『ピンポ〜ン』という断末魔の爆音と共に崩れ去った。
S怪人はワナワナと震えながら後ずさりをする。
「なぜだ?なぜ瞬時に答えられるんだ?」
「フフフ。簡単さ。一般動詞に『s』 が付く決まりは、be動詞が 『 is 』になるときの決まりと同じなんだよ!」
アイが勝ち誇ったように怪人を睨みつけた。

「be動詞の文なら『 is 』になる主語のときに三単現の『 s 』は付きます。be動詞が使い分けられるならあとは簡単なのです」
ミーは冷静に説明をする。
「私たちは be動詞怪人を倒しているから be動詞はもう間違わない!だから 三単現の『 s 』だってもう余裕だもんねー!」
マイが怪人にあっかんべーをすると、怪人はピクッとした。
「ほぉ。それならこれを受けてみろぉぉぉ!」
怪人の手から一筋の光が放たれた。
Maki and her sister (walk) together.
「簡単だぁ!『her sister』はbe動詞の文なら『 is 』。だから 『 s 』 は……」
「待ってください!」
アイの言葉をミーが途中で遮った。
「よく見てください!主語は何人いますか?」
「マキとお姉さんで二人いる!」
マイの言葉にアイも納得の表情でポンと手を叩いた。
三人は手をつないで問題の前に立ちはだかる。
『Maki and her sister』は2人だから複数!
be動詞の文なら『are』。
だから一般動詞に『 s 』は……
三人で声を合わせて……
せーのっ!
「付かない!」
大きな虹色の『付かない』が問題を切り裂き、S怪人を飲み込んだ。


「ば……バカなぁぁぁ!さっきまで三単現も分からなかった奴らにぃぃ……」
S怪人は叫びと共に消え去った。
三人の元には、ファイルに入った宿題プリントと何かが書いてある紙切れがもたらされた。
※
次の日、学校で三単現のテストが行われたが、満点を取ったミーに対して、アイとマイは補修、再テストになった。
「 s が付くかどうかは全部分かったのにぃ」
アイは机を叩いて悔しがった。
「『es』が付くときとか知らないしぃ」
マイは今にも泣きそうだ。
「怪人さんの紙切れを見なかったんですか?」
ミーが紙切れを広げた。

「見てなかったぁぁぁぁ!」
アイとミーは嘆いたが、もう後の祭りである。
二人は仕方なく再テストにリベンジを誓うのだった。
「でもやっぱりあの怪人、いい人だよね?」
「うん」
三人はうなずき合った。
三単現のS怪人編 完?
続き↓
2つのAIに同じ場面を読み込ませて画像を作ってもらいました。
どちらの画像が良かったですか?笑
シリーズマガジン↓
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