【ミリしら解説】『虎は千里行って千里帰る』
こちらに参加させて頂いております。
物語風のものも書いたのでよろしくお願い致しまーす😆
No.08 虎は千里行って千里帰る
①パニック状態で最大級にうろたえている様子。『右往左往』の最上級表現。
②あまりにも落ち着きがないさま。
【解説】
虎のように強い者でも、うろたえる時はうろたえてしまうものだ、という意味を誇張した表現。
この言葉には、こんな物語があった。
虎は獲物を狙っていた。
鹿か……。
ちょうど鹿肉が食べたかったところだ。
捕捉完了。
ちょうど風下だ。
俺のことは気付いていない。
……今だ!
※
その時、鹿は練習していた。
「いつも穏やかな顔をしていて癒される〜」
…ってよく言われるけど……。
はぁ?💢
俺だってムカつく時はあるんだよ!
「怒ってる顔も可愛い🩷」
はぁ?💢💢
それなら目にもの見せてやる!
今まで懸命に練習して仕上げたこの顔を!
誰か来てみやがれ!
※

ふははははは!
鹿さん、射程距離だよーん♪
いっただきまーす♪
虎が飛びかかった瞬間、鹿がクルッと虎の方を向いた。

え………?

ギョエエエエエ〜〜ー!!
😱😱😱😱😱
まさに飛びかかり中だった虎は、すぐさま空中で急ブレーキ。
慌てふためき、一目散に走って逃げた。
足音が聞こえる。
俺を追ってきているのか?
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!!
来るなぁ!!!
来るな!来るな!来るなぁぁぁ!!
虎は鹿の幻影に取り憑かれ、その残像から逃げたくて一心不乱に走った。
怖くて後ろも振り向けず、ただ前だけを見て走った。
左側は森が高く、冷たいけど濡れていたい雨が降っていた。
右側の大きな江では、格好悪いふられ方だった。
坂の下にいる子に目を向ける余裕すらないほどに走った。
鹿の残像と戦い続ける虎。
その先には、情報伝達屋のAKJが素早く回り込んで虎が到着するのをまさに虎視眈々と狙っていた。
虎と同じ距離を走っているはずなのに、驚きの速さだ。
イタズラ大好きなAKJ。
狂った形相で走って来る虎。
その様子にAKJはほくそ笑む。
虎、せいぜい驚きやがれ!!
そこには……。








48匹の恐怖鹿が!
ウギャァァァァァァァ!!
虎は慌てて来た道を引き返した。
福島では、日本記録級のスピードで走る何者かに追いかけられ、森の下ではサーキットでパラソルを差している政治家がいたが、そんなことはお構いなしに逃げた。
※
虎が自分の寝ぐらに帰ったときには、すでに秋になっていた。
月を見ると、色々なものが物悲しく感じた。
秋は俺一人に訪れたわけではないけどな…。
そこはかとない虚しさと悲しさ、そして疲労感が虎を襲った。
黒く汚れた体を丸めて眠りについた。
まるで小倉あんのように。
終
『千里仲間』を探せ!
途中、『千里』が数人と、『千里ことわざ』が入っていました。暇で気が向いたときにでも探してみてねー🤣
※世代的に『わかんねーよ!』という場合もあると思いますが、ご了承下さい♪
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