小説なのに音楽が聴きたくなる驚愕の青春ミステリー_さよならドビュッシー/中山七里
今回は「小説なのに音楽が聴きたくなる驚愕の青春ミステリー」の紹介です。
ミステリー好きで音楽に疎い方でも興味を持っていただける本格ミステリーで、賞も受賞しています。
「これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。 以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。」
『さよならドビュッシー/中山七里』
作者
中山 七里さん
生年月日: 1961年12月16日
出生地: 岐阜県
最終学歴: 花園大学文学部国文学科
主な受賞歴
2009年 このミステリーがすごい!大賞 - さよならドビュッシー
他の作品でも中山七里さんの作品は紹介させていただいていますので、是非とも他の作品も興味を持って見ていただきたいと思います。
概要
単行本発売日: 2010年1月8日
文庫本発売日: 2011年1月
出版社: 宝島社
その作品の主な受賞歴
第8回『このミステリーがすごい!』大賞(大賞)
物語のあらすじ
「最後にどんでん返しがあってね、面白かったです。思わず買っちゃいましたからね、クラシックのCDを。」
<「ダ・ヴィンチ」9月号>と妻夫木聡さんも絶賛した音楽ミステリー。
祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。
コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。
ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞大賞受賞作。
感想
ピアニストを目指す少女を主人公にした、音楽とミステリーが見事に融合した作品。
クラシック音楽に疎い方でも、作中で描かれる音楽の情景描写が素晴らしく、ドビュッシーの調べが聴こえてくるようだと感じます。
火事による大怪我という大きなハンデを背負いながらも、コンクール優勝を目指してピアノに打ち込む主人公の姿に感動し、そのひたむきさに心を打たれます。
しかし、物語が進むにつれて次々と起こる不吉な出来事や殺人事件が、ミステリーの世界へ誘います。
祖父の遺産をめぐる人間関係の闇や、主人公を支える周囲の人々の思惑など、いくつもの要素が絡み合い、最後まで目が離せません。
特にラストの展開では「まさか!」の連続。
「驚愕のどんでん返し!」でミステリーとして非常に読み応えがある事、間違いないです。
音楽の美しさと、事件の闇、そして驚きの結末を味わえる一冊です。
読後には、きっとドビュッシーの「月の光」を聴きたくなることでしょう。まだ読んでいない方に是非とも手に取って欲しい作品です。
関連商品
こちらの作品、結構続編が出ている事に驚きです!!(知らなかったなぁ)
オススメした「さよならドビュッシー」で、シリーズに興味を持った方は、続編を以下に紹介しますので、是非ともご覧になってみてください。
調べると、書籍で集めるの結構大変そうなので、kindle購入での一気読みが良いと思ってます!!

②おやすみラフマニノフ (2011年9月6日)
秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励む。
しかし完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。
彼らの身にも不可解な事件が次々と起こり……。
ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!
美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。
③さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿(スピンオフ) (2012年5月10日)
車椅子の玄太郎おじいちゃん&介護者・みち子さんコンビが大暴れ!
玄太郎は下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者な不動産会社の社長。
ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中(密室状態)から死体が発見された。
お上や権威が大嫌いな玄太郎は、みち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す!
ほか、リハビリ施設での怪事件や老人ばかりを狙う連続通り魔事件、銀行強盗犯との攻防、国会議員の毒殺事件など、5つの難事件に挑む!
④いつまでもショパン (2014年1月9日)
難聴を患いながらも、世界的なピアノコンクール「ショパン・コンクール」に出場するため、ポーランドに向かったピアニスト・岬洋介。
しかし、ショパン・コンクールの会場で殺人事件が発生。
遺体は手の指10本がすべて切り取られるという奇怪なものだった。
岬は鋭い洞察力で殺害現場を検証していく!
⑤どこかでベートーヴェン (2017年5月9日)
加茂北高校音楽科に転入した岬洋介は、その卓越したピアノ演奏でたちまちクラスの面々を魅了する。
しかしその才能は羨望と妬みをも集め、クラスメイトの岩倉にいじめられていた岬は、岩倉が他殺体で見つかったことで殺人の容疑をかけられる。
憎悪を向けられる岬は自らの嫌疑を晴らすため、級友の鷹村とともに“最初の事件”に立ち向かう。
その最中、岬のピアニスト人生を左右する悲運が……。
⑥もういちどベートーヴェン (2020年4月7日)
2006年。
法曹界入りした天生高春は、ピアノ経験者のようだがなぜかクラシック音楽を避ける岬洋介とともに、検察庁の実務研修を受けていた。
修習の一環として立ち会った取り調べの場に現れたのは、絵本作家の夫を刺殺したとして送検されてきた絵本画家の牧部日美子。
日美子は犯行を否認しているが、凶器に付着した指紋という動かぬ証拠が存在する。
取り調べが打ち切られようとしたそのとき、岬が突如ある疑問を投げかける……。
『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。
⑦合唱 岬洋介の帰還 (2021年6月4日)
天才ピアニスト・岬洋介が旧友の危機を救うため、地球の裏側から急遽駆けつける。
そして悪徳弁護士や熱血刑事、死体好きな法医学者たちと相まみえ……。
フジテレビ系連続ドラマ「悪魔の弁護士 御子柴礼司」や連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」などドラマ化もされた人気キャラクターたちが集結!
“どんでん返しの帝王”中山七里が長年温めていた作品、ついに刊行です。『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。
⑧おわかれはモーツァルト (2023年12月6日)
盲目ながらショパン・コンクールで2位に入賞したピアニストの榊場隆平は、クラシック界の話題を独占し人気を集めていた。
しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場は一転犯人として疑われることに。
そんな友の窮地を救うべく、榊場と同様、ショパン・コンクールのファイナルに名を連ねたあの男がやって来て……。
⑨いまこそガーシュウィン (2025年8月5日)
アメリカで指折りのピアニスト、エドワードは、大統領選挙の影響で人種差別が激化し、変貌しつつある国を憂い、音楽で何かできないか模索していた。
そこで、3カ月後に予定しているカーネギーホールでのコンサートで、黒人音楽を愛した作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」を弾くことを思い立つ。
しかし、マネージャーがガーシュウィンでは客を呼べないと反対したため、ショパン・コンクール中に演奏で人命を救い、一躍有名になった男、岬洋介との共演を取り付けることにした。
一方、新大統領の暗殺計画を進めていた〈愛国者〉は、依頼主の男から思わ提案をされー一。
音楽の殿堂、カーネギーホールで流れるのは、憎しみ合う血か、感動の涙か。
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