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【言葉の力】「おかえり」の力

「ただいま」

「おかえり」

たった四文字なのに、

不思議と

心がほどける言葉があります。

先日、

少し疲れて

帰宅した日のことです。

スーパーの袋を両手に提げて、

夕飯の献立を考えながら

歩いて帰る道。

「あれもやらなきゃ」
「これも終わってない」

そんなことばかり考えていたら、

思っていた以上に

疲れていました。

玄関のドアを開けて、

靴を脱ぎながら、

「ただいま」

と声をかける。

すると、

リビングから娘が、

「おかえり」

と言ってくれました。

それだけです。

特別なことは何もありません。

でも、

その一言で肩の力が

ふっと抜けたんです。

まるで、

「今日もよく頑張ったね」

と言ってもらえたような

気持ちになりました。

若い頃の私は、

「おかえり」は、

帰ってきた人に言う、

ただの挨拶だと思っていました。

でも最近は、

少し違う気がしています。

「おかえり」は、

「今日もここへ帰ってきてくれて嬉しいよ」


という気持ちを伝える

言葉なのかもしれません。

考えてみると、

私たちは毎日、

それぞれの場所で頑張っています。

仕事
学校
病院
買い物
人間関係

家を一歩出れば、

気を遣うことも、

思い通りにいかない

こともあります。

だから、

「おかえり」は、

家に帰ってきたことを

迎える言葉ではなく、

頑張って帰ってきた人を迎える言葉


なのかもしれません。

以前の私は、

人を元気づけるには、

気の利いた言葉が

必要だと思っていました。

励ます言葉
前向きな言葉
何か役に立つ言葉

そんな言葉を探していたんです。

でも最近は、

そうでもない気がしています。

人が本当に安心するのは、

立派な言葉ではなく、

「ここにいていいんだ」

と思える言葉

なのかもしれません。

考えてみると、

子どもが小さかった頃も

そうでした。

転んで泣いている時
失敗して落ち込んでいる時

私は何か特別な言葉を

かけていたわけではありません。

ただ、

そばにいて、

「大丈夫だよ」

と言っていました。

すると、

泣いていた顔が

少しずつ緩んでいく。

安心するって、

きっと、

正しい言葉を

もらうことではなく、

「一人じゃない」

と感じることなのですね。

大人になっても、

案外同じ

なのかもしれません。

私たちは毎日、

たくさんの言葉を

使っています。

でも、

心に残る言葉は、

意外と短い。

「ありがとう」

「大丈夫」

「おつかれさま」

そして、

「おかえり」

どれも

難しい言葉ではありません。

でも、

その言葉の奥には、

「あなたを大切に思っています」

という気持ちが入っています。

だから、

心まで届くのかもしれません。

私は最近、

家とは、

一番たくさん話す場所ではなく、

一番安心して帰れる場所なのだ

と思うようになりました。

だから最近は、

家族が帰ってきたら、

できるだけ手を止めて、

顔を見て、

「おかえり」

と言うようにしています。

たった四文字。

でもその言葉には、

「あなたが帰ってくる場所は、ここにあるよ」

という安心が詰まっている気がするからです。

もし今日、

大切な人が帰ってきたら、

少しだけ顔を見て、

「おかえり」

と言ってみませんか。

その一言が、

相手の心を整える、

今日一番の贈り物に

なるかもしれません。


もし初めて読んでくださった方へ。

私は、

「言葉で心を整える」

をテーマに、

毎日noteを書いています。

よければプロフィールものぞいていただけたら嬉しいです🍀

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