📚書籍|エビデンスから考える教育論は目から鱗の連続だった|『学力の経済学』
今回はこちらの本の紹介です。
『学力の経済学』中室牧子・著
子どもが生まれて以来、育児や教育関係の書籍を良く読むのですが、この本を読むのは二度目です。
改めて、エビデンスに基づく教育、の知識に触れたくなったからです。
どちらかと言えば、いえ、圧倒的に感覚と経験を元に育児教育してきている自分の考え方のメンテナンスです。
この本の著者は、感情、経験、感覚で語られることの多い教育の様々な側面を、主にアメリカで行われてきた実験と研究によるデータとエビデンスを元に解析しています。
私自身は、自らや他者の経験からくる見地に助けられることは多く、それが妥当なことも多いように思うのですが、この本はそれを真っ向否定し(特に根拠なき教育政策を批判し)、感覚と経験を排除した“エビデンス”のみを元に教育を語っています。
感覚優位で生きている私にとっては目から鱗な話ばかり。
理系の人にとっては、エビデンスを元に展開される主張の在り方として、しっくりくる内容なのではないでしょうか。
“教育にエビデンスを”
という筆者の願いが込められたこの書籍。
エビデンスをもとに語られる教育のテーマは、日本の教育という社会的な問題から、我が子の教育にも生かせる内容まで幅広いです。
ご褒美で釣るのはあり?
学力を上げるためにゲームはやめさせるべき?
少人数学級は効果的なのか?
学力の高い集団に所属すれば学力は上がるのか?
親として気になるテーマが並びます。
え?!そうなの??!と思えるような結論も多々。
むしろ、一般的に多くの人が持つだろう考えと、実験結果を踏まえた結論に解離があることが多い印象です。
経済学、と聞くとお堅い印象ですが、教育に関する身近なトピックなので一般人にも興味深く読めます。
日本の教育の問題点も見えてきて、はっとさせられます。
お勧めの一冊です。
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