北京ドタバタ旅行(26)
関西国際空港から北京までは3時間40分かかるとなっています。中国国際航空のスチュワーデスは飲み物を運び、食事を運び、もう1回飲み物を運び終えると仕事は終わったとばかり、休憩に入りました。
エコノミークラスとコックピットの間にスチュワーデスの席とトイレがあり、通常はカーテンで仕切られています。私はエコノミークラスの最前列ですので、なにかの拍子にカーテンが揺れると彼女たちの様子が目線に入ってきます。彼女たちは4、5人かたまって、自分たちの席に座って話し始めました。
いやそれは彼女たちはいままで仕事をしていたのですから当たり前です。時間はと言うと着陸予定時間の1時間前です。そうです、話ぐらいし始めても何ら問題ありません。しかしながら、実に彼女たちはそれ以降、飛行機が着陸態勢にはいるまでずーーーと延々と話していたのです。
これが日本の航空会社ですと
「新聞はお読みになりますか」
とか
「機内販売でございます」
とか
「ウイスキーはいかがですか」
とか、よくまぁこれほどきめ細やかにサービスするなぁと思うほど、スチュワーデスがやってきます。しかしよく見ると、目の下のくまをファンデーションで隠しているようにも見えます。
一方この中国国際航空のオネーサンたちは何と言っても、どかっと座り込んで1時間井戸端会議が出来るのですから、目の下にくまなど出来ません。はつらつとしています。日本のスチュワーデスさんはどことなく疲れ切ったように思えます。彼女たちも食事を配った後、1時間ほど井戸端会議が出来るなら、くまなど出来ないのではないでしょうか?。
しかしながら今の日本の航空業界は生きるか死ぬかという時代に入っていますから、こんなのんびりした提案など受け入れられる余地などないでしょう。
機内は結構うるさいのに、井戸端会議の声が聞こえてきます。意地の悪いことに彼女たちを観察していると、飛行機が降下を続け、着陸の直前まで話し声は続きました。しかし私はなんとなくこういうスチュワーデスさんが好きです。
