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在宅避難でまず困ること7つ|水・トイレ・明かり・暑さの備え

災害が起きた時、必ずしも避難所へ行くとは限りません。

自宅が安全で、倒壊や火災、浸水などの危険がない場合は、家で過ごす「在宅避難」を選ぶこともあります。

ただ、家にいられるから安心、というわけではありません。

電気が止まる。
水が出ない。
トイレが流せない。
夜に明かりがない。
暑さや寒さがつらい。
スマホの充電が減っていく。
ゴミやにおいが気になってくる。

普段の暮らしでは意識しないことが、災害時には一気に困りごとになります。

在宅避難で大切なのは、特別な道具をたくさん買うことではありません。

まずは、
「家で過ごす時に何に困るのか」
を知っておくことです。

今回は、在宅避難でまず困りやすい7つのことと、普段からできる備えについてまとめます。

在宅避難では、水・トイレ・明かり・電源・食料・衛生・温度管理が大きな困りごとになります。

1. 水が使えない

在宅避難で最初に困るのが、水です。

飲み水はもちろん、手洗い、歯みがき、調理、トイレ、片付けにも水は必要です。

普段は蛇口をひねれば水が出ますが、災害時には断水することがあります。

水が足りないと、飲む量を減らしたり、トイレを我慢したり、手洗いを控えたりしやすくなります。

でも、それは体調不良や衛生面の不安につながります。

だからこそ、在宅避難では飲料水だけでなく、生活用水も考えておきたいところです。

目安としては、飲料水は1人1日3リットル。
まずは3日分、できれば1週間分を意識して備えておくと安心です。

ペットボトルの水だけでなく、ウォータータンク、給水袋、折りたたみバケツなどもあると、給水所で水を運ぶ時に役立ちます。

キャンプ用のウォータージャグやポリタンクも、防災用品として兼用できます。

普段からキャンプや車中泊で使っている道具なら、災害時にも使い方で迷いにくいのがメリットです。


2. トイレが流せない

水と同じくらい大切なのが、トイレです。

災害時には断水や下水管の損傷で、自宅の水洗トイレが使えなくなることがあります。

食べ物や飲み物は備えていても、トイレの備えは後回しになりがちです。

でも、トイレが使えないと、在宅避難のストレスは一気に大きくなります。

トイレを我慢するために水分を控えると、脱水や体調不良にもつながります。

家で避難生活を続けるなら、携帯トイレや簡易トイレは必ず備えておきたいものです。

成人の排泄回数は1日5回程度とされ、1週間分なら1人35回分がひとつの目安です。

4人家族なら、1週間で140回分。

数字で見ると多く感じますが、在宅避難ではそれだけトイレの備えが重要ということです。

簡易トイレは、便器に袋をかぶせて使うタイプ、凝固剤を入れるタイプ、防臭袋付きのタイプなどがあります。

買って終わりではなく、袋の付け方や使用後の処理まで一度確認しておくと安心です。


3. 夜の明かりが足りない

停電すると、夜の家の中は想像以上に暗くなります。

リビング、廊下、階段、トイレ、寝室。

普段は何も考えずに移動できる場所でも、暗いだけで転倒やけがのリスクが高くなります。

スマホのライトでも照らせますが、スマホは連絡手段でもあり、情報収集の道具でもあります。

ずっとライトとして使ってしまうと、バッテリーの消耗が早くなります。

在宅避難では、スマホとは別に明かりを用意しておくことが大切です。

LEDランタンは部屋全体を照らすのに向いています。
懐中電灯は一点を照らすのに便利です。
ヘッドライトは両手を空けたい時に役立ちます。

キャンプ用ランタンを持っている人は、防災用としても使えます。

ただし、電池式なのか、充電式なのか、明るさは足りるのか、何時間使えるのかは事前に確認しておきたいところです。

停電してから探すのではなく、寝室やリビングなど、使う場所ごとに置いておくと安心です。

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4. スマホの充電がなくなる

災害時、スマホはとても大切です。

家族との連絡。
自治体からの情報確認。
天気や停電情報の確認。
地図や避難情報の確認。

スマホが使えないだけで、不安はかなり大きくなります。

だからこそ、在宅避難ではスマホ充電の備えも必要です。

まず用意したいのは、モバイルバッテリーです。

ただし、1個だけでは足りないこともあります。
家族の人数、スマホの台数、停電が何日続くかによって必要量は変わります。

ポータブル電源があれば、スマホだけでなく、扇風機、ライト、小型家電などにも使える場合があります。

ソーラーパネルは天候に左右されますが、長引く停電時の補助として考えることはできます。

ここでも大事なのは、買ったままにしないことです。

充電されているか。
ケーブルは合っているか。
家族のスマホに使えるか。
実際に何回くらい充電できるか。

一度試しておくと、災害時に慌てにくくなります。

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5. 食品が傷みやすい

停電すると、冷蔵庫や冷凍庫の中身が気になります。

特に夏は、食品が傷みやすくなります。

肉、魚、惣菜、乳製品、作り置きのおかずなどは注意が必要です。

停電時には、冷蔵庫の開け閉めをできるだけ減らすことが大切です。

何度も開けると庫内の温度が上がりやすくなります。

また、食べる順番をあらかじめ考えておくことも大切です。

傷みやすいものから先に食べる。
常温保存できる食品は後回しにする。
においや変色があるものは無理に食べない。
迷うものは食べない。

このくらいの判断基準を持っておくと安心です。

クーラーボックスや保冷剤、冷凍したペットボトルがあると、停電時の食品管理に役立ちます。

キャンプで使うクーラーボックスは、災害時にも使える代表的な道具です。

普段から保冷剤や凍らせたペットボトルを用意しておくと、停電時にも慌てにくくなります。

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6. ゴミやにおいが気になる

在宅避難が長引くと、ゴミやにおいの問題も出てきます。

生ゴミ。
使用後の簡易トイレ。
汗をかいた衣類。
おむつ。
ペット用品。
傷みやすい食品。

特に夏は、気温が高いため、においが出やすくなります。

ゴミ収集がいつも通りに来るとは限りません。
断水でトイレを流せないこともあります。
洗濯できず、汗をかいた衣類がたまることもあります。

そのため、在宅避難では、においと衛生の備えも必要です。

防臭袋、厚手のゴミ袋、使い捨て手袋、ウェットシート、除菌シート、フタ付き収納ボックスなどをまとめておくと安心です。

簡易トイレも「使う前」だけでなく、「使った後にどう保管するか」まで考えておくことが大切です。

におい対策は、特別なことではありません。

小分けする。
密閉する。
手を汚さない。
保管場所を決める。
子どもやペットが触れない場所に置く。

このくらいの工夫でも、避難生活のストレスはかなり減らせます。

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7. 暑さ・寒さがつらい

在宅避難では、室内の温度管理も大きな問題になります。

夏に停電すれば、エアコンや扇風機が使えないことがあります。

冬なら暖房が使えないこともあります。

特に高齢者、子ども、持病のある人、ペットがいる家庭では、暑さや寒さの影響を受けやすくなります。

夏の備えとしては、飲料水、経口補水液、保冷剤、冷感タオル、充電式扇風機、遮光カーテンなどが役立ちます。

冬の備えとしては、毛布、寝袋、カイロ、防寒着、湯たんぽ、アルミシートなどがあります。

キャンプ用品の中には、暑さ寒さ対策に使えるものが多くあります。

寝袋、マット、ランタン、クーラーボックス、ポータブル電源、充電式扇風機。

普段から使い慣れていれば、災害時にもそのまま使いやすいです。

ただし、家の中で過ごすことにこだわりすぎないことも大切です。

室温が危険なほど上がる。
体調が悪くなる。
子どもや高齢の家族がつらそうにしている。
ペットの様子がおかしい。

こうした時は、無理に在宅避難を続けず、涼しい場所や安全な場所への移動も考える必要があります。

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在宅避難は「家で過ごす練習」も大切

在宅避難用品は、使う場面ごとにまとめておくと、停電や断水の時にも慌てにくくなります。

備えるというと、道具を買うことに意識が向きます。

でも、本当に大切なのは、使える状態にしておくことです。

水はどこに置いてあるか。
簡易トイレは誰でも使えるか。
ランタンは充電されているか。
モバイルバッテリーのケーブルは合っているか。
防臭袋やゴミ袋はすぐ取り出せるか。
クーラーボックスや保冷剤は使える状態か。

これを一度確認しておくだけでも、かなり違います。

おすすめは、家で短時間だけ「おうち防災キャンプ」をしてみることです。

夜にランタンだけで過ごしてみる。
水をあまり使わずに食事をしてみる。
簡易トイレの使い方を確認する。
クーラーボックスに保冷剤を入れて使ってみる。
防災用品を家族で見直してみる。

1日だけでも、実際に試すと足りないものが見えてきます。

防災用品は、買って終わりではありません。

使ってみて、置き場所を決めて、家族で共有しておく。

それが、在宅避難の不安を減らす一番現実的な備えになります。


まとめ:在宅避難は「生活の困りごと」から考える

在宅避難でまず困ることは、大きく7つあります。

水が使えない。
トイレが流せない。
夜の明かりが足りない。
スマホの充電がなくなる。
食品が傷みやすい。
ゴミやにおいが気になる。
暑さ・寒さがつらい。

どれも、特別な話ではありません。

普段の暮らしの中で当たり前に使っているものが、災害時には使えなくなる。

だからこそ、備えは「生活の困りごと」から考えるのが大切です。

キャンプ用品は、楽しむための道具でありながら、非常時には暮らしを守る道具にもなります。

ランタンは明かりに。
クーラーボックスは食品の保冷に。
ウォータージャグは水の備えに。
寝袋やマットは暑さ寒さ対策に。
ポータブル電源はスマホ充電や扇風機に。

普段から使い慣れている道具ほど、いざという時にも頼りになります。

在宅避難は、家にいるだけの避難ではありません。

水、トイレ、明かり、暑さ、衛生、情報、食べ物。

家の中で生活を続けるための備えです。

まずは、今日できることからで大丈夫です。

水を少し多めに置く。
携帯トイレを確認する。
ランタンを充電する。
防臭袋を買い足す。
モバイルバッテリーの残量を見る。

小さな備えの積み重ねが、災害時の安心につながります。

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