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【4】♠︎♣︎♦︎❤︎* 遊び方で変わる運動遊び

日曜日のお昼すぎ。

大きなスタジオには、いつものように賑やかな声が響いていた。

大きな鏡が備え付けられ、倉庫の前には子ども用のトランポリンや平均台、ボールなどが並んでいる。

保育者のゆきはワクワクしながら誰かの登場を待っている。

「どんな話が聞けるかな」

隣に座るみきも頷いた。

Tシャツに動きやすい服装の彼らは、保育園でも子どもたちと全力で遊ぶ先生。

「『運動するよ』って言うより、『遊ぼう』って言った方が、子どもは夢中になるじゃん」

「それ、最近すごく悩んでるんですよ。」

2人の会話に入ってきたハルが苦笑いを浮かべながら言った。

子育て歴数年。
優しく面倒見の良いパパだが、少し不器用なところもある。

「うち、室内トランポリン買ったんです」

「いいじゃないですか」

あさひが興味深そうに聞く。

彼女は子どもの発達遊びにも詳しい。

ハルは苦笑した。

「いやぁ最初の三日だけです」

笑い声の中、ふみも肩をすくめた。

「『これで雨の日も運動できる!』って意気込んだんですけどね」

「あるある」

ヨルが笑う。

「道具を買っただけじゃ、子どもって遊ばないんだよね」

「そうなんです!」

ハルが大きく頷く。

「次はフラフープ買おうと思ったんですよ。でも結局、回すしか思いつかなくて…」

「そしてテレビやYouTubeに負ける」

ふみが言うと、夫婦で顔を見合わせてため息を漏らした。

「今日はそこを解決できるようにがんばります!」

扉が開いた。

「こんにちは!」

元気な声とともに入ってきたのは、『ダイチトレーナー』と『うみトレーナー』だった。

ダイチはスポーツウェア姿で、明るくエネルギッシュな男性。
子どものリトミックから、大人向けのストレッチまで教えている。

隣のうみは、落ち着いた雰囲気の女性。
ヨガやストレッチの講師として、身体の使い方を伝えている。

アキとなつは、思わず姿勢を正した。

これから赤ちゃんを迎える2人は、今日も楽しみにしていた。

「0歳から遊べるものって、何がいいんだろうってずっと調べてて」

なつがうみたちに話しかける。

「ボールとか風船とか、口に入れても安心な素材とか……」

アキも続ける。

「まだ離乳食どころか生まれる前なのに」

みんなが笑う。

ゆきが優しく言った。

「でも、それくらい楽しみなんだよね」

ダイチは隅の方に用意していた小さなボール持ってきて置いた。

「じゃあ、まずは”ボール【https://a.r10.to/hPXgSQ】”

「例えば、0歳からでもできるのがコロコロキャッチ

うみがボールをゆっくり転がす。

近くに転がってくるボールを、なつは少し体を捻り、手を伸ばして止めた。

「ただ止めるだけに見えるけど、目で動きを追って、手を出すタイミングを考えますよね。赤ちゃんも同じです」

「目と手の協応や、予測する力ですね」

ゆきが頷く。

「0歳児クラスでも取り入れています。」

「1歳くらいになると、ボールお引越しゲームというのもできます」

ダイチは箱を置く。

「ボールを別の箱へ運ぶだけ」

なつが言う。

「片付けみたい!」

「その通りです」

うみが微笑む。

お片付け競争にも使えます」

「遊びが生活につながるんですね」

あさひがメモを取った。

「じゃあ、次は”風船【https://a.r10.to/h5h9JW】”

みきが立ち上がり、先ほどの場所から風船を持ってきた。

「保育園でも大人気のやつ」

ふわっと天井に向かって投げる。

ふわふわキャッチ

落ちてくる風船をヨルがキャッチする。

「これは目と手の協応、反射能力、空間認識が育ちます」

「保育園でも4、5歳になると風船運びレースもやります」

ゆきが太ももに挟む仕草をする。

「こうやってレースしたり、運ぶという遊びの延長が運動会の練習にもなります」

その一言に全員がおぉっと頷いた。

「じゃあ、ハルの三日坊主”トランポリン【https://a.r10.to/h5gMFd】”

ダイチの言葉に、笑い声が溢れる。

「お願いします!」

ハルが手を合わせた。

「まず10回ジャンプチャレンジ

ハルを前に呼び大人用のトランポリンを用意した。

「1、2、3!」

みんなで数える。

「これだけで脚力、リズム感が育ちます」

「さらに、高いジャンプ、低いジャンプ」

「力の調整や身体認識につながります」

「なるほど……」

ハルが10回飛んだ後に高いジャンプと低いジャンプを行っただけで、息を上らせている。

「かなり疲れますね」

「ダイエットにも効果あるよ」

ふみの言葉にアキが方を震わす。

そこから

”フラフープ【https://a.r10.to/hFquDq】”
”縄跳び【
https://a.r10.to/hPPkCe】”
”平均台【
https://a.r10.to/hHKTjt】”
”バランスストーン【
https://a.r10.to/h585Hc】”

話は広がっていった。

フラフープは電車ごっこケンケンリングジャンプ、転がして追いかけるフラフープキャッチ

縄跳びは、いきなり跳ぶのではなく、床に置いた縄をヘビに見立てて飛び越えるヘビさんジャンプ

平均台では、ぬいぐるみを運ぶお届けものゲーム

バランスストーンでは、忍者になりきる飛び石渡りや、ボールを持ちながら渡るチャレンジする忍者の飛び石渡り

「遊びに物語を入れる」

ダイチが言った。

「それだけで子どものワクワクは増します」

その言葉に、みきが深く頷いた。

「なるほどなぁ……」

「忍者はやってたけど、ボールを持たせるだけで難易度も楽しさも変わりますね」

「保育園でもすぐ使えそう」

ゆきもメモを取る。

「もちろんこれら全て安全を確保してください」

「大人や先生が近くにいて、怪我せず終われるから楽しいんです」

「子どもは楽しくなると興奮してしまいますから」

大人たちも子供のようにいろいろな遊びを体験していると、いつの間にか、飲み物は空になっていた。

なつが、息を吐きながら言った。

「今日、すごく安心した」

「何が?」

アキが聞く。

「私たちいろんなおもちゃを買うことがいいんだって思ってたでしょ。でもそうじゃなくて、同じ道具でも遊び方がたくさんあるんだなって」

アキが笑って、「それは大事だね」と反応する。

それを聞いていたあさひも頷く。

「子どもに必要なのは、すごい道具より、一緒に楽しんでくれる大人なのかもしれないですね」

窓から差し込む午後の光の中。

10人の遊びの話は、まだまだ続いていった。

「遊び方ひとつで、運動はもっと楽しくなる」

バランスストーン

トランポリン

ボール

フラフープ

縄跳び

平均台

風船




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