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羨望の眺望「Remember Everest!」展

「Remember Everest!」の追体験、それは私が彼岸から此岸を見るときにだけ、ふと、よぎるものかも知れません。
エベレストの頂上に到達した眺望を記録し、さらに表現としてバタフライエフェクトの空間へ昇華したエベレストコピーライターの才能を、私は正直に、望んでも叶わないな、と静かに羨望しました。

若い才能あふれる方々と、こんなふうに接点を頂けるとは信じがたいほど、企画メシを通して得られた仲間は素晴らしいです。
企画メシ2024では、プロダクトアウトの考え方からどうしても離れられない自分自身と悪戦苦闘する一方で、「コトの企画」や「価値そのものの創造」を、まるで呼吸のように自然にやってのける人たちと、仲間として出会うことができました。

「Remember Everest!」のエベレストコピーライター、伊藤孝浩さんは、まさにそのお一人です。

エベレスト登山で身にまとっていくのは、厳選に厳選を重ねた最小限の荷物。そのなかでも、命を繋ぐカラビナは、軽いほうを選ぶと、万が一のとき、その繋ぎ目が反転してしまうかも知れないという大きなリスクがあります。

命をかけて軽いカラビナを選びつつも、7年前、伊藤さんはVRカメラを手荷物に加えていました。
標高8,868mのその場を、到達の数十メートル手前から胸前に装着して撮影した伊藤さんは、そのVR映像にて、エベレスト頂上の快晴の眺望を惜しみなく見せてくれました。


半径数キロの範囲で、標高わずか数メートル登るにも、電動自転車を使う私にとって、エベレスト頂上の眺望は自分のものではありません。
望んでも叶い得ない、VR映像の光景に、私は自分の姿を忘れるほどの歓喜に包まれました。

エベレスト頂上VRに没頭中

しかし、VR体験から戻ってきたとき、笑わずに迎えてくれた伊藤さんの優しさと礼儀正しさから、逆に「本職の凄み」を感じました。。。


日本橋・東神田のバタフライエフェクトで、2025年5月17日・18日の2日間にわたり開催された「Remember Everest!」。
その空間は、まさに天から降りたかのような完成度でした。
鳥山さんの伴走、全員を包み込む心遣い、いつもながら感謝し切れません。

一つひとつが手作りされ、試行錯誤と連携の積み重ねで築かれた展示。
そこには、舞台裏を知る者にしかわからない「静かな凄み」がありました。

カラビナ、絵画、写真といった展示について、どう持ち上げ、どう傾け、どうつり下げたかを、初日の懇親会で、デザイナーの桜沢敬樹さんが穏やかに話してくれました。彼が「普段は平面しかやっていません」と言ったとき、私は内心で大きく驚いていました。


同じく初日の懇親会で、あの直近の宣伝会議賞グランプリの栄冠に輝いた、石神 慎吾さんと、会話させて頂きました。
表参道の頂上、宣伝会議賞の受賞者とは、これまでコピーライター養成講座の講師・受講生としかお目にかかったことがなかったので、感激しました。



エベレスト。

EVE
REST!


人が経験と技術と協力を極め、ようやく辿り着くその頂上で、
もしかしたら天も、一息ついて休んでいるのかもしれませんね。


展示詳細はこちら(note) 

第62回「宣伝会議賞」グランプリ 石神 慎吾さんの作品も紹介されています

「Remember EVEREST!」を特集した「路地裏クリエイティブ」さんのトーク要約の記事はこちら


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