紙の本の良さがわからない人に伝えたいこと
本についてずっと考えていたけどこのあたりで言語化しておきたかったお話。
※2025/5/17 関連記事を末尾に貼り付けました。そちらもどうぞ😊
電子書籍が市民権を得るようになってどのくらい経ちますか。巷では「紙の本」と「電子書籍」のどちらがよいのか論争をあちこちで聞くようになりました(もう下火かも)。
ずっと興味を持ってきたテーマなのでその議論に出会う度に聞き耳を立てるのですが、たしかに!と膝を打つような議論の行方になっているのは皆無で、そのほとんどは外見上・形式上のメリットデメリットの比較と話者の感想で話が終わることが残念でした。
その中でふと、面白いショート動画を見つけたんです。
私はこの動画の中で「紙の本」の魅力の本質に気づかされました。気づいた内容は、電子書籍が現れて紙の本はなくなると言われ続けてもなお紙の本が残り続ける本質的な理由になっていると確信したのでそれを言語化しておきます。
紙の本には、書かれている内容のすべてが詰まっている(詰まっている気にさせてくれる)。
紙の本は、自分が感動した内容が詰まった物理的な紙媒体を手の平に収めることができる快感をもたらす。
紙の本は、読後の感動という非論理的なものを説明したいけど叶わないから、それを所持することで説明ができた感覚を憶えさせてくれる。
つまり紙の本とは、「書かれた中身(抽象物)が、紙というマテリアル(素材)で具現化され、それを読む人に直接伝えてくれる」ものだと言える。
電子書籍にはこの点(リアル)がないのです。
優れた点をあげれば紙よりも電子書籍の方が多いことも考えられるでしょうが、紙の本の魅力についての言及は巷では不十分なようです。その証拠にちょっとAIで試してみました。
AIに「紙の本の良さを理解していない人に対して、その魅力を説明する際に考慮すべきポイント」を教えてと聞いたら返ってきた答えが👇。
・触覚的な体験
・集中力の向上
・視覚的な記憶
・所有感とコレクション
・電子機器からの解放
・読書体験の深さ
・デジタルデトックス
・環境への配慮
・読書の習慣化
・文化的価値と伝統
・五感を刺激する体験
・達成感と進捗の視覚化
ざっと眺めたらわかると思いますが、回答がすごい薄くて表面的。そしてAIはこれを学習によって得ている。ということは、学習に利用される、NETに転がっている「紙の本の魅力」について本質的に掘り下げた内容はほとんどないということに等しい。
いろいろな方々がされている「紙の本」vs「電子書籍」の議論は、建設的なように見えて実は、本質を抑えきれていないものだなぁと改めて思いました。
私はここでこの本質に出会ったので断言できます。それは、
電子書籍やそれに代わる素晴らしいものが出てきたとしても、紙の本はなくならない。
なぜ、そう言えるのか。答えは簡単。紙の本は非論理的なモノの唯一の代替だからです。
文章を読んだ人が感動したものというのは非論理的なもの。非論理的なものを論理的に説明しようとするとすべて嘘になってしまう(ここはショート動画で気づかされた一番の内容)。論理的に説明=マテリアルに落とし込んで表現すること、ですから本来は読んだ感動なんて論理的に説明などできないわけです。でも紙の媒体というのは一部のリアル。そのリアルさは人間にとって、非論理的なものを論理的に存在するように錯覚させてくれるもの、だからです。
人間にとって非論理的なものはなくならない。なぜならば非論理的なものとは人間そのものだから。
これを書くにあたっていろんなことを調べてみるとね、興味深い記事に出会いました。誰が書いたんだろう~と思ってたら、過剰考察でご活躍の lion さん😅。いや~こんなとこでお会いするとは。
彼はとても深く考察されていますが、こちらでも本(文章)が表現する本質には触れられていない。やはりすごい考察力を以ってしても、人間ってものごとを考えるときは表面的なところの概念に支配されがちなのかなぁと思いました。表面的なところから掘っていくのが掘り下げなんですけどね(笑)。
これで私の長々とした「紙の本」vs「電子書籍」の考察は幕を閉じそうです。
新たな気づきというのはどこに転がっているかわかりませんね。そして最後にこの気づきを得れたショート動画を紹介しておきます。岡田斗司夫氏とホリエモンの対談の切り抜きです。たった数分ですがここに書いた本質のすべてがこの動画に含まれています。
ぜひ一度ごらんください^^
本記事について、lionさんがくれた返信に向けたアンサー記事を👇に書いてます。こちらも読むと面白いです😊
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