思考/アニメ観賞 「アニメ攻殻機動隊より問われる生命とは?」
押井守さん監督作品のアニメ映画「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995)」にて登場した「人形使い」及び、神山健治さん監督作品のアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(2006)」にて登場した「傀儡廻(くぐつまわし)」について紹介します。
今回もネタバレです。
神山健治さん監督作品のTVシリーズ再構成版の記事はこちらです。
繰り返しになりますが、本作品群では、体や脳の機械化が進んだ世界観を持ちます。全身の機械化(体は義体化、脳は電脳化)が可能な世界です。非常に高度な情報社会です。
哲学的な作品です。
「哲学と心理学の違い」と検索してみても良いでしょう。
様々な要素が入り混じっており、観る度に新たな視点が得られるでしょう(年齢を重ねることで、視点が変わるのもあるのでしょうが…)。
本題に戻り、押井守監督/士郎正宗原作の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995)」にて登場する「人形使い」とは、情報の海から発生した生命体と自己を定義しています。
「私は情報の海で発生した生命体だ」
「現代の科学は、いまだに生命を定義することが出来ない」
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995)」
押井守 監督 / 士郎正宗 原作
Production I.G
また同作品では、草薙素子より下記のように述べられています。
「人間が人間であるための部品が決して少なくないように、
自分が自分であるためには、驚くほど多くの物が必要なのよ」
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995)」
押井守 監督 / 士郎正宗 原作
Production I.G
一方で神山健治監督/士郎正宗原作の、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(2006)」にて登場する「傀儡廻(くぐつまわし)」の実態は、「草薙素子」やこれまでの作品で登場した人物たちの「正義感」から発生した生命体のように表現されています。
「コシキ・タテアキ」は実は故人であり、何者かが故人の名を名乗り活動していました。
また「草薙素子」は、同時に2体までの義体を操作し(本人が2体までが限界と言及)、個人の正義感から事件に介入したりしており、「傀儡廻(くぐつまわし)」と混合されています。
実際に超優秀な1個人ですが。
人間や生命の定義とは、改めて問い直すとどのような回答が得られるのでしょうね。
有機物であること?
それとも人型であること?
思考能力があること?
果ては、生と死を持ち合わせていること?
本作品ではいわゆる心や魂を、「ゴースト」と表現していますが、作品によりそれぞれ表現方法が異なります。
果たして「ロボットに魂が宿るのか?」という根本的な問いです。
また脳医学が進み、電脳化(機械化)が実現した際に、自己の在り方のジレンマに陥りそうです。
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TVシリーズの総編集版2作品及び「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(2006)」3部作版はこちらから。
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