読書「フロントライン」
増本 淳さんの著書、「フロントライン」を読みました。映画のノベライズ版です。
記憶はどうしても忘れ、風化します。
映像作品や本として残すことで、後の世の振り返りに使用できます。
臨場感と言う観点ですと、映像化の方が良いでしょうか?
演技や演出などにも左右されるので、何とも言えません。
本書の著者である増本 淳さんですが、フジテレビに所属していた際の作品(脚本家兼プロデゥーサー)で、「救命病棟24時」、「Dr.コトー診療所2006」を観た記憶があります。
映画鑑賞時の記事でも述べましたが、本書は医療関係者やダイヤモンド・プリンセス号クルー、政府関係者とうへの取材を基に、演出の都合上、複数の人を1人としたり、仮名で表現されています。
当時は、県外No.の自動車に対して嫌がらせをされた(極々一部だと信じたいですが)、物流の極端な萎縮、集団感染(クラスター)の発生、仕事上で県外への移動の制限など様々な諸問題が噴出しました。
さらに県内での初発症者の特定や、いじめにあわないか、など怖いなぁと感じました。
ただ、本書を読んでいて感心したのが、コロナが騒がれ始めたのが2019年12月だと記憶しておりますが、法改正が迅速(私はそう感じました)になされた点でしょうか。
2020年2月4日に改正されています。私はこの時点でなされていたことを知りませんでした。
注:私はテレビニュースなどほぼ観ないので、知らないだけかもしれませんが…。
厚生労働省より。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第 12 条第1項
及び第 14 条第2項に基づく届出の基準等について(一部改正)
しかしマスコミは、彼らの懸命な救助活動を、
「ずさんな対応」「乗客を閉じ込めるのは人権侵害」と報道し、
DMATは激しいバッシングにさらされる。
それでも彼らは反論することなく、ひたすら救助活動に徹した。
「反論している時間なんてない。
命のために、やれることは全部やる。それがDMATだ」
増本 淳 さん
サンマーク出版
Wikipediaの項目が網羅的でしょうか。
何事もそうですが、未知のものに対して、手探りで試行錯誤していくしか方法はありません。
ましては医療は、患者の体調、持病など前提条件が全く異なります。
本書は、医療関係者や、患者にも家族/友人がおり、ニュースやSNSなどの発達による情報拡散の怖さも描かれています。
原作付きですと、映像作品はどうしても尺の関係上、簡略化されたりしますが、映画作品からのノベライズですので、余すことなく書かれています。
映画作品を観て、登場人物の心情を詳細に知りたいという方に、お勧めできるのではないかと思います。
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