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511.作品そのものはボツだったが、私は目頭が熱くなった...。あ、読んでもらったんだ...。【出版論⑫】


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出版社さんとの付き合い方⑩

 はじめての売り込み。果たしてどうなるんだろう?不安と恍惚とは、こんなことをいうのかも知れない…
そして、売り込んだ…

すると、お返事が来るようになった。なんという奇跡なんでしょう?

そして、自分が送ったように郵便で原稿が返送された...。

 

 

その内容は….。

 

作品そのものはボツだったが、私は目頭が熱くなった...。

あ、読んでもらったんだ...。

 

そして、その手紙文は、同じく手書き文字だった...。

そして、私はさらに驚いた….。

 

👆前号まで

 

「前略 このたびは、わざわざ当社に「出版検討のお願い」をお送りくださいまして、誠にありがとうございます。当社としては内容が面白く、社内でも検討しましたが、現在、○○様の内容の本に関しては現在のところ出版を考えてはおりません。せっかく、素晴らしい作品を書いていただいて、当社を選んで送ってくださり編集者一同感謝申し上げます。また、○○さまのご本は私どものビジネス業界ではなく、エッセイ等を中心にした出版社の方が良いかもしれません。また、今後、当社に合う、ビジネス書をお書きになったらご相談ください。○○さまのご検討を心からお祈り申し上げます。」

敬具 


なんと、丁重な、対応、お断り文なんだろう?

こちら側の勝手な売り込みに対して、返事をくれるなんて...。


私は本が決定ではなかったが、感動してしまった。

だけど、本当に読んでくれたのかどうか、わからない...。

それでも、

「社内で検討した...」

「面白い...」

「…素晴らしい作品」、嘘でも嬉しい。


さらに「感謝する...」

「また、ご相談ください...」


たった1枚の文、お断り分なのに、なんて素敵な出版社なんだろう?

私は、ビジネス書を書いたときにこの出版社さんのこの編集長に会いたいと思った…(数年後に会うことになった…)そして、はじめて送った売り込み先、3社とも同じように返事を頂いた。


「前略 ごめんください。早速、○○さまのお原稿を読ましていただきました。とてもよくまとまっており、本書の着眼点には私たち出版社にとっても大切なことを学ばされました。本来であれば○○様にお会いしてお話しを申し上げたかったのですがお手紙でお許しくださいませ。ご存知だと思いますが、現在は出版大不況の時代となっています。私どもの出版社規模では現実的に出版するにはかなりのリスクが伴います。私どもよりももう少し大きな出版社の方が良いかもしれません。残念ながら、良い本であっても現実はなかなか売れません。出版社としては、恥ずかしながら「売れる本」を中心に考えざる得ないのが実情です。どちらか素晴らしい出版社と出会うことを楽しみにしています。このまま諦めずに出版社をあたってみてください。本社を選んでいただいて心から感謝申し上げます。また、次に何かの企画がありましたらご遠慮なくお送りください。」


なんたる言葉、

「良くまとまっている...」

「大切なことを学ばせてもらった...」

「出版不況」

「リスク」

「良い本でも売れない...」

「売れる本」

「...次に何かの企画があれば...」


断り方が上手?

それとも本心?

さらに「出版不況」

「リスク」だって?確かにそうですよね。

著者は本を出したい。

出版社は売れる本を出したい。


当然ですよね。

売れなければ赤字、倒産してしまうリスクを抱えている。

それに、本の売れない時代...。

その時代であっても売ることが出版社の使命なんですね。


本って、書きたいものを書けばいいわけではない。

ただ、好きな事を書き続ければいいことではない。

売ること、売れなければならない。

そして、発行元の出版社が儲からなければならない。

まさに、著者と出版社は一心同体。


実は、この出版社の編集長とも、後年で会うことになった...。


そして、3社目からも同じように手紙が来た...。

「○○様 こんにちは。先日「○○」原稿を拝受致しました。長年あたためていた作品を弊社のような小さな出版社にお送りいただき、ありがとうございました。出版に関する助言を、と書いていただき、どのようにお返事したものかと考えあぐんでいました。私も、今、どうしても出版したいと考えている本があるのですが、まだまだ力不足で資金的にもむずかしく停滞している状態です。私どもで出版出来ればと思うのですが物理的にむずかしく、よろしければ知人の出版社をご紹介申し上げます、良い結果になることを願っています。」


なんて、あたたかな言葉なんだろう?


そうですよね。

今は、どんな業界も苦しいんですよね。

出版社が1冊の本を出すのには資金がかかる。部数にもよりますが、1冊あたり約300万円から500万円以上かかるという。


もちろん、本の印刷代もありますが、人件費や光熱費、営業費や取材費などもあります。もちろん、出版が決まればデザイナーに装丁デザインや写真撮影などもあります。(自社が忙しい場合は外部のフリーライターさんたちもいる)


そのためには利益がなければ本を発行することができません。

たった1冊の本にどれだけの人たちがかかわるのでしょう。

売れなければ返本の山となる...。


私は、著者は本を書くだけでなくて、

自らも売ることが必要なんだ、と考えるようになった。

そして、私は次の日からまた、毎月3か所と決めて売り込み続けた...。

この出版社からの返信も楽しみとなった。


そして、3冊の本の原稿の1つ目が決まることになったが...。
そう簡単には終わらない…

えっ、8万文字、1冊分のデータが消えた....。

次回「売り込み文見本」「売り込み参考例」その他の特集となります。
お役に立てば幸いです。

次回に続く~


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※さて、毎回、過去作品ですが。「noteと著作権・noteの著作権」として、お役に立ちますよう5作品ずつご紹介いたします。もうすぐ600作品超えてしまうとバックナンバーから消えてしまいますので、(自分の「記事」には残ります)消える前に5作品ずつ掲載することにしました。その後は過去記事のバックナンバーマガジンを作成して保存します。それまでお時間がありましたら「著作権の基本編」をお読みください。みなさまのお役に立てば幸いです。(※実際に確認したい場合は、800~1000作品投稿している方のnoteをご確認ください。)


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ラインスタンプ新作登場~


「noteと言う世界」第3章書くnote「出版論」シリーズを始めました。どうか引き続きお読みください。
また、日々、拘束されている仕事のため、また出張も多く、せっかくいただいているコメントのご返事。お問い合わせメール、お手紙等のお返事がかなり遅れています。しかし、必ず読ませていただいて、翌週には必ずご返事させていただいていますのでどうかお許しください。

では、また(月)(水)(金)にお会いいたしましょう。
いつも読んでいただいて心から感謝申し上げます。


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※本内容は、シリーズ「noteの世界」というテーマで著作権等を交えて解説、感想及びnoteの素晴らしさをお伝えしていく予定です。
私たちの著作権協会は市民を中心としたボランティア団体です。主な活動は出版と講演会活動を中心として全国の都道府県、市町村の「著作権・肖像権・SNS等を中心」にお伝えし続けています。皆様から頂いた問題点や質問事項そのものが全国で困っている問題でもあり、現場の声、現場の問題点をテーマに取り上げて活動しています。
それらのテーマの一部がこのnoteにしているものです。ぜひ、楽しみながらお読みください。
noteの世界は優れたアーティストの世界です。創作した人たちにはわからないかも知れませんが、それを読む人、見る人、聴く人たちがリアルに反応してくれる場所です。もし、本格的なプロの方々が参入してもこの凄さには勝てないかもしれません。プロもマネのできないnoteの世界。これからも楽しみにして皆様のnoteを読み続けています。

私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な思いをお伝えします。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
                    特定非営利活動法人著作権協会


「クリエイター著作権全般」特定非営利活動法人著作権協会(NCA)

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