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メンバーの行動が変わる。ビジョンを共に作るワークショップ

概要


「ウチのチーム、雰囲気はいいんだけど、いまいち成果に繋がってない気がする…」

僕自身、かつてそんなモヤモヤを抱えていました。

メンバー同士の関係性は悪くない。人間関係のストレスは少ない。だけど、戦略性も方向性もなく、思い思いに行動していた。

そんなチームを変えたくて、僕は「ビジョンを共に作るワークショップ」に踏み出しました。

生まれた言葉は――

「個を繋いで、限界を超えるチーム」

若手で経験の浅い仲間たちが、お互いの力を頼りにし、助け合い、学び合うことをチームの“指針”として掲げたとき、空気が、動きが変わりはじめたのです。

このnoteでは、そのワークショップの具体的な進め方と、実際に僕のチームで起きた変化を紹介します。

「いいチーム」から「価値を生むチーム」へ、一歩踏み出すヒントになればうれしいです。


1章:「いいチーム」の落とし穴


――雰囲気はいい。でも成果が出ない


「このチーム、いいよね」と言われることは、ありがたい。

でも、“居心地の良さ”と“価値を生む力”は別物だということを、僕はある経験を通して痛感しました。


当時の僕のチームは、仲もよく、対立も少ない。空気は穏やか。

でも、目標に対する一体感や、自分たちが「何のために」「なぜやるのか」の認識が、バラバラだったんです。


それぞれが良かれと思って動いてはいるものの、どこかチグハグ。

コンサルティングの現場でも、個人主義的な仕事の進め方に陥りがちで、「チームとしての戦略性」や「共通言語」がなかった。


このままでは、いつか限界がくる。

そう思って、僕はメンバーと一緒に「チームビジョンづくり」のワークショップを実施することにしました。


そして、そこで生まれた言葉が

「個を繋いで、限界を超えるチーム」。


経験の浅さや得意不得意をお互いに補い合い、属人的な仕事を共有知に変える“裏のつながり”を大事にしたい――

そんな、メンバー自身の声から生まれたビジョンでした。


この言葉ができてから、チームの行動が変わりました。


メンバーに頼ることが「甘え」ではなく、「成果のための手段」になった

仲間を助けることが「やさしさ」ではなく、「チームの文化」になった

お節介が、当たり前になった



ビジョンがあることで、行動の「理由」ができた。

これが、共創型ビジョンワークショップの本質的な価値なんだと、僕は思っています。


📘 2章:なぜ「共創ビジョン」は成果に効くのか?


共創でつくるビジョンは、なぜチームの成果に繋がるのか?


それは一言でいえば、“行動の軸”が揃うからだと思っています。


そもそも、ビジョンという言葉にはいろんな解釈があります。

企業のスローガンのようなものをイメージする人もいれば、経営層のつくるお題目と感じる人もいるでしょう。


でも、僕たちがつくったのは、「みんなで決めた、私たちの合言葉」でした。


そしてその言葉は、以下のような3つの価値をチームにもたらしました。


✅ 1. 自律的に動く“理由”になる


目の前の仕事が忙しくなると、どうしても「いま必要なこと」だけに意識が向いてしまう。

でも、ビジョンがあると、「この仕事は、あのビジョンに沿っているか?」と問い返すことができるようになる。


たとえばあるメンバーは、こんなふうに言ってくれました。


「最初は“チームで成果”って言われてもピンと来なかった。でも、この言葉ができてから、“一人で抱えこまないこと”が自分の役割なんだって思えるようになった」



この“自分の行動がチームにどう効くか”を意識できるようになるのが、共創ビジョンの一つ目の効果です。


✅ 2. 迷ったときの“判断基準”になる


チームで動くなかでは、いつも完璧な正解があるわけじゃありません。


たとえば、「助けるべきか、自走を待つべきか」みたいな迷い。

そんなとき、共創したビジョンがあると、“どちらがビジョンに沿っているか”で話し合うことができる。


「これって、“個を繋いで限界を超える”って観点で見るとどうなんだろう?」


そんなふうに、ビジョンを軸にした対話が生まれるようになったことも、大きな変化でした。


✅ 3. “他者の意図”を想像できる


共創のなかで見えてきたのは、言葉そのものだけじゃありません。

「なぜその言葉を選んだのか」「どんな経験から出てきたのか」――

その背景にあるメンバーの価値観や痛み、願いが共有されたことが、大きかったんです。


それ以降、誰かの行動を「なぜそうしたの?」と疑うのではなく、


「ああ、この人は“限界を超える”っていう想いで、やろうとしてるんだな」


と、前向きに汲み取るような関係が育っていきました。


ビジョンを“共創”することには、こんなふうにチームの「見えない部分」にじわじわと効いてくる力があります。


単なる方針でも、スローガンでもない。

チームが本音で語り合い、意味づけを共有し、“言葉にする”というプロセスそのものが、その後のチームの“土台”になっていくんだと、今は実感しています。


🛠 3章:僕たちがやった“ビジョン共創ワークショップ”の進め方


「じゃあ、実際どうやって“ビジョン”を共創したの?」


そう聞かれることがよくあります。

ここでは、僕たちがやったワークショップのリアルな流れと工夫したことを紹介していきます。


🧭 ステップ0:事前ワークで「チームのらしさ」「価値」「未来像」を言語化しておく


いきなりワークショップで「さあ、ビジョンを作ろう!」と言っても、正直なところ、戸惑ってしまう人がほとんどだと思います。


そこで、僕たちは**ワークショップの前に、3つの問いからなる“事前ワーク”**をお願いしました。


✅ 事前ワークの設問はこんな内容です:

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