AIの使い道がわからない人へ|半年でAI秘書が5人に|AI活用 進化の旅 #1
「AIがすごいのは分かった。でも、自分は何にどう使えばいいの?」——そこで止まっている人へ。AIにもプログラミングにも詳しくない、ふつうの会社員が、半年でAI秘書を5人持つまでの記録です。
いま、ぼくの代わりに5人のAIが働いている。
健康を管理してくれる係。お金の相談に乗ってくれる係。プログラムを作ってくれる係。文章を書いてくれる係。そして、その全員をまとめてくれる秘書。
……と書くと、いかにも「意識の高い人」っぽく聞こえるかもしれない。でも、半年前のぼくは、無料のGeminiすらまともに使えていなかった、ふつうの会社員だ。
これは、AIにそんなに詳しいわけでも、プログラミングが本業なわけでもない人間が、2026年の2月から半年かけて、AIにできることを少しずつ増やしていったら、いつのまにか「AI秘書チーム」を持つまでになっていた、という記録だ。
「AIがすごいらしい」のは、もうみんな知っている。でも、いざ自分のこととなると——「で、結局、何にどう使えばいいの?」。そこで止まってしまう人は、きっと多い。半年前のぼくが、まさにそうだった。
だからこの連載は、「AIをどう使えばいいのか分からない」という人に向けて書く。特別な才能はいらなかったし、順番にやっていけば、たぶん誰でもここまで来られる。よかったら、ぼくのやってきたことをそのまま参考にしてほしい。
きっかけは「噂」だった
始まりは、たいした動機じゃない。
「Claude Code」というものが、界隈で噂になっていた。AIがコードを書くとか、勝手に作業してくれるとか。それを聞いて、「いまのAIって、実際どこまでできるんだろう?」と気になった。それだけだ。
とはいえ、いきなり噂の最先端を触る勇気はなかった。ぼくはもともとGoogleのサービスを契約していたので、まずは身近なところ——無料のGeminiから触ってみることにした。
そこで出会ったのが、「NotebookLM」という機能だった。
ざっくり言うと、「自分の持っている資料を読み込ませて、その内容をもとに答えさせられる」というもの。ネットの一般論じゃなく、ぼくが渡した資料をベースに話してくれる。これが、最初の小さな感動だった。「AIに自分用の知識を持たせられるのか」と。
見つけた「型」
いろいろ触っているうちに、ぼくはひとつの型にたどり着いた。
①NotebookLMに、自分の資料を登録する
②それをもとにした、自分専用のAI(=Gem)を作る
③あとは、そのGemに相談する
たったこれだけ。でも、この型を覚えてしまえば、テーマを変えるだけで何にでも応用できた。
プログラミングの知識? いらない。難しい設定? ほとんどない。「やりたいこと」と「それに関する資料」さえあれば、自分専用の相談相手が作れてしまう。
この型が、これから話していくこと全部の、共通の土台になっている。
半年で、こんなことができるようになった
専門知識なんて何もなかった。それでも、無料のGeminiとNotebookLMだけで、ぼくはこんなことができるようになった。
・健康管理:毎日サボっていた体重管理を、AIに任せた。いちばんのコツは、AIに「褒めてもらう」ようにしたこと。これだけで、なぜか毎日続くようになって、ちゃんと成果まで出た。
・投資の相談:自分が尊敬する投資家の考え方をAIに読み込ませて、相談相手になってもらった。といっても、どの銘柄をいくら買ったか——みたいな話はこの連載では書かないつもりだ。あくまで「相談相手のつくり方」の話として読んでほしい。
・作詞:好きな曲をAIに読み込ませて、自分の歌詞を作ってもらった。これが想像以上に面白かった。
そして、やりたいことが増えていくうちに、転機が来た。
「相談する」だけでは足りなくなって、ぼくはついに、自分専用の道具(プログラム)までAIに作らせるようになった。さらにその先で、AIは相談相手から、自分で動いてくれる秘書チームへと変わっていった。
冒頭で書いた「5人のAI」は、こうして生まれた。
どれも、最初から狙っていたわけじゃない。「これができたら、次はこれもやりたい」を繰り返していたら、気づいたらここにいた。という感じだ。
これから、その一つひとつを、少しずつ書いていこうと思う。
この半年を、一言でまとめると
ふり返ってみると、ぼくがやってきたことは、3つの段階に分けられる。
AIに「相談する」 → AIに「道具を作らせる」 → AIで「チームを作る」。
最初はただ相談しているだけだった。それが、自分の手足になる道具を作らせるようになり、最後には、役割を持った何人もの秘書が動くチームになった。
この連載では、この3段階を、実際にやった順番どおりにたどっていく。
さいごに
何度でも言うけれど、ぼくはAIの専門家でもないし、プログラミングが本業なわけでもない。ただ「面白そう」というだけで触り始めた、ふつうの会社員だ。
でも、ゼロから始めても、半年あればここまで来られた。
だから、「AIがすごいのは分かったけど、自分は何にどう使えばいいんだろう」——そこで止まっている人にこそ、読んでほしい。ぼくが実際にやってきたことを、これからそのまま書いていくので、気になったところから真似してもらえたら嬉しい。
——次回は、ぼくがいちばん最初にやった「健康管理」の話から。毎日サボっていたぼくが、どうやってAIに「褒めて」もらって続けられるようになったのか、その仕組みを書いてみようと思う。
(つづく)
この連載は「AI活用 進化の旅」として続いています。
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