GRⅳを半年ちょい使った正直な今の気持ち
GR IVを迎えて、半年ちょい。
毎日カバンに入れて、たくさんシャッターを切ってきました。蜜月期間はとっくに過ぎて、冷静な気持ちで良いところも、ちょっと気になるところも、だいぶ見えてきた頃合い。今日はその正直な気持ちを、包み隠さず書いてみようと思います。
先に言っておきます。
大前提として、めちゃくちゃいいカメラです。ここは絶対に揺るぎません。
そのうえで、の話として読んでくださいね。
一度お別れしたから、余計に愛おしい

実は僕、GR IIIで一度GRとお別れしています。
とある、欲しいカメラを購入するための軍資金にするべく手放したんです。
あのときは「まあ、なんとかなるでしょ」なんて思ってたんでふが、これが手放したらGR欠乏症になるんですよ。
ふとした瞬間に「あ、今GRがあったら撮れたのにな」と思う場面が、何度もあった。
だから今回、また手元にGRがあるという事実が、もう単純に嬉しい。防湿庫から取り出すたび、カバンに入れるたび、「GRがある」と噛みしめている。
唯一無二って、こういうことか
APS-Cセンサーを積んでいて、それでいてポケットに入るサイズ。しかもレスポンスが速い。この3つを同時に満たすカメラ、他にありますか?
電源を入れてから構えるまでの、あの速さ。撮りたいと思った瞬間にサッと取り出して撮れる。
この気持ちよさ、スペック表の数字だけじゃ絶対に伝わらない。「唯一無二」なんて言葉、レビューでは便利に使われがちですけど、GRに関しては誇張抜きで当てはまると思っています。
イメージコントロールが楽しい

そして、僕が完全にハマっているのがここ。イメージコントロールの自由度です。
ベースの仕上がりを選んで、そこから彩度、コントラスト、明瞭度、粒状感まで細かく詰めていける。同じポジフィルム調でも、数値の組み合わせ次第でまったくの別物になる。この「自分だけの色を作れる」感覚が、もうたまらなく楽しい。気づけば深夜に設定をいじっている。翌朝それを持ち出して撮って、また調整する。
現像しなくていい。撮った時点で完成している。この気楽さと、それでいて自分の色にできる自由度。両立しているカメラって、なかなかないと思うんですよね。
で、撮れた写真をカメラの液晶よりも大きい画面で見たいじゃないですか?
アプリでの画像転送も結構サクサク進むので、撮るから見る、共有までのフローでストレスが本当に少ない。
毎日持ち運べる。これが最高のスペック

GRなら毎日持ち運べる。この一点に尽きる。
もちろんフルサイズだって持ち運ぼうと思えばできるけど気合いがいる。
スペック表のどこにも書いていないけれど、これこそが最高のスペック。どれだけ高性能でも、防湿庫に置いていってしまえば、写真は一枚も撮れない。
でもGRには、持ち出さない理由がない。軽いから、小さいから、何も考えずにカバンに放り込める。
結果、撮影枚数が明らかに増えた。
撮る回数が増えれば、いい一枚に出会う確率も上がる。「何が撮れるか」より「何枚撮ったか」。その土俵で、GRは圧倒的に強い。
さて、ここからは正直な話を
ここまでベタ褒めしてきましたが、気になるところもあります。せっかくの「正直な今の気持ち」なので、ちゃんと書きます。
撮影体験はあっさり中のあっさり

レンズ交換式の一眼カメラと比べると、撮る行為そのものは、どうしてもあっさりしているんですよね。
撮影する楽しさってあるじゃないですか?
シャッターを切ったときの手応え。ファインダーを覗いて世界を切り取る、あの没入感。「今、写真を撮ってるぞ」という実感。ああいうリッチな体験は、GRにはない。パシャッと軽く、あっさり終わる。
もちろん、それはGRが目指しているものじゃないので、完全に無い物ねだりなのはわかってるつもり。
速さと軽さのために、そこを削ぎ落としたカメラなんですから。
頭ではわかっている。わかっているんですが、改めてOM-3で撮影体験を味わえていることでしみじみ感じてしまうわけです。
AF性能は、もうちょっと欲張りたい

そしてAF。
ここも正直に言います。もう少し欲しい場面があります。
動き回る子どもを追いかけるようなとき、AF-Cや追従性能はかなり粘りが足りない。スナップモードである程度対処できるし、そもそもGRはそういうカメラだと、これもわかってはいるんです。
それでもね。「今の、絶対いい表情だったのに!」という瞬間を逃したときの、あの脱力感。あれだけは、何度経験しても慣れません。
追従はあきらめ、
AF-Sのシングルポイント中央1点。
防塵防滴だったらな

これは完全に僕の願望です。防塵防滴だったら、もっと気楽に連れ回せたのになと。
毎日持ち歩くカメラだからこそ、雨の日も、砂場も、海辺も、何も気にせず構えたい。子どもと外にいる時間が長いぶん、その思いは強くなります。急に雨がぱらついてきたときはカバンにGRをそっと仕舞います。
沈胴式じゃなかったら、もっと最高

同じ流れで、レンズが沈胴式でなかったら、とも思ってしまいます。
沈胴式のおかげであのコンパクトさが実現しているのは、百も承知。理屈では完全に理解している。
それでも、砂やホコリへの気の使い方が変わるだろうし、起動だってさらに速くなるかもしれない。
もし固定式であのサイズが実現できたなら、それはもう完璧じゃないですか。無茶を言っているのはわかっています。わかっていますが、夢くらい見たっていいでしょう。
安心感でつけてますが、
沈胴式じゃなかったらデコレーションリングでさらにかっちょ良くできたり、プロテクトフィルターそのままつけられたりするかも。
今日もカバンに入れておく
さんざん書きましたが、結論は最初から決まっています。
半年ちょい使って、GR IVはやっぱり素晴らしいカメラです。気になる点は、そのほとんどが「このサイズと速さを実現するための代償」で、裏を返せばGRらしさそのもの。全部ひっくるめて、それでも僕はこのカメラを選んでいる。
GRがない生活は考えらなれない。
これからも使い込みますよ。
GR30周年特別バージョンがでると情報ありましたね。
どんなカメラになるのでしょうか?
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