【結果発表】第31回毎月短歌2月自選部門の選者として選ばせていただきました。
第31回毎月短歌2月自選部門の選者として選んでいただきました……ええーわたしでいいの?!すぼらだし短歌読むのに時間かかるし!!と思いながら、自分の勉強にもなるので、選ばせていただきました。
一席
仮装して来てくださいね こっそりとあの世の人も混じれるように(田仲トオルさん)
評
ええ〜!!優しい〜!!!と思って一席にさせていただきました。仮装といえばハロウィン、ハロウィンの仮装といえば、「悪霊に気づかれて攫われるのを防ぐため」のもの。しかしこの作中主体はあの世の人を仲間に入れるために仮装をして来てくださいというのです。優しい……!!
あの世の人が「こっそりと混じ」るというのもけなげな感じがして可愛い……。上質な物語を読んだような味わいの一種でした。
選評初めて書くのですが、こんなにチャラチャラしていていいのだろうか……と思いますが、わたしらしく行きます!!
二席
真っ白な世界ブーツの足跡は今日もきちんと生きてる証(青色紺色さん)
まず、「真っ白な世界/ブーツの足跡は」という意味の切れ目があるのでしょうが、「世界ブーツ」という魅力的すぎるワードが鮮烈に目に入って来ました。銀世界にでっかい足跡がついているイメージからこのブーツの持ち主の今日だけでなく地球は今日も回っているという壮大なイメージが喚起されました。そして銀世界のなかどこかに出かけるこのブーツの持ち主偉すぎる……。本当にきちんと生きてる……。
三席
ナミビアの砂漠で桃を齧らなきゃいのちが液体だって忘れる(ゆかりごはんさん)
映画「ナミビアの砂漠」で知ったのだが、ナミビアの砂漠で水を飲む動物たちの姿をライブカメラで見られるという。そこで「水」を飲むのではなく「桃を齧らなきゃ」と詠んだところに惹かれてとりました。ここでいう桃はただの果実ではなくいのちそのものの象徴のように思います。
いのちは水だけじゃ生きていけないということも考えさせられました。
佳作
スプーンを水平線に差し入れてカレーライスを食べる神さま(花星沙夜さん)
神さま可愛い!!と思ってとりました。スプーンを水平線に入れる、というイメージも素敵です。カレーライスというチョイスが、もうこれしかないな、という感じで決まっています。すこし雑多で身近な食べもの。こちらも絵本をめくったような満足感のある一首でした。
以上4首、選ばせていただきました。
423首読ませていただいて、素敵な歌ばかりだったのですが、初めて選評を書く、ということもあり、4首に絞らせていただきました。
今回は貴重な機会をありがとうございました。
わたしも短歌がんばるぞー!
