🌿 寄り道ギルド保管庫|住人記録【随時更新】
※ここは、「帰れない夜」にだけ辿り着ける場所。
保管庫の扉を開くと、
古い紙の匂いがした。
棚には、
名前の書かれた記録簿が並んでいる。
けれど、
一番奥の棚には、
まだ何も書かれていない空白の背表紙が、
いくつも残されていた。
保管庫には、
これまで確認された住人たちの記録が残されています。
気になる名前を見つけたら、
その人と初めて出会った夜を辿ってみてください。
新しい出会いがあるたび、
この記録のページも、静かに増えていきます。
誰が書いているのかは、
まだ誰も知りません。
* * *
🌿 ギルドの住人たち
☕ コヨリさん
・帰れない夜を迎える世界管理人
湯気の立つミルクと穏やかな笑顔で、
旅人たちを迎えてくれる
ギルドについて多くを知っているようだが、
すべてを語ることはない
🔑はじめて確認された夜:
『誰もラスボスへ向かわない、僕らのnote冒険譚』
最近の記録:
今日の特製スープに、
何かを入れた形跡あり。
* * *
📚 ひよこさん
・接続構造を解析する研究者
難しい言葉で説明してくれるが、
聞けば聞くほど謎が深まることも多い
🔑はじめて確認された夜:
『誰もラスボスへ向かわない、僕らのnote冒険譚』
最近の記録:
スライム一体の観察に、予想以上の時間を要したらしい。
* * *
🔭 イトさん
・世界の変化を観測する賢者
寄り道の先にある小さな変化に、
誰よりも早く気づく
🔑はじめて確認された夜:
『誰もラスボスへ向かわない、僕らのnote冒険譚』
最近の記録:
どこへ寄り道してもイトだったらしい。
本人も理由は分かっていない。
* * *
🐾 カンガエルさん
・問いを手渡す哲学者
答えを教えるのではなく、
新しい視点をそっと残していく
🔑はじめて確認された夜:
『誰もラスボスへ向かわない、僕らのnote冒険譚』
最近の記録:
武闘家に関する書物を読んでいた形跡あり。
* * *
🌙 風の猫
・空気探索者
帰れない夜の気配を追いながら、
ギルドで起こる不思議な出来事を記録している。
🔑はじめて確認された夜:
『誰もラスボスへ向かわない、僕らのnote冒険譚』
最近の記録:
保管庫の記録を気にしているらしい。
※最近は、保管庫に見られている可能性について考えている。
* * *
🧭 銀狐(ギンコ)さん
・境界を巡る旅人
不思議な出来事にも動じることなく、
ふらりと未解放エリアへ足を踏み入れる
気づけば、
誰も知らない帰り道を見つけている
🔑はじめて確認された夜:
『寄り道する創作者たち|23時のギルド #03』
最近の記録:
現在は、食べ終えた唐揚げ棒の串を再利用した「防衛設備」の設計を進めているらしい。
* * *
✨ チャコさん
・星灯りの語り部
誰かが置いていった小さな想いや、
言葉にならなかった気持ちを見つけるのが得意。
強く励ますのではなく、
「そのままでも大丈夫」と思える灯りを、
そっと手渡してくれる
窓際に座り、
住人たちの寄り道を静かに見守っていることが多い
🔑はじめて確認された夜:
『寄り道する創作者たち|ギルドの日常#02』
最近の記録:
窓辺で足を止めた旅人を、
保管庫まで案内していた。
* * *
※この記録は、新しい出会いとともに静かに増えていきます。
次に保管庫を訪れたときには、
見知らぬ名前が増えているかもしれません。
* * *
【保管庫メモ】
保管庫には、ときどき誰かが置き忘れていった「好きだったもの」が残されているらしい。
ただし、何が見えるかは、訪れる人によって少しずつ違うという。
虫取り網。
川で拾った、色とりどりのシーグラス。
使い込まれた色鉛筆。
海辺で拾った貝殻。
名前も分からない花の押し花。
そして、ときどき古い絵本が置かれていることがある。
不思議なことに、その絵本の物語は、開く人によって少しずつ違って見えるという。
忘れていた「好きだったもの」や、その頃の景色を思い出すらしい。
誰かが忘れていた「好き」を取り戻した夜、その記録は静かに消えていく。
だから保管庫の奥には、いつまで経っても埋まらない空白の背表紙が残されている。
そして、保管庫にはときどき黒猫が現れることがある。
何かをくわえていることもあれば、
何も持たずに棚の奥を見つめていることもある。
いつの間にか姿を消しているため、
誰も行き先を知らないという。
誰かが「好きだったもの」を思い出した夜、黒猫はどこかへ消えていくという噂もある。
ただ、
黒猫が現れた夜には、
誰かが置き忘れていた「好きだったもの」が、ひとつ増えていることがある。
けれど、それが誰のものなのかを知る人はいない。
その夜、保管庫のどこかで、古い絵本のページがめくれる音を聞いたという記録も残されている。
🔑 鍵が確認された夜:
『何かが始まる予感|森の管理人日記』
☎ 黒電話
線は繋がっていない。
それでも、ときどき鳴る。
誰からの電話なのか。
なぜ深夜だけ繋がるのか。
まだ、誰も知らない。
ただ、黒電話が鳴った夜には、
ギルドのどこかで、小さな変化が起きることがある。
* * *
🏪 境界のコンビニ
帰れない夜にだけ、ギルドの窓の向こうへ現れる。
棚の並びや商品の種類は、訪れた人や、その夜の気持ちによって変化するという仮説がある。
ただし、同じ夜を過ごした住人たちでも、見えている景色が少しずつ違うことがある。
購入した商品のレシートには、
日付が印字されていないという記録が残されている。
「帰れない気持ちの近くに、現れているだけ」
――構造解析班の記録より。
* * *
【未確認記録】
未解放エリアの一部では、「ブレンディな香りを放つ微生物」が確認されている。
足元に付着しやすい性質を持ち、周囲へ独特の香りを拡散させるという。
長時間その場に滞在すると、方向感覚を失い、予定外の寄り道を繰り返してしまう可能性があるため注意が必要とされている。
特に、低い場所へ集まる習性があることから、「無闇にしゃがみ込んではいけない」という注意喚起の立て看板が設置された。
なお、発見者である境界を巡る旅人は、「うすっ!」という言葉を残してギルドへ帰還したという。
現在も構造解析班による調査が続けられているが、その正体は明らかになっていない。
🔑はじめて確認された夜:
『167 Like Three-Day-Old Seaweed』
※発見者は「空調服が三日ほど浸したワカメのような匂い」と証言したという。
※境界を巡る旅人からの報告をもとに、構造解析班が記録を作成した。
ブレンディな香りは、現在も未解放エリアの一部で微かに観測されているという。
* * *
今夜も保管庫のどこかで、誰かが忘れていた「好き」を思い出しているのかもしれません。
そして、棚の一番奥には。
名前のない背表紙が、
今日も静かに並んでいます。
ときどき、
一冊増えている気がします。
……けれど、
振り返った時には、
誰も、その瞬間を見たことはありません。
