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第5話:第1部 孤独の隙間で出会う(5人目の彼女・紹介での出会い)

前の彼女と別れてから、恋愛に対してあまり真剣になれなくなった。好きだったからこそ、失った痛みが大きすぎて、心を開くのが怖くなっていた。

でも、時間が経つにつれ、寂しさだけは消えなかった。周りが恋人と楽しそうにしているのを見て、自分だけ取り残されている感覚に苛まれる。もう「好きだから付き合う」なんて気持ちはどうでもよくなっていた。誰かと一緒にいたい、ただそれだけ――それが、再び婚活を始めた理由だった。

婚活は週に一度のペースで参加していたが、特別惹かれる人にはなかなか出会えなかった。笑顔や会話は楽しめるけれど、心から「この人だ」と思える人は現れない。そんな中、以前婚活で知り合った年上の女性が、私に合う人を紹介してくれると言ってきた。

顔合わせの日、彼女は年上ながら、どこか甘えん坊で、一人っ子らしい無邪気さもあった。正直、見た目も会話も悪くないけれど、胸がドキドキするほど惹かれたわけではない。ただ、一緒にいると寂しさが少し和らぐ気がした。

会食後、LINEを交換した。少しだけのやり取りでも、孤独な時間に誰かがいるという安心感は大きかった。それが、私にとっては十分だった。恋愛感情ではなく、ただ「一緒に時間を過ごせる相手」として、彼女との関係は始まった。

好きかどうかは置いておいて、寂しさを埋めるための付き合い。それでも、孤独の穴を埋めるには、彼女と過ごす時間がちょうどよかった。こうして、私たちの関係はゆるやかに動き出したのだった。


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