「フレネミー」のニュースを読んで考えたこと|「言葉の力」と「言葉にしない価値」
こんにちは、アールです。金曜日チルコラムです。
先日、Yahoo!ニュースでZ世代に流行っている言葉の「フレネミー」の記事を読みました。
今回はこの言葉から考えた事を書きたいと思います。
👉そのヤフーの記事はこちら
記事からわかる「モヤモヤの言語化」の良さ
フレネミーとは、フレンドとエネミーを掛け合わせた造語で「友達のようでいて、実は敵のような存在」を表す言葉だそうです。
記事を読むと「確かにこんな人いるな…」と思えるような例が出ていました(笑)
自分にとってマイナスになりそうなことを、わざわざ人前で味方のふりして言う行動に対して、
「なんとなく嫌だった行動がフレネミーとして言語化されたことで、軽いノリで指摘しやすくなった」
と記事には書いてありました。
「フレネミー」という少しポップな言葉で表現することで、必要以上に深刻になりすぎず、自分の気持ちを楽にできる面もあるのかなと思いました。
でも一方で、ちょっと気を付けたいなとも思いました。
ラベリングによる落とし穴
ポップなラベルだからこそ、気軽に
「あの人はフレネミーだ」
とラベリングしてしまう。
そしてそのラベルは、相手を「嫌な人」と明確に、自分の中で仕分けしてしまうこともあるのではないでしょうか。
最初「なんかモヤモヤするな」という人でも、その後、関係性が変わるということも意外とよくあります。
でも、ラベリングしてしまうことで、その思いを確信してしまう。
まさに確証バイアス(自分の考えに合う情報を優先的に集めてしまう)が発動して、より不快さが増しやすくなる可能性があると思います。
そうなると、ちょっと「苦手」な人が、なんか「嫌い」な人になり、コミュニケーションにマイナス面が出るかもしれません。
もしかしたら
誤解が生まれていた。
相手の言葉選びが下手だった。
そんな状況も、「フレネミー」という言葉が、その可能性を見えづらくしてしまうこともあるのかもしれません。
言葉にすることの「強さ」と「弱さ」
私は研修講師やキャリアコンサルタントとして、社会人や学生の「言語化」をサポートすることが多いです。
言葉にすることで、自分の思いを強くしたり、本当に大切にしたい価値観に気づいたり、
それが組織や人を成長させることにつながることを実感しています。
言語化には、人の力を引き出す大きな力があると思っています。
でも一方で、今回の記事のように一つの言葉にまとめてしまうことで、本来のもっと繊細な感情や考えを見えづらくしてしまう可能性もあるかもなと感じました。
歌詞が教えてくれた「言葉にしない価値」
私が心に残っている曲、BUMP OF CHICKENの「GO」の歌詞にこんな一節があります。
「どうしたくてこうしたのか、理由を探すクセがある。
人に説明できるような 言葉に直ってたまるかよ」
より
人の細やかな心の機微や、積み重ねてきた深い経験、自分でもまだ整理できていない気持ち。
そういうものは、簡単に言葉へ置き換えられるものばかりではない。
そんなことを思い起こさせてくれます。
何でも急いで言葉にしたり、分かりやすいラベルに当てはめたりすることで、自分の本当に大切な気持ちまで単純化してしまわないようにしたいとも思いました。
言葉にすることも大切。
でも、時には言葉にならない感覚を、そのまま大切にしておくことにも価値がある。
そんなことを、このニュースを機に考えました。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。
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