エネルギーをもらえる場所|商店街の秘密基地へ
*この記事の文字数:約1300文字*
長年行ってみたかった場所がありました。
それは立ち飲み屋さん。
友人が店主と知り合いで、中途半端な時間に席を取ってくれました。
本当は予約なんかできないお店です。
そこは、商店街。
酒屋に隣接したお店です。
酒屋は、今の店主さんで3代目。
獺祭はもちろん、ワインも現地まで買い付けに行ったりされているそうです。
広くはない店内には、お酒だけではなく、調味料も同じくらいの種類があります。
奄美大島やら壱岐やらから、美味しいものが集まっていました。
その、3代目の奥様がとってもお料理上手で、立ち飲み屋さんをすることになったのだとか。
以前から、お店の隣に通路があるなぁとは思っていました。
幅80cmほどです。
赤いビール瓶箱がたくさん積み上がり、狭い通路がより狭くなっています。
物置にしてるのだと思っていました。
でも、その通路こそが、お店へ繋がる道でした。
6〜7メートルまっすぐ進むと、小さな扉がありました。
高さは140cmくらいでしょうか。
かがんで入ると、そこは異空間。

カウンターにぎっしりと並ぶ老若男女。
15、6名の方が楽しくお食事されていました。
その後ろにはテーブル席。
壁にもたれつつ、食事をとったり、おしゃべりしたり、ひしめき合っています。
カウンターの中には従業員さんが5、6人。
手際よく、常連さんとおしゃべりしながら、遠くのお客様に注文を聞いたり、作ったり、よそったりと、忙しそう。
まるで「千と千尋の神隠し」のワンシーンのような世界。
席に着くと、お隣さんが話しかけてくれました。
その間に斜め前の方とも会話が始まったり。
戸惑いながらもリラックスして話せる不思議な場所です。
わたし達が行ったのは6時半ごろでしたが、隣の方が気さくに話しかけてくれました。
5時の開店時に行列ができていて、カウンターにいる方々は第一陣で入った人ですよ、と。
そして、お料理。
レバーのクリームマスタード煮。
ゆりねの天ぷら。
しその入った厚焼き卵。
ここでしか食べられないのでは?
という、「こりゃ旨飯」の目白押しでした。
出てきたお料理を一つも写真に収めていないことが悔やまれます。

「うまうま」言うてる間に、第一陣の常連さんらしき女性が何人か帰っていかれました。
バリキャリという感じではなかったですが、お勤めされてるんだろうなと推測されるお姉さん。
一人でパッときて、パッと帰れる人は、かっこいいなぁと憧れました。
自分の足できちんと立って、自分を癒せる人なのでしょう。
「今日は行こう」って、きっと夜を楽しみに1日をがんばったんだろうな、と想像しました。
耳に入ってくる話もなんだか熱い。
バーの経営者らしき方々や、蔵元の息子さんなどいらっしゃるようでした。
連れてきてくれた友人も、個人飲食店経営者の奥様です。
「紹介するから来て」
と声がかかり、狭い店内を行き交う人々。
エネルギーが溢れているようでした。
お酒の力もあるのでしょう。
そして熱く語りたくなる何かがある場なんだと思います。
その場にいるだけで、壁や天井に乱反射して、パワーのおこぼれをいただきました。
わたしはまだ一回目。
小さな扉の奥には、まだ何かがあると踏んでいます。
あの扉をくぐって、お店の秘密を探れる日がくるといいなぁ。
あなたは、エネルギーをもらえる場所、ありますか?

2026.3.6追記
たくさん読んでくださりありがとうございます😊


いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは、創作活動に使わせていただいております。
その活動をまたnoteにも還元しています。
いつも温かい応援をありがとうございます🤗